上の写真、何でしょう?
キャップ付きの鉛筆と糊を連想させるような見た目だけど、
こちらは噂の電気煙草。
赤い部分にボトルに入った液体を入れて、電気の熱で熱し、
ニコチンを水蒸気にして摂取するものらしい。
ここ一ヶ月、歯茎煙草スヌースが底を突き、
脳みそのしおれた私を心配して、
スカンジナビアファン繋がりのエンリコ君が
ニコチン補給源にと一週間貸し出ししてくれたが、
スヌースの代わりにはならなさそうだ。
甘ったるい香料の香りがあり、いつもの偏頭痛がもっとひどくなったので、
私には良い効果は期待できそうにない、週末にはお返しが決定になった。
歯茎煙草スヌース。
主にスウェーデンで生産され、100年近い伝統を持つ歯茎煙草も
EUのアホな法律で販売が禁止されている。
北欧では非喫煙者の権利が少なくとも
イタリアよりは守られているため、
冬の寒い時期にコート、帽子、手袋とフル装備で
煙草を吸いに外に行かなければならないため、
室内で、誰にも迷惑をかけずに楽しめる歯茎タバコが
開発されたのではないかと思う。
私は目の前で煙草を吸われるなら、
こちらのスヌースを利用して欲しいといつも思う。
イタリア語の読める方へ。
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ただニコチンを補給するだけなら、
イタリアでも普通に売っている煙草をまた始めればよいのだが、
スヌースと過ごした4ヶ月、煙に対する耐性がなくなり、
まとわり付く悪臭に、また始めようとする気をすっかり失ってしまった。
私のブログによってくれる人で、煙草を吸う人はいるかしら?
もし、いらっしゃったら、少しだけ耳を傾けて欲しいことがあります。
吸わない人の権利を守ってください。
酵素ジュースやピクルスを手作りする割りには、
健康に気を使っていない私でも、自分だけ害を被ってくれと、いつも思う。
なんだか、まとまりが付かなくなってしまったけど、
スヌースの無くなった私が唯一、良かったニコチン摂取法は
こちらの禁煙ガム。
試供品をもらっていたので、先週ためしに使ってみました。
急に元気になって、突然やる気が湧いてきたので、
やっと目の上のコブになっているラテン文学を再開できそう。
おまけ
イタリアとノルウェーの煙草事情。
イタリアでは日本の昭和といった感じの煙草屋が健在である。
薄暗い店内にズラリと並んだ煙草、
親切な店では値段もきちんと表記され(それでも小銭をちょろまかされる)、
バールに併設されている場所も結構見かける。
健康被害が顕著なため、医療費が基本的に無料なイタリアでは、
煙草税が値上がりし続け、一番安いものでも20本入りが4ユーロほどするようになった。
なので、節約派はこちらの紙巻煙草を利用したりする。
煙草の葉と専用の巻紙、フィルターで
自分で煙草を作るのだが、かけられる税率が変わってくるので、
随分安く済む。
数年前までは、大麻吸引用に購入する人が多かったため、
こちらの煙草を吸っていた私は常習者だと思われてたりして。
大麻も試したけど、煙草より依存性が少ない。
煙草よりも害は少ないことは最近の研究で分かってきたそうです。
植物が早く成長し、儲けが少ないことから
禁止させたという話もきいた・・・。
利益が大好きなおじさん、一度大変な暮らしをしてみて下さい。
ノルウェーはというと、煙草は20本入りで最低でも8ユーロくらいはする。
煙草はスーパーやコンビニで売っているらしいが、
どこにおいてある分からないような場合が多い。
イタリアのように、ケースなどに陳列して見えるようにはなっていない。
金額も表示されていないので、気軽に買えない。
パッケージが見えない、金額が分からない、
知っている銘柄がない、買い方が複雑・・・など、
購買意欲を落とす工夫が多数なされており、
2年前に訪問したときは、コンビニのお姉さんや
スーパーで後ろに並んでいた、ちょっと不良のおっさんに
アドバイスをもらって・・・ある意味楽しかったです。
逆に、ローマの空港では煙草コーナーはないのに、
北欧の国際線フェリーや空港では大きな売り場と
品揃え、そしてその金額に驚き。
ついでに、最近ネットでスヌースのプライスチェックをしているが、
デンマークでは高福祉にも関わらず、スヌースの金額が安いので、
もし、生まれ変わるなら、次はデンマーク人がいいな。