北欧と言えば、建築です!
オスロは首都として、これと言ったランドマークがない街で
他の北欧諸国や同じノルウェーの地方都市と比べても
観光で来る場合は、インパクトが非常に弱いんですが、
それでも数多くの興味魅かれる建築物が沢山あります。
まず、オスロの新名所であるマッド・ビルディング
はい、できそこないのレゴです。
集合住宅を段状に造り、彩光率を上げていたり、
不規則な窓を作って、模様のように仕上げたり、
本のような薄い建物を間に挟んだりと
限りある面積を使って、上手にまとめています。
ここは建築業界ではかなり高い評価を得ているようですが、
近くで見ると、高層ビルが並んでいるだけ。
オスロ中央駅の裏手にありますが、
川沿いの散歩道から、海の出口付近は
結構暗くて、人通りが少なかったので、
この建築群を作ることで活性化を図ったんでしょうか?
こちらは上のマッド・ビルディングから50年以上、時代を遡った建物。
ただのスーパーですが、70年代の映画、
オルセン・バンデンに出てきそうな古臭い建物で、
二階部分は、おそらく住宅でしょう。
色彩も陰気くさくて、雨雲とよくマッチしています。
この辺は昔ながらの戸建てが並び、人気がなかったので
まるで、50年前を歩いているような気分になります。
上の住宅街から、少し先に進むと、集合住宅があります。
三角屋根のアパートが5棟程並んでいました。
・・・構造好きにはたまらない現場です!
よく見ると、斜めに角度を付けて並んでいるのがわかりますか?
窓が大きくても、隣の棟から家の中が覗けない工夫になっています。
面白いのは、一棟、一棟、建てるのではなく、
5棟同時建設されていること!
さらに、内装は済んでいるのか、中には人が住んでいるようです。
こちらは、三角教会。
ノルウェーで教会や他の公共施設でも、
こういう三角の建物をたまに見かけます。
雪の多い地域で、屋根の雪下ろしをしなくも良いという利点からか、
わかりませんが、後者であれば、
70年代以降に建てられた可能性が高いです。
もう少し突っ込んで書きたかったんですが、
参考文献は見つかりませんでした。
こちらは割と新しい建物で、用途は不明です。
確か、大学の研究室だった気がします。
上の教会より少し中心街寄りになっただけで、
雪下ろしの心配が減るのか、四角い建物になりました。
オスロでここ数年に建てられた建築物に
よく見かけるタイプの木材とコンクリートの両方を
まるで装飾のように使って建てられたもので、
窓枠がカラフルです。
オリエンテーリングをしながら、
今まで行ったことのない地域に足を踏み込みました。
とっても混雑していて、
教会とモスクとアラブ風の装飾が一杯のショッピングセンターや
ナポリか?と思わせられるような、お店がひしめいている
東の地域や
昔ながらの住宅街や18世紀の建造物が多い西の地域、
折角来たけど、写真に収められたのはほんの少しだけでした。
西側の住宅街の真ん中にあった、不思議な一角のカフェ。
今回のカメラはレンズがとっても繊細なので、
雨がちなオスロでは、鞄にしまってお出かけ、
写真を撮ろうにも、鞄から取り出して、
ファインダーを覗きながらピント調節をするのに
やはり、時間が掛かってしまいます。
以前のコンパクトデジカメの能動性の良さに
改めて気づきました・・・。
でもね・・・一眼レフだと、イメージセンサーが大きいので、
こんな写真も撮れましたよ。
見飽きた近所の教会に架かる虹・・・
肉眼ではもう少し薄く見えた虹も、カメラのセンサーでばっちりです!