ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

復活祭への助走

イメージ 1
 
今週の火曜日はゼッポラの日でした!
 
ゼッポラとはいわゆるドーナツです。
 
カトリックのカレンダーには毎日、諸聖人の日が決まっているんですが、
火曜日は丁度、聖ヨセフの日で、イタリアの父の日です。
 
聖ヨセフは聖母マリアの配偶者に当たるので、
キリスト様のお父さんというわけで、この日をお父さんに日にしているようです。
 
カルメンが作ったのをいいことに、私も美味しくいただきました。
 
 
イメージ 2
 
正直なところ、色々な家庭で自慢げに出してくるゼッポラは
小麦粉を水で練って揚げた生地をはちみつ漬けにしました的な
ただ甘いだけで、美味しいと思ったことはなかったのに、
ジャガイモを練りこんだカルメンお手製のゼッポラは
お店で出したら大繁盛しそうなくらい美味しかったです。
 
生地が甘すぎないので、揚げ物だというのに恐ろしい量を二人で平らげました。
イメージ 4
 
 
今週の日曜日はドメニカ・パルマに当たります。
復活祭への序章週間の始まりのような日で、
教会では、オリーブの枝を配り、小銭を稼ぎながら
信者の一年に祝福を与えて下さいます。
また、去年の枝を教会に奉納し、一年の無事を見守ってくれた感謝を示すのだとか。
 
 
珍しくタイムリーな話題ですが、
アントニオが変わったものを持ってきました。
 
イメージ 3
ナポリ近郊ポッツォーリの女子刑務所で生産されるお土産物。
 
マヨルカ焼きの陶器とコーヒー、麻袋のセットです。
卵型のチョコが入っているところを見ると、復活祭仕様と思われる。
 
服役中の女子たちが、所内の工房でコーヒーやカバン、陶器を作って販売しているのだとか。
なんだか、外出禁止の女子修道院と似てるな・・・。
 
ナポリでは季節の挨拶にプレゼントをする習慣があり、
職業柄、もらい物が多いアントニオが一足お先の贈り物をいただいたようです。
 
陶器の下敷きになっている麻袋はバッグになっていて、
カラフルな糸やタッセルのついた、わくわくデザイン。
イメージ 5イメージ 6
 
コーヒー豆の袋を再利用して作られたらしく、南国の香りが漂います。
 
でも、肝心のコーヒーのほうは、イマイチだったな・・・
 
 
数年前はこんな贈り物をくれたメッフェさん、今年は何をくれるかしら?
飼い猫の写真プリントクッションとリンツのチョコ。
 
来週から、もらい物が更に多くなる見込みとはいえ、
イタリアは更なる不況の真っ最中なので、例年並みにはもらってこないだろうな。
 
今年は、選出されたばかりの教皇様、フランシス一世の初復活祭ミサがあるではないですか!
土曜の夜から日曜日の0時にかけて行われるミサ中継が楽しみ。