ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

フィロソファンド金欠病

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ここ数週間、経済的に厳しくお財布の小銭を数えながらやりくりしてきました。
(勿論スミスのHeaven knows I’m miserable now を歌いながら)
 
残念ながら、今回ばかりはのりきれそうにないので、
明日の夕方からカルメンのお世話になることにしました。
 
ナポリに来た当時はユーロではなく通貨はリラで、
スーパーも郊外に行かない限りは、見当たらなかった為、
個人の商店で騙されているのではないかとハラハラしながら買物をした記憶も。
 
貧血がひどかったので、一週間に一回だけ、
唯一好きなお肉の部位、レバーを100グラムほどお肉屋さんで買い、
その金額も50円足らずで、お会計時に随分笑われたことを思い出す。
 
パスタは1キロ50円ほど、トマト缶は20円くらい、
野菜は季節ものだったら、1キロ20円や30円くらいだった。
500円もあれば、一週間の食費はまかなえた。
 
バールでコーヒーが50円ほどで、ピザ屋でマルゲリータピザが200円の時代、
私のホステルでのバイト代も一日千円ほど。
お給料日にはピザ屋でマルゲリータと一緒にファンタを飲むのが楽しみだったっけ・・・。
 
 
ピザの写真がないので、前菜の写真を。
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チーズの包まれているサラミはアメリカに移民したイタリア人が、
アメリカに持ち込めない畜肉製品を内緒で持ち込むために
作り出したチーズ隠しサラミ。
 
消費税が21パーセントと1パーセント値上がりしたのが、今年の一月。
便乗値上げを始めるスーパーが多く、闇市が賑わっているのが現状、
ナポリ中央駅付近の闇タバコ売りはかなり繁盛しているようにさえ見える。
 
経済的に問題の多くなった日本で消費税の増税も進んでいるようだけど、
国の借金を軽減する為というのは本当だろうか?
だとしても、それは解決策ではないと思う。
 
一ユーロも使えない日々が2週間ほど続き、さすがにお勉強に支障が出てきた。
安い果物や野菜でなんとかお腹を満たしていたけど、
それすらない状態になってしまったので、
カルメンに電話をかけて、しばらくお世話になることにした。
 
今年に入ってから、全てにおいて生活費が高騰した。
週末にはお財布がスッカラカンになることが多く、
数年前まで、コンサートで地方に旅行したり、
イケアで食器を買ったりしていたことが遠い過去のようにさえ感じる。
 
今年はアイスも食べていない。
食器棚には小麦粉も砂糖もない、
あるのは、酢と重曹と塩、そして少しのパスタに干からびた人参が少し。
 
カルメンも失業中だけど、食べ物には困っていないから
来るようにと言ってくれたので、
しばらくナポリで猫の世話などしながら、過ごそうと思う。
 
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お腹すいた~・・・。