ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古代と中世の間、そのときローマ人は?

最近、空腹に耐えながらも気になって読んでしまった本がある。 ナポリのあるカンパーニア州山間部、ベネヴェント県とアヴェリーノ県、 そして、私の住む海辺の街、サレルノを結ぶ3つの地域に テリトリーを築いたロンゴバルド族とその土地に逃げていったロー…

フリッパーズギター再び

大ヒットなのはノルウェー産音楽だけではないので 今回はフリッパーズギターとその影響を受けた音楽でも 記事にしてみようかと思う。 フリッパーズギターは1980年代の終わりから90年にかけて たったの3年間の活動しかしていない。 その割には日本の音…

2週間で5ユーロ、飢えない方法

イタリアの大学に留学しているというと さぞかしインテリで良家のお嬢様というイメージで見られがちだ。 確かに30歳過ぎて夢見がちな考古学なんて勉強してたら、 経済的、精神的に余裕があるように見えるよな。 将来に対する怒涛の不安や世界に対する不満と…

イタリア料理に飽きたら・・・

久しぶりに"地元"のお話、といっても2月のお話、 ナポリで珍しいオーガニックのレストランに誘われ、 いつものようにカルメンとアントニオに付いて行って来た・・・ 店の名前があまりにも地味だったので忘れたが(Gastronomia Di Piazza Bellini?とかそんな…

青い夕焼け?

ノルウェーでは夕焼けを見た記憶が無い。 あんなに窓の大きいカミッラアパートにいたのに、 気がついたら暗くなっていたことが多かった。 OSLO こちらは夏に行ったときの写真。 イタリアの夕日が舞台のセットのように バラ色のお日様にオレンジ色の空なのに…

オスロに戻った日

ベルゲンからオスロへ、夜行電車に乗る。 たかが6時間の旅に枕、ブランケット、耳栓にアイマスクまで用意されていた。 今まで、どんなに恋焦がれていた街でも 2回目の訪問で気が収まるまることがほとんどだったのだが、 やっぱりベルゲンは違う。 出発まで…

完璧な騎士物語 Arn シリーズ

ミーハーも考古学も一休みして、ちょっとだけあまり見ない映画の話。 美徳の映画 Arn Tempelridderen スウェーデンの十字軍英雄映画。 主人公のアーン(Arn)は十字軍の騎士になるべく 訓練を積んだ修道士。 愛馬シャロームと出兵したエルサレム、 偶然に…

誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくい考古学の一部についてお教えしましょう

誰でも聞きたがっているかは知らないが、 誰もが勘違いしがちな考古学にまつわる話である。 真面目な記事ではないので、アホに割く時間がない方は パスした方がいいかもしれない。 1、魅惑の学問? 考古学を主題にした大衆商業映画をご存知だろうか? イン…

お墓の話

発掘に当たって、気になる場所がある。 お墓である。 どうしても掘り返したい気分に襲われるのだが、私は死体愛好家のネクロフィリーではない。 こちらは教授や助手直々の手により堀出されることが多い。 それは時代を超えた菌やバクテリーから他所のご子息…

ロコロトンド ベルゲンの妖怪たち

ミーハー記事の続きでございます・・・。 今回でこの手の話は終わりにして、明日から真面目な考古学生に戻ります。 書き足したいことを思い出しながら書いていこうかな? 発掘ラボで荒れまくりの汚い手で失礼・・・昨晩、この汚い手(大腸菌つき)を握ったアイ…

続アイリック・棒、素敵なほうの彼

はじめに・・・・ 私の無い脳みその中をずーっと流れ続けている音楽が こちらの一曲。 御フランスのベルサイユ出身4人組、 Phoenix 左端、ボーカルの変態臭さが妙にセクシーで悪の魅力。 70年代の少女マンガに出てくる不良みたい。 服の着こなしに不潔そ…

バロックだけどルネサンスな南プーリア

実は気が進まなかった、イタリアを旅行するなんて正直なところどうでもいい。 しかも今回は治安の悪さで悪名高いプーリア州である。 なぜ、こんなに行きたくない土地へと行くのか・・・、 それはベルゲンからやってくる7月のギムナジウムおじさんたちが ギ…

私はUFOにさらわれた!

コンサート会場、後方に見えるのがこの地方の伝統住宅トゥルッリ お待ちかねのKOC(Kings Of Convenience)のライブに行って来たのはいいけど、 始まってから終わりまでの記憶が無い。 私の今回の目的は最前列で見ることだった。 自由…