ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

魚料理レストランの嫌味な客

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サン・ドメニコ広場のカフェ
 
ここ数日、意味もなくナポリをふらついていたらしいカミッラから、
またもや電話がかかってきた。
スーツケースを買いに行くので付き合って欲しいとのこと。
 
私は暑さに弱いので、夏になると太陽光を避ける為、室内待機することがほとんど、
ここ数日は頭痛と低血圧でかなり弱っていたけど、
カミッラママはもっとお疲れだろうと思ったら、行かないわけには行かない。
 
カフェで待ち合わせして、同行しない旅行の予定にアドバイスをして、
なるべくママの負担を軽くすることを考えた。
 
スーツケースを無事に買い終えると、
海老のグリルが美味しいレストランに連れて行って欲しいとのこと。
ちょっと高いけど、ハズレのないお店に案内した。
 
連れて行ったのは、Zi Tresa(ツィ・テレーサ)という、
卵城のすぐ手前にある雰囲気の良いお店。
 
レストランからの眺め、卵城のすぐ側!
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海と卵城を見ながらの食事はいいかもしれないが、
案内された席のすぐ横につけたあったボートでは、
ナポリの家族が下品な水着姿でくつろいでいた。
 
プラスチックの使い捨てコップにコーラやビールを注ぎ、
サッカー中継を大音量で楽しむ姿と
真っ黒に日焼けしたでっぷりおばさんが、
ギリギリのビキニでナポリ語を話している様子は
ナポリ家族の婆さんコント芝居でも披露しているのかと思うほど、
典型的なドギツイ成金ナポリ家族だった。
 
ナポリ家族見物をするカミッラ、堂々と見せているのだから、楽しもうではないか!とのこと。
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海に近いこともあって、夕暮れ時の日陰は気持ちが良い。
 
先日の追悼ミサの話などしながら料理の到着を待つ。
 
カミッラは以前、ハラムに地獄は存在するのか?という質問をしたことがあった。
それに対して、"死んだら驚いた!かもね。"など、
丹波哲郎大霊界キャッチコピー染みた回答をしたのだとか・・・。
ハラムは驚いたのだろうか・・・。
 
"悲しいけど、今は聖人の一人として空から見ててくれてるよ"というカミッラ。
"パッションピンクのパンツを履いた聖人か・・・"という真面目回答をすると
即様、ドツキコントのように、はたかれてしまいました。
 
 
さて、御食事が到着。
 
私の注文したソレント風ニョッキ。
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ジャガイモ入りのニョッキにモッツァレラチーズを溶かしたトマトソースが絡めてあります。
 
悪くはないけど、チーズの風味に欠ける、カルメンの作ったもののほうが美味しい・・・。
カルメンがお料理上手なせいで、外でめっきり食べたくなくってしまった。
 
 
 
 
カミッラはフシッリのカジキマグロかぼちゃソースあえ
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生クリーム入りでデリケートな味わい、らせん状パスタは手作りだそうです。
魚なしだったら、こっちを注文したな・・・。
 
実はレストランもご一緒するつもりではなかった。
こちらのお店は魚料理が売りなので、野菜ファンの私は二人を送り届けて退散するつもりだったが、
ご馳走したいから、ベジメニューを見つけてなんか食ってけ!という二人に押し切られてお邪魔しました。
 
 
カミッラママが食べたくてたまらなかった海老のグリル、炭火焼。
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添えてあるサラダがひどい状態だ・・・、興味がないので撮影アングルもひどい・・・。
 
カミッラママは魚介料理が好きなので、満足したと喜んでもらえてよかった。
でも海老だったら、ノルウェーのほうが安くて美味しいと思う。
 
 
 
食事をしていると日が暮れてきて良い雰囲気になってきた。
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腹ごしらえして元気になったノルウェーの母子。
 
 
 
レストランの外観はこんな感じ。
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マッシモ・トロイーシの映画で結婚式の会場に使われていそうな、
ノスタルジックなお店、ナポリは時間が止まっているといつも思う。
 
 
 
 
食事のあとは、コーヒーを引っ掛けにホテル近くのバールへ。
 
めっちゃ苦茶怖い写真が撮れてしまいました。
つのだじろうに送ろうか?黒田みのるのほうがいいかな?
 
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カミッラが食べているのは、
チョコレートクリームのカプチーノ風味。
 
日没後とはいえ、こんな甘ったるくて
暑苦しいものを食べれる彼女のバイタリティーはすごい。
 
私は夏のナポリの風物詩、
カフェ・フレッドをいただきました。
エスプレッソを半分凍らせた、
シャーベットとキンキンに冷えたコーヒーの
中間のような飲み物です。
暑いときはこれで少しだけ生き返ることができるので、
日本で夏を過ごしたときも、
冷蔵庫に良く作り置きしておいたっけな・・・。