ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

アイヌの方々と自然に敬意を そして きよ。

札幌アイヌ文化交流センター

トイレを我慢してバスを降り、迷わない様グーグルマップで位置を確認し、道路を横断します。

屋根のついた階段があったので、きっとこの道だろうと思い降りて行くと小金湯と目的地が目の前に!

急いで建物の中に入ると、感じの良い男性が“こんにちは”と挨拶してくださいました。

私も挨拶を返すと、トイレの位置を聞かずとも案内板があったのでそのまま進んでいきました。

セーフ・・・

やっぱり私はお腹を壊している。

カレーはマイルドを頼んでおくべきだった。

トイレから展示室へ行く途中、“生活相談室”というお部屋が気になった。

ここはアイヌ文化を保存、紹介するだけでなく、生活するうえでの困りごとなどを相談したりと、本当の意味での交流センターなのだと思いました。

一息ついて展示室のある階へとスロープを歩いて下って行った。

その途中、無料で見られる展示品がいくつかありました。

見覚えのあるアイヌグッツ

ゴールデンカムイは一巻しか読んでいないので良く知りませんが、アシリパさんを思い出します。

そこを下り切って右に進むとお金を払って入る展示室があり、券売機でチケットを買いって中へ、大人はたったの200円です。

入り口には親切な案内の方がいらっしゃって展示品は手で触れてもいいし、写真も撮影OKだということを教えて下さいました。

とても作り込まれた刺繍の着物たち

服の素材は植物の繊維を織ったものがありました。

下着から上着まで、どのように寒さから身を守っていたかがよく分かります。

映像では実際に衣装を着た男女が出てきます、その姿がとても凛々しくてかっこいいのです!

 

食文化についても興味深いキッチンツールがありました。

甘酒をつくる道具だったかな?

まな板兼ボウル

まな板兼ボウルは家に一つ欲しいくらい便利そうです。野菜を切ったりするだけでなくここでラビオリやニョッキを作るのにも使えそうです。

刺繍や素材が興味深く、今まで本やテレビの中でしか見たことのなかったアイヌの生活をアイテムや映像で分かり易く説明してくれるので、とても興味深かったです。

ただ、私、ここで眩暈が始まりました。

展示室には座ってゆっくりできる場所があるにはあるですが、映像コーナーの前は私と同じ来館者のご夫婦が視聴中、もう一つは・・・

アイヌ文様を描いてみよう!(子供用)

お子様用のアイヌ文様を描くための机と椅子でした。

多分、ここに座っていても子供が来なければ問題はなさそうですが、体調を崩していることを優しそうな案内係のおじさんに勘付かれて、心配されるのが私的には問題でした。

なので、まだまだ見たいところを一度出て、椅子のあるところを探します。

体験学習コーナー

出て正面には体験学習コーナーがあり、ストラップ、木彫り、刺繍を楽しむことが出来ます。

これ、ネットの情報で見てやりたかったやつですが、眩暈が始まっては休憩するしかありません、いいんです、私は一度良かった場所には必ず戻ってきますから、次回のお楽しみです。

階段を上った先に椅子とテーブルがあり、水道水表示のウォーターサーバーがありました。

ここで休憩します。

水を飲むと随分落ち着きました。

寒いからか、汗をかかないからか、千葉にいるときより水を飲めていない。

ちょっとした脱水症状だったのか、体は楽になりました。

さて、ここでもアイヌの生活を映像で見せてくれるので、春の生活を選んで見てみることにしました。

現代に生きるアイヌの方が説明をしながらその様子を見せてくれます。

自然に大きなリスペクトを持って生きるその姿に恐ろしく共感し、私は泣くのをこらえて見ていました。

都市に住み、その恩恵を受けて生きる私ですが、見えないもの、聞こえない声と上手く共存するアイヌ方々、私にはその姿が神々しく心を打たれ過ぎて、それ以降の視聴を続けるのが難しく、止めました。

 

春にはその年に困らないだけの食糧が採れるよう山に祈りを捧げます。

家族で鍋を持って山に行き、その場にあるものを調理して美味しく食べます、味よりもその空気がおいしい。

この野草は根っこを採りません、命を絶ってしまうようなものだから。

全ては収穫しません、少しは山に残しておかなければなりません。

山に自然に感謝を捧げます。

 

・・・もう泣きそうでした。

私が自然に対して考えていること、豊穣と畏れ、生きることの全てにおいて、アイヌの方々は人の本質を知り、自然と共存することを知っている人たちと思い、大きな敬意を表明したいです。

アイヌの四季、春の項目だけでここまで心を打たれてしまった私は、そろそろ札幌に戻ろうと思います。

 

ふくろうさん

外に出るとふくろうさんがお見送り。

野外の展示もあるので見て行きます。

何の騒音もない雪の積もった野外ではアイヌ民謡が流れる中、ハイピッチで木を叩く音が混じって聞こえてきました。

木をすごい勢いで叩いていたのはキツツキさんでした。

キツツキさん

突かれた勢いで木もビヨ~ンビヨ~ンと振動してます。

キツツキさん、首の神経とか頭にかかる負担が大きいだろう、大丈夫だろうか?

美しい白樺

野外は家屋や船の展示がありますが、とにかく美しい白樺や山々が見えてお天気が良ければ(時間があれば)ベンチに座ってぼーっとしたい。

大家族向け、核家族向けの家屋が見えます。

家屋の中も素晴らしく再現されていて、とても面白いのです!

当時のトイレもありました。

ご覧の通り、薄暗いので私は既に6時を回る頃だと思い、バス停へと戻ります。

途中、近道をしようと足跡のない道を通ってみると足首まで雪に浸かってしまい、足を引き抜きながら歩くことになりました。完全防水ワークマンのケベックネオを履いてきて良かったと一番感じた瞬間でした。

バス停のつらら

バスはすぐに来て、待っている数分間は寒さを全く感じることはありませんでした。

10代の頃に読んだ沢木耕太郎の『深夜特急』の影響なのか、私はバスの旅が好きで、

この日も札幌駅方面に向かって30分程の路線バスに乗っていたのですが、生活する人たちを感じることができるこの路線が素晴らしくて感動してしまいました。

一体どこに用事があったのだろうと思わせる何もない停留所、きっとトレッキングを済ませてきたであろうお年寄りの方、道の両端にお店や民家が増えてくると降りてスーパーへ吸い込まれていく方、高校前では沢山の生徒が乗り込み、満員でも文句を言うことなく車内で静かに自分の停留所に着くのを待つ生徒たち。

日常生活が垣間見られると人の営みというか、“生きている”ことを感じさせられ、心を動かされずにいることができないのです!

・・・そして私も生きているのでお腹もすいてきました。

昼食をパスしたので当然ですが、寒い地域では空腹くらいが丁度いいといつも思います。

寒いと血液を体の末端まで行きわたらせて寒さをしのぐので、胃の中のものを消化している場合ではない、本気で吐き気と本当に吐いてしまいます。

 

では、札幌最後の食事のメニューはどうしますか?

まだ本調子ではない(お腹が壊れているかも)

すすきのからホテルの間にある店希望(足の水ぶくれが痛くて距離を歩けない)

いつも食べているものが食べたい!

という三つの条件から選んだディナーはこちらです!

monk'sディナーです

午前中見かけたサルバトーレクオモでマリナーラピザをテイクアウトしました。

お芋はセイコーマートの北海道ポテトです。

ホテルのラウンジでコーヒーをもらってお部屋ディナーです。

 

トマトソースとオレガノだけのピザ(バジルでしたが)とトマトソースのバスタは私にとってのソウルフードで、疲れたとき、元気がないとき、本調子でないときなど、元の状態に戻るために食べます。気温の低い野外で過ごした一日だったのでミネストローネを食べるのも良かったな。

サルバトーレクオモでピザを受け取るとレシートに印字された時刻を見てびっくり!

まだ17時でした。

 

 

ホテルのパン100円

ホテルに戻るとロビーでパンの販売があり購入、朝食で残ったパンの詰め合わせです。

賞味期限は当日ですが、パン好きの家族のお土産として購入、こんなに入って100円です。

その後、大浴場で温まり、映画を見ながら翌日の準備に時間を使いました。

雪で明るい夜

最後の夜も外には行かず、ホテルを楽しみました。

雪が積もっていると明るいことをオスロで初めて知ったのですが、そのことを思い出してとても懐かしく感じました。

おはようございます

ほとんど眠れず朝を迎えました。

早起きして朝食をいただき、空港へと向かいます。

・・・朝食、本当に必要だったか?

バスを待っている間、お腹が痛くて中島公園のトイレを使いました。

すっきりしたので大丈夫!とバスに乗り込みますが、やはりお腹が痛い。

外は良いお天気で明るいのに、外にはいつもより人が歩いているのに私は景色よりもトイレが恋しい。

焦り始めると渋滞にはまっていることが発覚、キレイな青い空を見ながら心の中では歌ってはいけない松原ちはるの♪はてーしないー、大空と~の部分だけが何度も繰り返され、もっと北欧を感じさせる好きな音楽と脳内で争いが起こっていました。

そうしているうちに空港に着き、一目散に下車したいところ、皆さん焦っているのか一番前に座っている私が最後に降りることになりました。

海外から来た方が料金の支払い方法がわかっておらず、不足したまま降りようとしたり、運転手さんがそれを説明するも中々終わりそうもない、かと思うと、今度は日本のムッシューがSuicaの残金が足りずにもたもたしたので、スマートに会計した私は一目散にトイレへ。

多分、私はお腹を壊している。

昨晩食べたピザのニンニクが多すぎたのだ。

新千歳空港

道路と支払いの渋滞には嵌ったけど、チェックインには余裕で間に合いました。

やっぱり早めの行動が良かった。

復路もスプリングジャパンです。

保安検査場ではゲーム実況で有名な北海道出身ユーチューバ―”キヨ”。を発見。

襟足を赤く染めて、鞄にマリオのガジェットときよねこ!のぬいぐるみがぶら下がっていました。

あ、ファンの人か!本人じゃないのか~ガッカリ・・・ですが、まわりにキヨ。のファンにいないのでちょっと嬉しかったです。

キヨ。のファンが同じ飛行機に乗るのではないかと目で追っていると家の鍵を検査所のトレーに置き忘れ、搭乗時間まで気づかず、のんきに北海道のお土産らしきものを物色してました(そしてトイレにも行く)。

アナウンスで鍵の拾得物があったことを聞くと自分が鍵を持っていないことにやっと気づき、取りに行くと私のではない。

置き忘れたであろう保安検査場に行くと鍵はスプリングジャパンの搭乗口に渡したということで、北海道に家の鍵を忘れずに済みました。

北海道またね!

帰りは真ん中の席が空席の通路側で足元もゆとりがあり、成田までは割と快適でした。

ただ、家に残してきた猫たちに会いたい気持ちが強すぎて、往路より時間が経つのが遅く感じました。

成田には定刻より少し早めに到着、千葉行の電車の時刻を調べると、次の電車は一時間以上ありません!

早く帰りたかったら特急料金払えってことですよね!

そんなに遠くない千葉まで追加料金を払いたくなかったので、待つことにしました。

13時に着いて、自宅に着いたのは15時過ぎですよ。

猫たちは私を見ても自分の睡眠が大事と言わんばかりに寝ていました。

十分寝て起きてきた一匹が私を見てやっと、目をキラキラさせて膝に乗ってきたのが可笑しかったです。

猫たちとのしばしのお別れは寂しかったですが、とても収穫の多い3日間で、北海道が大好きになり、近所の北海道セレクトショップにも足を運ぶようになりました。

私がなぜ、昔から“北”に引き寄せられるのかわからないので、その理由を探すためしばらく通ってみようと思います。

やっと観光スポットらしきところへ 札幌3日目

 

雪が少し積もりました

おはようございます。

札幌で二回目の朝を迎えます。

窓の外は雪が少し積もっていて、千葉で同じくらい積もったら交通機関がマヒして駅が混雑します。

本日はメインのアイヌ文化交流センターを訪問予定、こちらの施設に行きたくて札幌に来たようなものです。本当です!

当初はウポポイ訪問を考えていたんですが、いろいろな人の意見を聞いて、こちらを訪問することにしました。

今朝は昨日より一時間早く朝食会場に行き、ベッドで横にならず、街へと出ることが出来ました。

時刻は9時半です・・・何してたんだよ!って今でも自分に突っ込みを入れてしまいます。

アイヌ文化交流センターは定山渓温泉方面なので、少し足を延ばして足湯浸かったりするのも楽しそうですが、私には札幌に来たら行かなければいけない場所があるのです。

なので、午前中は中心地を歩き、お昼ご飯はFarm to tabke Terraというヴィーガンメニューのあるレストランで、その後定山渓へ向けて出発という予定で行こうと思います。

赤れんが庁舎、改装中です。

赤れんが庁舎は行かなければいけないところではないですが、近くを通ったので撮影しました。

改装中で原寸大の絵が垂れ下がっています、すごいね。

最初に寄ったのは石屋製菓で、家族のリクエストお土産を購入(白い恋人ですよ!)。

その後はまだ行ったことのなかった地下を通ってこの赤れんが庁舎前に出ました。

地下通路に開いた窓

お天気は暗い雲りです。

地下通路にも沢山の屋台が出ていて興味深いですが、今日の私はお腹が痛い。

と、トイレ~・・・

日本生命ビルのクリスマスツリー

ということでお世話になったのが日本生命ビルの御トイレでした。

日本は至る所に御トイレがあるので安心です。

白銀からゴールドのグラデーションがきれいで、ここで記念写真撮ってる人もチラホラ。

飾りもステキ

保険に入る気もないし、営業になる気もないので、目的地へと急ぎます。

私が札幌に来たら行かなければいけないところ・・・それはサッポロビールファクトリーです。

ビールどころかアルコールは全てダメな私が何故ビール工場へ?

見えてきました

それは小学生の頃に遡ります。

私が小学生の頃、ちょっとしたオカルトブームがあり、心霊写真集などを友達と見たりすることが良くありました。

その中で最も心霊写真として認められた一枚がこのサッポロビールファクトリーで撮影されたものだったのです!

レンガ造りでオスロの元ビール工場と似ています

実際に行ってみると、ショッピングセンターが併設されていて現代的でした。

誰もいない中庭が趣深かったです。

夏はここがビアガーデンになるのでしょうか?

札幌にはサッポロビール園という見学ができる工場もあるので、そちらの方が賑わっているかも。

ここでコスプレして写真撮影しにくる人がいるんだろうけど、一部工事中で写ってはいけないコーンとか見えます。それとも”消しゴムマジックで消してやるのさ”でしょうか?

煙突

私が見た心霊写真はここでしたね。

気になる人は80年代のティーンズ系占い雑誌社からでている女子向け心霊写真集をググってみてください。探せるかはわかりませんが。

今はゴールデンカムイのファンがコスプレ写真撮りに来るところになっていると思います。

ショッピングセンター

煙突の横にはガラス張りのショッピングセンターが併設されています。

このガラス張りの建築もオスロにありがちで、大好きな街の共通点が嬉しい。

こういう建物、千葉にあったら冬以外は地獄です。

中はクリスマス

ガラス張りの建物内部はホームアローンの世界のような大きなツリーとクリスマスの飾りで一杯のエントランスでした。

外の明りが取り入れられるように照明は控えめですが、奥の方はポインセチアがかざってあり、クリスマスワンダーランドな世界観です。

平日は人も少なく穴場です、よし、来年はここで沢山写真撮ろう!

美しい木と雪のコラボ

サッポロビールファクトリーも満喫したので、一度ホテルへ戻ります。

歩いて戻るので結構時間が掛かると思います。

創成川沿いを歩いて二条市場の横を通りながらお昼をどうしようか考えていました。

 

実は食べたくない。

 

予定していたランチはオーガニックサラダバーが付くレストランで、ここでもヴィーガンバーガーのセットが食べられます。

楽しみにしていたけど、無理に食べるのは止めておこうと思い、一旦ホテルに戻りました。

途中、どこにでもあるサルバトーレクオモのレストラン横を通るとランチが結構リーズナブルな価格で提供しているようでした、空腹だったら入ったかも。

ホテルのラウンジ

かわいいホテルのラウンジ、ここでコーヒー休憩します。

ホテルに一度戻ったのは足に出来た大きな水ぶくれで歩くのが辛かったからです。

薬局で靴ズレ用ばんそうこうを買うつもりが、すすきのの薬局は14時オープンで、コンビニにある傷パワーパッドでごまかすことにしました。

二時前のバスには間に合いそうなので、ばんそうこうで少しマシになった足ですすきののじょうてつバス乗り場へと向かいました。

バス停には結構な人がいて、距離を乗るので座りたいところですが、空席はありませんでした。

気になったのはヘルプマークを付けた男性が立ちっぱなしだったことです。

札幌の中心街を出ると目の前の席が空いたので、その男性に声をかけたのですが、席は必要ないとのこと、やせ我慢してませんか?

その席に私は座り、雪深くなっていく景色を楽しみながら”小金湯”停留所を見逃さない様車内のアナウンスを注意深く聞き、10年くらい前に旅行したノルウェーフィヨルド沿いをひたすら走るバスの旅を思い出していました。

そして、と、トイレ~。

お昼を食べていないので胃が空っぽなのにコーヒー飲むとか、カフェインは利尿作用があるうえ、気温が低いので全然汗かいてません。

しかも昨晩のカレーが辛すぎて、多分は私はお腹を壊している。

早く着いてくれ~。

適当なところで降りてトイレを済ませたいが、街からかなり遠ざかってしまった。

アイヌ文化交流センターまで我慢するのが一番のトイレへの近道だろうと結論付けて我慢する。

 

今日はお日様が出ないので薄暗くて少しホラーな気分、じょうてつバスで向かった先がまさかこんなに郊外だったとは?!

トイレはどこ?

小金湯停留所

・・・こうやって写真で見るとあまり雪が積もっているように見えないけど、自分が言ったときは凄い雪山に置き去りにされた気分だったな~、でも北海道なので明るくて不気味さは感じない。

お天気はこんなに暗いのに。

クリスマスイベント 札幌

大通公園

横に長い大通公園、西側の端っこから歩き始めるも、遠くに見える眩しい光をめがけてひたすら歩きました。

イルミネーションを行っていない場所は暗くて、身の危険を感じるしまう・・・それは薄暗いオスロの公園にいるのが薬局で買えないお薬を服用する方々や個人商店で販売してはいけない液体を飲用しすぎる人たちのたむろする姿を連想させるからでしょうか?

人感センサーつき半球体ディスコ

人が一人入れるくらいの透明な半円にミラーボールとスポットライトが設置されていてセンサー前に立つとスイッチが入り、ディスコ会場のように華やかなライトアップが数秒みられますが、中には入れません。

噴水と回廊?

ここが一番華やかだったかな?

イタリアではクリスマスイルミネーションで有名な街に10年も住んでいたのに、今回程優しい気持ちで鑑賞したのは初めてです。

まあ、競馬のイルミネーションはいけ好かなかったです。馬は賭博の道具ではありません。

 

お花

5つの花びらをもつライラックモチーフでしたっけ?

カラフルに色が変わります。

ここで無料の写真撮影サービスがあったので、参加しました!もちろん一人で!!

写真はすぐにプリントされますが、葉書サイズのものを無料で下さいました。

ホワイトイルミネーション2023”の文字が電飾をバックに描かれ、右端にさっき撮ってもらった自分の間抜けズラ写真が4コマまんがの吹き出しくらいのサイズで印刷されたやつです。

大きい写真が欲しい人は有料で購入可能です。

床に現れる花

かわいいお花が床を照らします。

ホワイトイルミネーションはきれいですが、往復して鑑賞するほど元気ではないので、クリスマス市の方へと歩いて行きます。

懐かしいクリスマス市です!

ミュンヘンクリスマス市は思ったより小さい規模でした。

こちらの方が人が多くて皆さん飲食を楽しんでいる様子。

市場中央にあるツリーに絵馬のようなお願い事を書いたものがぶら下がっていましたが、大人の字で“サンタさんにあえますように”とか“来年も二人で来ようね”とか、急に白けました。

多分、栄養が足りてない。

食べ物屋台に目ぼしいものがなかったからでしょう。

イタリアにもありそうな屋台

こちらはドイツ風だと思いますが、クリスマスの飾りとドイツ料理の屋台がほとんどでしたが、イタリアのクリスマス市は物産展みたいな感じで地方のチーズやサラミに加え、各地のクリスマス菓子、グミばかりの屋台と食べ物が中心でした。

暖かいお部屋

市場には寒さから一時避難できるお部屋が用意されていました。

飲食はできませんが、気温が低くなっても安心感があります。

プレゼーピオ

ここには懐かしのプレゼーピオもあります。

イタリアではツリーよりキリスト生誕のジオラマを飾る家庭が多かったです。

クリスマスシーズンらしいものを二つも見れたので、そろそろ晩御飯にしますか。

今晩はずっと行きたかったアーユルベーダのインド料理店、Jyoti(ジョーティ)にお邪魔します。

 

Jyoti the door to India

ジョーティは狸小路商店街の一角にありますが、ビルの中にあり、エレベーターを使って上がっていくので、ちょっと入りにくいです。

狸小路からここまでの古いビルの横はまるでグルメ漫画のアニメ版”美味しんぼ”のオープニングに出てくる繁華街の光をバックの歩く山岡史郎の世界観・・・中村由真の♪Dan Dan 気になる~っ心で歌ってました・・・って誰もわからない比喩でごめんなさい。

ちょっとバブル遺産ぽいビル群が手入れされないまま時間が経過して未だ現役という感じです。

お店に入れば、美味しんぼではなくリゾートっぽい南国ムードの装飾で居心地が良く、一人で食べに来ている人もいました。

まだ7時なので人の入りは少なく、夜景を見ながら食べることが出来るカウンター席は窓際にあります(でも景色見ている場合ではなかった)。

サモサ

まずはサモサをいただきます。

なぜなら、サモサがまずい店はカレーも期待できないからだ。

インド料理屋の味はサモサで決まる、良い油を使っているか、スパイスを日本人好みに変えていないか、ジャガイモの調理、中身の量、そのすべてがコックの腕を表しているといっても過言じゃない(山岡史郎風に)

・・・それはどうかは知りませんが、サモサが好きなので、折角札幌まで来て寄った店で食べないわけにはいかないのです!ラーメン好きが札幌でラーメンを食べずに帰るようなものです。

カレー風味のジャガイモを小麦粉の生地で包んで揚げたというインドスナック、私もよく作ったりしたけれど、インド料理店で食べるスパイスの香りだけはどうしても特定できず、再現できないのでたまに食べたくなってしまいます。

野菜カレーとフルカ

私、何をどう思ったのか、カレーの付け合わせにご飯かロティを頼めば良かったのに、炭水化物を減らそうと考え、フルカというパパドみたいな小さいものを注文してしまいます。

ニンジンがハートになってるカレーは中辛を頼みましたが、関東カレー連盟の辛さ指標より2段階くらい辛くて激辛でした。

私が涙を流しながら食べている姿を心配してか、サービスでウーロン茶を提供してくださいました。

早くホテルでくつろぎたかったので、食後すぐに会計に・・・レジには見慣れた顔のムッシューがいらっしゃいました。

有名なインド占星術師のマハヴィルさんです!

嬉しさのあまり、レジ横にある東京で買えるスパイスミックスでも買ってしまいそうな勢いでしたが、挨拶だけしてお店を後に。

その後、ホテルに戻り、セイコーマートで買った北海道ポテトを食べながらぼーっと過ごすこと数時間、もう寝た方がいい時間なのに、私はサスペンス映画を再生してしまうのでした。

こちらの映画です↓

klockworx-v.com

老朽化したテレビ塔に登った二人が戻る手段を無くし、地上600メートルの足場がほとんどない塔の上に残されてしまうという話。

タイトル通り、何度も落下しそうになるので、ウトウトしながら見ていてもドキドキが止まらずに目が覚めてしまいました。

 

札幌駅の南側中心地は全て歩いたと思われる一日でお疲れなのに、寝付けません。

12時過ぎには部屋を暗くするも明日の予定にワクワクしすぎて、朝が待ち遠しいのです!

プランB 札幌で迎えた朝

中島公園

おはようごさいます。

札幌について安心したはずなのに寝付けなかった私は朝ごはん後に二度寝してしまいました。

それでも目が覚めたのが11時半なんて奇跡すぎる。

モエレ沼公園に行く予定でしたが、今から行くと夕方予定している藻岩山登山に間に合いそうもないので、もう一つの計画”プランB”を実行することにしました。

ホテル近くにある中島公園を散策し、円山にあるヴィーガンカフェでランチして、藻岩山へ行くコースです。

お天気も雲がある晴れなので、日中は結構暑くなるかも?

では、早速いってきましょう。

中島公園

うっすら雪が積もっています。

ところで、い、今何時?

中島公園

12時7分?!

快晴でないとはいえ、もう午後4時みたいな薄暗さじゃないですか?

ええ~!千葉だったらもっとお日様がまぶしく輝いている時間帯ですよ!

そもそもナポリだったら、目を開けていられないくらいもっと明るい!

ああ~、ザ・北国!

私は今、北海道にいます!って実感がわいてドキドキです。

切り株

落ち葉と雪コラボで美しい切り株。

雪が積もっていないことを残念に思っていたけど、こういう瞬間を見られたことの方がレアなんじゃないか?

積もり途中の雪なんて、そのときを狙って旅行する方が難しいと思います。

銀杏、拾いたい

銀杏も沢山落ちてます。

まさにナチュラルハーモニーな色彩そのもの、自然の中の色彩は居心地の良さを感じると唱えた自然科学者ルードが現代色彩学で述べた有名な配色です。

池の水、凍ってます

お日様が射しているのに池には氷が張っている。

なんてことない道なんでしょうが、自然に飢えている私には輝かしくて・・・

誰ともすれ違うことがなかった園内ですが、この辺で散歩している親子がいて微笑ましかったです。

珍しく明るく撮れた一枚

太陽は出ているけど、傾き加減が私の体内時計を狂わしている気がする。

天文台

豊平館

月曜日で休館中なのに窓辺に人が見えた。

現代風の防水ジャケットを着た男性がいました、見てはいけないものをまた見てしまったのか?・・・と思ったら、開館中の看板があってひと安心。

同じ北方西洋建築だけど、私の知っている北欧のものと随分違うように見えます。

こちらはもっとロシア風にみえるかな?

中島公園出口の橋にあった雪の結晶

豊平館の近くに出口があったので、小川を渡って公園を後にします。

中島公園はもっと広いらしいですが、地図もない私はこれで見た気になってます。

ここからは円山をめざして歩きます。

とりあえず中心街を周回するトラムがあるので、路線を辿りながら歩けば着くだろうと街歩きを始めますが、観光で歩く地域ではないということは確実に分かります。

実際に生活する人がいるのがよく分かるくらい、照明が薄暗いスーパーとか店構えが80年代な雰囲気の商店、これって、私が良く知っている歩きつくした街オスロにそっくり。

ノルウェーの首都オスロも住宅街に入ると薄暗い商店と流行りと無縁な防寒に重点を置いた服装の人たちがいて、懐かしくて心臓ドッキドキ(寝不足で低血圧で心拍数が早くなってます)。

歩いているとすっごくしっくりしているけど、私は確実に南から来た観光客にしか見えなかったと思う。

歩道にはほとんど雪が積もっていないのに重装備な防水、防寒、防滑ブーツにニット帽ではなくて毛糸のフード、そんなに寒くないのにワークマンの防寒上着で着こんでいる姿はザ・関東の観光客でしょう。

消火栓

札幌の消火栓は黄色いのか?

かわいかったので写真を撮ってしまった。

ここでは赤より黄色の方が目立つ気がする、やっぱり火事は多いのかな?

ちょっとお日様が影に入ると暗い

まだ午後1時頃なはずなのに、日陰の範囲が広くてとっても暗く感じる。

この雑貨屋さんも店構えがかわいかったけど、営業中?

もう16時頃の感覚、実際にはまだ14時前です。

Holistic Bio Cafe VeggyWay

地下鉄円山駅を目指して30分程歩き続け、バスターミナルを越えると憧れのヴィーガンカフェ、ヴェジウェイに着きます。

私が行くとは思えないくらいオシャレなカフェですが、今日はこちらでランチをいただきます。

べジミートのハンバーガ

べジミートのハンバーガーとコーヒー、レーズンサンドを注文。

バーガーのパテは私が今まで食べたべジバーガーとは食感も味も違うもので、英語で表現するなら少しチューイーで炭火焼のような風味があります。

こちらのべジミートをごはんの上に乗せた丼もあります。

カフェではありますが、メニューにラーメンやザンギもありました、全部ヴィーガンです。

レーズンサンドとコーヒー
お日様が恋しかったので窓際に座ったら、明るすぎた。

レーズンサンドはココナッツバターを使っているらしく、テイクアウトは保冷バッグ持参が望ましいようです。

コーヒーもオーガニックでブラックで飲むのが前提らしく、私にはウレシイ限り。

マクドナルドよりは高いですが、良いものを食べた満足感が高いです。

美味しくお腹が満たされたら、藻岩山に向かって再び歩き始めようと思います。

ギャラリーモンマ?展示場の看板が見えますが・・・

円山公園を散歩しても良かったけど、時刻は午後2時をまわってしまったので、藻岩山に直行です。徒歩で!

山のふもとというのか、この辺りの地域は立派な一軒家や多く、つい写真に収めたくなるんですが、途中Momaコレクションの展示会かと思わせるような看板?表示を見かけました。よく見るとMoma ではなくMonmaでした。

3階建ての家とか、半地下室つきとか、入り口の前に風除室?というのか、ノルウェーでもよく見る玄関の前に玄関があったりと、北国らしい建築だけど、北欧の住宅というよりカナダっぽい。北欧はもっとミニマリストで家の色がカラフルかな?

家を見ながら歩いていたら、着いてしまった藻岩山の登山口。

慈啓会登山口

初心者コースなので毎日登る人もいるし、4歳でも登れるという情報を信じてこれから開始します。

夕暮れから夜景になっていく景色を見たいので3時半から登って丁度いいのではないかと思います。

復路はロープウェイを使う予定です。

一人登山、それも雪がうっすら積もっている山でナイトハイクとかハードルが高すぎます。

熊さん注意

入り口の掲示板で熊さんの登場記録があり、怖気づく。

一人で登山なので、熊さんにバッタリあったら、驚いた勢いで滑落してそのまま気づかれることなく春まで見つからないかもしれない。

熊よりも私が心配していることは滑落で、履いている靴は防滑機能は付いているけど、スパイクではないし、アイゼンは空港で没収されているし、そもそも足にフィットしていないのでグリップが弱いのは舗装された道を歩いていたって感じる。

ここまで来たのだから、登るしかないので勇気を奮い立たせて登ります。

真剣に一歩一歩確実に登っているので写真は撮らず、“命を大事に”を心に登る。

途中かなり急な場所があり、右は落下しそうな急斜面、左も壁になっている急斜面でつかむところもなく、誰かの足跡の上を歩いて何とか登るけど、怖かった!

登って10分程で汗だくです。

休憩地点になっているリフト跡付近でクマよけの鈴が聞こえた。

下山する結構な御年のムッシューがゴム長で現れた。

登山道ではすれ違う人にあいさつをする習慣があるはずなので、ニシキゴイ並の声で“こんにちは~!”と声を掛けるが、すごく驚かれてしまい、数秒経ってから返事が返ってきた。

もしかしてこういう静かなところでは囁くようにあいさつしたほうがいいのかも?

雪崩か?私の声のレベルで雪崩が起こるから?

リフト跡に着くと中年夫婦がクマよけにラジオを掛けながら休憩中、今度は控えめに声かけ、相手も同じように返事を下さった。

水を一口飲んで、頂上まであとどれくらいかグーグルマップで確認しようとスマホを取り出すと、

 

なんと!圏外です!!

 

楽天モバイルは藻岩山では圏外なのですか?!

これでは滑落しても救急車を自分で呼べない・・・急に背筋が寒くなってきた。

日の入りまでに頂上に着かなければと勇気を奮い立たせて登り始めますが、なんせ日が傾くのが早くてすぐに薄暗くなってきてしまった。

ここまで30分かかっているので、降りるのも同じくらい時間が掛かると考えると、頂上を目指すよりも下山した方が安全だろうと、中腹くらいのところで引き返しました。

最後の難関は登るのに苦労した急こう配で足場が危うい箇所、私、お尻をついておりました。それでも安定しなくて半分泣きながらゆっくり確実に前に進み、登山口に戻ってきた頃には暗くなってました。

無事に戻って来れて良かった。

さて、次は暗くなってからが楽しい大通公園へ歩いて行きます。

結構な距離がありますが、結構楽しいのです。

 

ここはどこ?

大通公園に決まっているではないですか!

札幌に着きましたよ!だらだら過ごす一日目の夜

時計台

小樽からバスに乗って時計台前で降りました。

札幌の地下鉄が通っているような街中に入っても道が広くて、郊外型店舗みたいな薬局があったり、人が歩いていないし、まるで深夜のような静けさ・・・だったんですが、時計台まで来るとさすが中心地、パラパラと人がいます!

初めての場所に行ったら、まずがホテルへ直行し、周辺の地理と治安を確認することにしているので、そのままホテルのあるすすきの方面へ徒歩で向かいます。

すごいのは迷わずにたどり着いたこと!

宿泊したのはホテルリリーフすすきのという中島公園とすすきのの間にあるビジネスホテルです。

禁煙セミダブルルーム

ホテルは沢山ありますが、ここに決めた理由はラウンジで飲み物とサービスでパンが食べられること、大浴場もあって、朝食料金が非常に安く設定されており、その内容も私向けのパン、サラダ、シリアル、ジャガイモ(あと目玉焼きとかソーセージとか)、無駄がないのが良かったです。

ちなみにお部屋ではVODが入っていて映画が見られますが、ネットフリックスみたいなものを想像していた私にはちょっとガッカリで、20年くらい前のエコノミークラスを彷彿させるような大変狭い範囲での選択肢しかありませんでした。

アメニティも受付前に自分で取っていく方式で、私は歯ブラシ、くし、ヘアゴムとお茶をもらいました。化粧水とか乳液は普段から使っていないのでここぞとばかりに使いたいのですが、中に入っている成分がわからないので取りませんでした。

お茶は伊藤園なので味はお墨付きです。

セイコーマートのポテト

その後、夕食を食べにインド占星術師のいるインド料理店”ジョーティ”に行くつもりでしたが、体内時計が22時(実際は20時前)だったのでセイコーマートに行って北海道ポテトとコロッケ、ガラナで夕食にしました。

このポテト、砂糖水にでも浸けてから揚げているのか、ほんのり甘くてはまってしまい、毎晩食べました。コロッケは特に感動はなかったですが、ガラナはイタリアのキノット的な炭酸飲料だと思って飲んだら、少しメントール的なものを感じました。味のクセは問題なかったですが、甘すぎて全然飲めませんでした。

 

食事を軽く済まし、家に電話をかけて猫の様子を聞いていたら、時刻は22時です。

23時から楽しみに見ている海外ドラマ”DOC明日へのカルテ”があるのでお風呂に入ります。

大浴場は一階にあって、男女入れ替え制となっています。

脱衣場には北海道の乳酸菌飲料カツゲンの他にウォーターサーバーがあったので冷水を頂いてから部屋に戻りました。その後、部屋で靴に履き替えてからラウンジへ行き、コーヒーをもらって部屋へ、館内着とスリッパでラウンジに来る人もいるかもしれませんが、私はその辺が妙に欧州ルールなので面倒くさいです。

ラウンジには福島の修道院から来たシスターが二人いらっしゃって、ソフトクリームがおいしかったとか話してくれました。修道院の人たちっていつも話しやすい。優しいお祖母ちゃんみたいな感じです。

そして、ドラマを見た後はVODで映画を。

主人公はロックスター、小説家、シリアルキラーという3人の違う人生を送っていて、一人ずつ死んでいくことで接点を持ち始め、最終的にそれは一人の実在する人間が現実世界からの逃避を行うために脳に与えられた刺激が見せていたという話でした。半分寝ながら見ていたので最後が思い出せません。

窓の外では雪が薄く積もっています

ドラマのあとに映画ってことは時刻は午前2時近く。

二日ばかりあまり寝ていない(バスの中で熟睡はした)のに、眠くない。

絶対に疲れているはずなので電気を消します。

物音のしない静かな環境ですが、雪の積もり具合が気になったりして起き上がったり、ベッドの布団が薄くて軽いので寒く感じるも暖房が消したままになっていたり、そして暑くてまた消したり、翌日の予定を確認しているといつの間にか外が明るくなってきました。

 

おはようございます。

 

朝ごはん

誰かの足音とドアの開閉音、エレベーターの作動音が聞こえてくると安心して少し寝てしまい、いつもならこのままお昼頃まで寝ているけど、朝ごはんを食べるために9時にはラウンジに行きました。

すいません、全部ヴィーガン仕様ではないです。

パンです!

パンはホテルで焼いていて、パン・オ・レザン、ショコラ、チョコデーニッシュ、クロワッサンに加えセーフと思われるごまパンあたりもいただきました。どれもミニサイズなのでいろいろな種類が楽しめます。

デーニッシュはサクサク、でもバター臭くない(植物油使用希望)ごまパンはすごく上手に発酵していて、ナポリピザの生地みたいなモッチリ感があり、とてもおいしかったです。

サラダとハッシュポテト、シリアルヨーグルトがけ

あとはシリアルをヨーグルトでいただき、果物はオレンジとグレープフルーツでした。

サラダにはドレッシングの他にオリーブオイルとレモン汁が用意されていたので、そちらで味付けを、宿泊記で朝ごはんのことは知っていたので、パンに野菜を挟んでサンドイッチを作るつもりでしたが、目の前にすると何だか面倒くさくて別々に頂きました。

この日はハッシュポテトでしたが、日によってポテトフライがあって、やはり甘い。

美味しくてお代わりしたいけど、普段食べない時間帯の食事はあまり胃袋が受け付けない。

コーヒーをもらってご馳走さま。

二日目の予定はモエレ沼公園と藻岩山登山というハードスケジュールです。

部屋に戻って身支度しますが、空模様が暗く電気を付けないお部屋でベッドに座ると・・・不思議、気が付いたら11時半ですよ!

寝てしまった!

けど、安心してください!(自分に)

そんなこともあろうと私にはプランBがしっかりあります。

小樽でノスタルジーの続き

小樽駅

アッテナさんと別れて、日和山灯台へと出発します。

まずは駅でSuicaをチャージして、おたる水族館行のバスを探します。始発が駅に決まっているのになぜか駅から運河方面に真っ直ぐ伸びる緩やかな坂道を下って行くと道が広くて歩きやすいことや雪がパラパラと降ってくる様子に北海道に来たという実感がわいてきます。

-2℃の小樽

氷点下だけど、全然寒くないのはノルウェーにいるときと同じで、電車の中もワオキツネザルの店内も暖房がよく効いていたので体が冷えずにずっとあたたかいままだからかな。

海が見たくて緩やかな坂を下って行ったけど、バスの出発時刻が気になって駅に戻りました。

おたる水族館はバスで15分くらいの祝津という地域にあるのに、割と頻繁にバスがあるようで、すぐに乗ることが出来ました。

住宅街の中をうねうね走るコースのバスで家はあるのに人気がなく、オスロ郊外よりもっとゴーストタウン的で、そこと抜けると目の前が開けてきて海が見えました。

最寄りの停留所より手前の祝津3丁目で降り、地元っぽい人も一緒に降りたのですが、この辺りに民家なんてあるのだろうか?というくらい空き地と海とボート、そして無人感、さすがに後は付けませんが、ここで誰かが生きているということに興味深々。

この辺で降りました。白鳥番屋という歴史的建造物らしい。

食堂前の海と駐車場

少し行くと食堂があり、昔祖父さんに連れて行ってもらったような市場の食堂的で爺様の思い出に少し浸りつつ、そう言えば自分より早く死ぬとは思わなかったハル子婆さんのことを思い出しながら歩きます。

 

日和山灯台ではない夕焼けの灯台が美しい

雲の色も光の当たり具合もヨーロッパで見るような空でテンションぶち上げマックスです。

枯れ木と崖とボート小屋?

ノルウェーのベルゲンでバスと間違えて乗るとこういう景色のところに行けます。

 

バス停を降りた瞬間から日和山灯台は見えていたけど、結構歩きます。

とても楽しい道のりなのでいいけど、できれば小樽駅から歩いてこれたらもっと良かったかもしれない。

ニシン御殿 休館中

灯台の坂道の途中に有名なニシン御殿があります。

日和山灯台 

ニシン御殿から少し歩くと日和山灯台に到着です。

こちらも閉鎖中なので外から灯台を眺めます。

・・・折角バスに乗ってきたのにニシン御殿も灯台も中を見れないじゃないか!

なーんて、営業時間はしっかり調べてきて、それでも見たいから来たのですよ。

私は海辺の街に行くなら灯台まで行かないと気が済まないくらい灯台の景色が好きです。こちらの灯台は赤と白にペイントされていて珍しいので小樽行を決めたときから計画していました。

誰もいない海と天気がすぐれないけどきれいな空が見えるシチュエーション、最高じゃないですか。

崖ですよ!

岩の構造が見える崖です。

崖の下

左にホテル、右に灯台

左のホテルはノイシュロスだったかな?

ここに泊まったら良い景色が見れそうですが、近くにセイコーマートはなさそうなので、ホテルステイ目的で行きたいです。

雪が積もっていないのが心残りですが、周辺の散歩だけで脳みそのストレスゲージがリセットされたような感じです。

こんな寂しい景色を見て喜んでいる私は多分“寂しくない人間”なんだと思います。

友達はいないけど。

大満足で小樽駅へ向かうバスに乗り込みます。

帰りはおたる水族館の停留所にバスが止まっていたので乗車してしばらく待ちました。

復路は海沿いのルートを通るようで、途中レンガ造りの建物を通過したのですが、そこを見た瞬間、夢で見た風景を思い出しました。

私はあの敷地内を歩いたことがある!

急に心臓がどきどきして苦しかったです(原因は寝不足)。

しばらくそんな感覚を忘れていた私ですが、たまに現地に行く前に夢の中で見学することがあるので、いろいろな忘れていた直感のようなものが戻りつつあるのかもしれません。

そんなことより、車窓から見える雪が風で舞う様子に関心しつつも駅の一つ手前の停留所で降りて、今度は運河方面へと歩くことにしました。

本当は西洋美術館に行きたかったですが、時間は午後5時。

え?5時?!まだ5時ですか?

暗くなるの早くないですか?

私はてっきり8時頃になっていると思っていたので、ちょっとラッキー。

そのまま運河へと歩いて行きます。

小樽運河プラザ

小樽運河プラザでは観光案内とかお産物が売っている上、トイレがあるのでとりあえず使わせてもらいました。

旅行中、トイレを見つけたら使っておくという鉄則をずっと守っておりますが、日本は至る所にあるので、それほど困ったことはない。

道が雪で白くなるくらい薄く積もったいたので東アジア系の若者が嬉しそうに写真撮影していて、その姿を見た私も幸せな気分になりました。

中にあったグラスのツリー

丁度、小樽運河のイルミネーションが見られるらしいので私も少し歩きます。

まあ、そんなに混んでいない、場所によってはほとんど人はいないので浸れます、光る運河がキレイとか、雪がロマンチックとか、電気の供給源が泊原発だろうか?とか。

イタリアにいたときはクリスマス時期に電気の無駄遣いみたいなイルミネーションが街をあげて飾られるんですが、その電気はフランスの原発から来ていることをしっていると悲しくなります。天然ガスによる発電もしていたのかな?今はロシア・ウクライナ戦争で電気代もすごく高くなったようです。

運河のイルミネーション

・・・素敵です。

 

西洋美術館

こちらの美術館はニトリ美術館の一つで、ユーゲンスタイルを始め、ヨーロッパの内装展示が見られるらしいので行くつもりでしたが、祝津の景色で幸せになりすぎたので次回のお楽しみにすることにしました。

雪ってこうやって積もって行くだなと街を歩きながら思いました。

駅に向かって歩いて行くのですが、途中ニトリステンドグラス美術館や歴史的建造物など、手が届きそうな古い時代の西洋建築、私にとってのネオクラシックからリバティ様式がミックスされたような・・・優美さとシンプル、暖色と無彩色等々、一概に様式で答えられない近代建築がいろいろとありました。

なので写真はあえて載せませんが小樽バインとかニトリステンドグラス美術館とかの建物の事です。

地理的に近いのもありますが、小樽はロシア風な街並に感じます。

本当はもっとレトロ散歩といわれるような界隈を楽しむのが小樽の醍醐味なのかもしれませんが、脳みそのチャンネルがずれている私は日本のレトロ(昭和レトロとか大正ロマンとか)より街並みとそこで生きている人たちを見ることや自然の素晴らしさを感じる今回の散歩に大満足でした。

 

駅に着くと、電車には乗らず相変わらずバスが好きな私は時間が掛かるの承知で札幌行のバスに乗り込みました。

車窓からは・・・発車してすぐに眠ってしまい、目が覚めると高速道路を降りるところで、そこからは降車する時計台前まで眠気と闘っていました。

私にもノスタルジーな街 小樽

新千歳空港から快速エアポートに乗り小樽へと向かいます。

出発からずっとテンションダダ下がりの私ですが、JRの駅に着くと用事で名古屋に行くときと同じような感覚で、まあまあ落ち着きつつありました。

始発から終点の電車内では、初めて聞くのに違和感のない駅名を不思議に思いながら、気持ちが焦っているので永遠に小樽に着かないのではないかと感じていました。

すごい迫力、逆光の小樽駅

何故焦っているかというと、地図の読めない女で方向感覚が反対方向にずれているため、真っ直ぐな道でさえ迷宮になる私が!小樽に着いたら絵本と環境雑貨の店”ワオキツネザル”に一人で向かわなければならないからです!

こちらのお店、ヤフーブログで記事を書いていた10年以上も前に、環境問題について情報集めをしていた頃から交流のあるアッテナさんのお店です。無添加、無香料の雑貨やセレクト絵本を扱っているお店ですが、なぜか私はずっとカフェだと思っていて、ここでコーヒーをいただくのがイタリアから戻った当時の目標でした。

やっと!その目標を達成できるかもしれない・・・のにしっかり眠れていないので低血圧で心拍数だけ早いまま小樽駅に到着。

人の流れに乗って付いて行くと、ユーチューブの“小樽半日観光VーLog”で見たガラスのランプに“るたお”表記の駅名看板があり、異世界に迷い込んでしまったのではないことが分かったので少々安心して改札を出ます。

駅舎内は結構な人で小樽が千葉より都会だと思いました。観光客も案内係り(公式の人だと思う、イタリアだったら信用してはいけない人)もいて、バーガーキングもある。

ここから、私は自分に起きた奇跡に驚かされます。

なんと!”ワオキツネザル”まで迷うことなく地図で確認すらしないのに着いてしまったのです!!もしかして行ったことあったのかしら?出発前にグーグルマップでチェックしただけでこんなに簡単に見つけることができるのだろうか?

ワオキツネザルさん

小樽に住んでいる人なら見たことがありそうな北欧風の佇まい、看板のワオキツネザルがとってもステキ。かわいくて住みたい。

扉を開けると、ブログでいつもフランクにコメントをしてくれていたアッテナさんがいました・・・安心感で気が抜けた。ネットやメールで何度も交信していても文章の受け取り方は人それぞれで、私はあまりそれを感じ取るのが上手ではないので、思ったような人と違っていたらどうしようと心配していたけど、しばらく連絡を取っていなかったブランクを感じさせない、“知っている人”でした。

ステキな木のテーブルにはおいしそうなお弁当が用意されている。なんて理想的な一場面を見ているのだろうと思う自分を客観的に感じていました。

アッテナさんが用意してくれたお弁当は私の食のわがままに合わせたヴィーガン弁当。

興奮して写真を取り忘れてしまったけど、ヒヨコマメ入り大豆ミートキーマカレー金時豆入り雑穀ごはん、別のお皿で厚揚げ、ブロッコリ、ポテトサラダ、ミニお好み焼きと盛りだくさん。実は飛行機に乗った後の胃袋はあまり本調子でなくて、全部食べられる自信はなかったのに、完食してしまった。それぞれの食材の味付けが食べていて飽きないことと、大好きなカレーというのが嬉しかった。

スプーンとお箸が使い捨てでないのもさすがアッテナさん!しかも、猫舌の私に気づいてくれてお水を出してくれました。食後もオーガニックのコーヒーをいただきながら、交流のなかった長い時間を感じさせない、正直に生きていた頃の私でありながら話をすることが出来て、自分の中のヒューマニズムが再起動するのを感じました。

すてきな商品が並ぶ店内
無垢材の床と漆喰の壁が夢見る天然建築

お店の中をいろいろ見せてもらいましたが、興味ある商品が一杯!私が敬愛するアレッポの石鹸までありました!買って帰りたいものが多数ある中で自分の荷物が既に6キロ越えなので、お土産の重量を考えると購入に踏み切れない、お話に夢中で商品を吟味できなかったのもありますが・・・。実はめちゃくちゃ多忙なアッテナさん、この日は無理を言って時間を作ってもらったのです。

みなさん、気にして下さい。

そうそう、私は日本に戻ってからたまにブログはアップしていたけど、なかなか定着しない仕事や職業訓練に今までの反骨精神というか、大きいものに立ち向かわずに飲み込まれることを訓練してきたので、イタリアにいたときに感じていたことを記事にアップすることを避け、SNSも身バレを防ぐべくして発信するのを止めてしまった。その内ヤフーブログが終了し、折角相互フォローしていた人たちとも別々の会社のブログに移行して行き、音信不通の状態が続いたままだった。

だから、今回アッテナさんに会うのは少し恥ずかしかったのだけど、思い切って連絡を取って良かった!

 

”どうして今、北海道に来ようと思ったの?”

この質問をされて私も驚いたのだけど、私を知っている誰もが同じ質問をすると思う。

うまくは説明できないけど、異動続きだった職場でやっと理想的な場所に配属されたことと、ノルウェーに行くことが難しくなったことが理由だと思う。

2020年のコロナ流行で帰国後の隔離期間を入れると、そんなまとまった休みは取れそうになく、その上陰性証明書(検査したことない)とかワクチン接種証明書(未接種)とかを英語で発行したり、現在は必要ないと言われても戦争でロシア上空は通過が難しく南回りルートで行くことを検討しようにも、今度はパレスティナで戦争ですよ。

戦争なんて誰も幸せじゃないよ!今すぐ止めて!!

早い話がノルウェー行きを計画できなかった三年間でじわじわと明るい北国北海道に行くことを静かに計画していたのです。

・・・楽しい時間はすぐに過ぎるもので、美味しいオーガニックコーヒーをいただきながら、思いのたけを話すことが出来て私の眠気もすっかり吹き飛んだのでした。

やっと、重い腰を上げて家を出てきて良かったと思いました。

ワオキツネザルは船見坂という映画の舞台になった坂道の入り口にあるので、写真を取っている人がチラホラ、私も一枚取ってもらいました。

船見坂

ここから登っていくと海を見渡せるビュースポットのようでしたが、そんなことも知らずに小樽駅へと足早に戻りました。

アッテナさんとのお別れは名残惜しかったですが、“ここなら(ノルウェーより)気軽に来れるでしょ?”という言葉をいただき、再訪を楽しみにワオキツネザルを後にしました。

”giuro, vivo la mia propria vita. 私は自分の信条に沿って強く生きる”

街を歩きながらそう心に誓って、バスに乗り込みます。

次の行き先は日和山灯台です。