ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

Italia

お客さんは宇宙人

赤ちゃんキリスト様、招待された家庭の玄関で光ってました。 今日は復活祭の一週間前にあたるドメニカ・デッレ・パルメですよ。 キリストがエルサレムに入城した際、民衆が椰子の葉を振って歓迎したことから、 椰子の木のある南イタリアでは、それにちなんだ…

復活祭への助走

今週の火曜日はゼッポラの日でした! ゼッポラとはいわゆるドーナツです。 カトリックのカレンダーには毎日、諸聖人の日が決まっているんですが、 火曜日は丁度、聖ヨセフの日で、イタリアの父の日です。 聖ヨセフは聖母マリアの配偶者に当たるので、 キリス…

日曜ランチ争奪戦

アントニオ実家にて、猫に集られる獣医 日曜日には家族で御食事というのが、イタリアの習慣となっているが、 カルメンは自分の実家で過ごしたい人、ついでに婚約者のアントニオも カルメンの実家で過ごしたい人。 しばらくの間、アントニオの実家での日曜ラ…

春です!芸術のパスクア前

カルメン作の未完成絵画の前でくつろぐ猫ともらい物のレモン 久しぶりにカルメンの絵の先生アントニオ・モルジェーゼが尋ねてきました! 失業中と知っているのか、月曜日にはよく電話が掛かってきて 数ヶ月に一回の割合で遊びに来るようになり、 久しぶりに…

サザンオスピタリティ

天候不順のナポリ、折角お散歩に出ても雨が降ったり止んだり。 日曜日と月曜日はイタリアの新しい首相を決めるための選挙でした。 日本と違って、政治の話で盛り上がる街の人たち、 どこに行っても誰に一票を入れるべきかで論争している風景が見られます。 …

魅惑のクロスタータ

出発準備の荷物まとめ、お部屋のお掃除を徹底すると、 恐ろしいほどのゴミが出てきました。 壊れたカメラ、携帯電話、テスト勉強で使ったメモ、ノート、 興味の無い科目の本・・・。 全部が全部捨てられるものでないのが問題です。 私がいない間、誰かアパー…

古本ブティック

カルメンパパの脳内出血(脳梗塞ではありませんでした)で、 ネコちゃんのお世話をしに、一週間のうち半分はナポリにいる私ですが、 餌を与えて、トイレを掃除して、毛玉ができないように毛を梳かすだけなので、 別にこれといった任務ではないけど、中には触…

ペルージアは寒いよの巻

寒~い冬のペルージア。 サレルノ大学に来る前、将来のことを考えて、 伝統あるペルージアの大学で、良いイタリア語を身に付けようと 一年ほど在籍していました。 ペルージアは聖フランチェスコで有名なアッシジのすぐ隣、 ローマからは電車で2時間ほどの山…

プレ・クリスマス

サン・グレゴリオ通りのプレゼーピオ売り場 この道はキリスト生誕の様子をミニチュアにしたクリスマスの飾り"プレゼーピオ"用の 素材や人形などが売っている、イタリアでは割と知られた地区になっています。 クリスマスの飾りつけ市は、オーストリアが有名だ…

古生物学博物館とお便り

ある日突然晩秋の始まったナポリ。 買物ついでに、随分ご無沙汰していた古生物学博物館に寄ってみた。 ナポリ大学の伝統的な校舎にある理系博物館の一つで、 有名な恐竜の化石"チーロ"が見られる。 知らないと見逃しそうな入り口。学生以外立ち入り禁止の看…

ナポリの恐怖+1

こんばんは ハロウィンは たのしくすごしましたか わたしわぁ ナポリにいました 活字離れらしく、それっぽい始まり方をしてみましたが、 これだと書き終わりそうにありません。 残念ながらいつもの長い文章で、どうでもいいナポリの写真をアップします。 ナ…

続アンジュー家の城

二つ程前の記事で扱ったカステル・ヌォーヴォ、通称アンジュー家の城、 城内部には、特にこれといった興味深い展示品はなく、 なんとく、旧校舎を歩いているような気分の建物でした。 中庭を通じて、いくつかの入り口があり、 前回の営業妨害ツアーは城の内…

天使いろいろ

天使の存在を信じますか? なんて聞いたら、とうとう頭が行かれてしまったと思われるが、 イタリア美術のモチーフに数多く登場するので、そのまとめです。 別に歴史の話でもなければ、天使にまつわるウンチクでもありません。 素人の美術史ファンから、 知っ…

ナポリのおフランス、アンジュー家の城

Castel nuovo(カステル・ヌオーヴォ) 通称アンジュー家の城と呼ばれる ナポリの海沿いに建つ3つのお城の一つ。 おフランスなんて言ったら、ロココ? 残念ながら、今回の記事はフレンチゴシックなお城のお話です。 お城を建てたのはフランス貴…

ハートを射止めろシチリア土産

アントニオがお得意様からもらった、シチリア土産のお菓子。 シチリアの伝統行事で使われる派手荷車と 迷惑そうなロバさんとやせ細ったワンちゃんが心配な描写。 中身はこんな感じ アーモンドを使ったお菓子2種類入り。 シチリア旅行に行った人なら、見たこ…

ハンドメイド?

なきがらオブジェ、海で拾ったものや食べたものの殻をインテリアに。 まだ秋色ファッションにならないナポリ。 お日様の日差しは少しだけ、弱くなってきたかな? あと一ヶ月もすれば、お部屋のインテリアも海をイメージさせるものから クリスマスのものに変…

ナポリの屋上

ベルナデッタ・ブラシェビッチ・・・ ナポリで緊急医療を専門に仕事やボランティアをしている おばちゃん医師。 カルメンと同じルネサンス様式の建物に住み、 その素晴らしいお宅を訪問してきた。 一口コーヒーで会話が長続きするのだからすごいねー。 ベル…

歯医者様

本文とは関係のないイルカの噴水 やっと歯の治療をしてきたので、その報告です。 ナポリ、サレルノと今回の歯医者さんは、 イタリアで3人目になる。 今回お世話になったのは、ジャンフランコさんという方。 大家の知り合いで、私の自宅から歩いて20分くらい…

夏といえば、山?

夏といえば、海なのかもしれない。 私は断然山派だなあ・・・。 ここ数年は自宅でおとなしくすることの方が多いけど、 大学に入る前の夏休みは、新しい世界に対する期待と希望で かなりアクティブで馬鹿なヤングをしていたので、 お誘いがあれば、いくらでも…

頭の調子を整えるものと古代ギリシャファンクラブ

アントニオが学会でもらってきた猫と犬のぬいぐるみ。 動物病院に置くものらしいが、小児科ではないので、ぬいぐるみをみて心を癒される患畜がいるとは思えない。 猫の方は聴診器が吸盤になっているので、ガラスに貼り付けるのかな? 首吊り状態の動物のぬい…

ポスト・スヌース ニコチンベンデッタ

上の写真、何でしょう? キャップ付きの鉛筆と糊を連想させるような見た目だけど、 こちらは噂の電気煙草。 赤い部分にボトルに入った液体を入れて、電気の熱で熱し、 ニコチンを水蒸気にして摂取するものらしい。 ここ一ヶ月、歯茎煙草スヌースが底を突き、…

休暇の前の冷蔵庫掃除

イタリアは猛暑だった2003年の気温を上回る暑さに見舞われているそうです。 そう思うと、去年は夕方散歩に出かけたり、博物館回りしたりできたっけ・・・。 カルメンも失業中なので、クーラーのないナポリを久しぶりに体験して辛そうだ。 8月に入り、ナポリ…

フィロソファンド金欠病

ここ数週間、経済的に厳しくお財布の小銭を数えながらやりくりしてきました。 (勿論スミスのHeaven knows I’m miserable now を歌いながら) 残念ながら、今回ばかりはのりきれそうにないので、 明日の夕方からカルメンのお世話に…

ノルウェージャン スパルタクス散歩

カミッラがママとサレルノ散歩に来ました。 スパルタクスとは、古代ローマ時代に剣闘士として活躍した奴隷の名前ですが、 それよりも聞き覚えのある"スパルタ式教育"という言葉、 スパルタとはギリシャのドーリア地方にある都市の名前で、 幼少期から軍隊教…

魚料理レストランの嫌味な客

サン・ドメニコ広場のカフェ ここ数日、意味もなくナポリをふらついていたらしいカミッラから、 またもや電話がかかってきた。 スーツケースを買いに行くので付き合って欲しいとのこと。 私は暑さに弱いので、夏になると太陽光を避ける為、室内待機すること…

ブラザーハラムの追悼ミサ

ナポリの聖ドメニコ教会、礼拝堂から主廊を覗く カミッラがママとイタリアへ休暇をとりに来たのはいいけど、 朝っぱらから実況中継おもいっきり生電話がかかってきて、 ナポリに到着する一番早い方法をいちいち説明したり、 ネットで時刻表を調べたりで、疲…

ダニーとカミッラと秘密の部屋

ナポリ国立博物館の廊下 今回の記事は歴史と下品のフューチャリング記事です。 ローマ美術と考古学テストを終えた後に再訪したナポリ国立博物館は 白黒の写真でしか見たことのなかった実物の絵画や 本の中で出会った古代の文豪さんたちとのオフ会のような 懐…

一人の日曜日

今日は私の作ったプチトマトのパスタ。 ニンニクとオリーブオイルとプチトマトに塩を足して、 フライパンに蓋をして数分でできる適当料理、パセリがなかったのが残念。 日曜日は他人のアパートで一人くつろいだので、 台所に転がっている食材で一人ご飯を。 …

パッションウィーク続行中

相変わらず食費の足りない日々を送っている私です。 原発停止のニュースはとても嬉しいけど、 再稼動に力を入れているおじさんたちが沢山いるので、 日本の将来を考えている方には、先日リンクした記事に署名をお願いしたいところです。 さて、相変わらず食…

お料理は楽しく!

ノルウェーからナポリ、一ヶ月以上不在にしたいた自宅に戻ると、 水道料金の未検針分請求がまたしても届いていた。 (ついでに今回はガス代と電話料金までセットでお届けだった) 数年前に同じようなことがあり、2週間を5ユーロで乗り切ったことを覚えている…