一体あんた、どれだけノルウェーにいたの?
って質問されそうなくらい、毎日アップしてますが、
実は以前に比べて、イベントも素敵男子との出会いもなく
今回は毎日オリエンテーリングと聖オラフ教会でのミサばっかりで
特に記事に出来そうなことはない・・・けど、
久ぶりのカミッラに圧倒されて、
脳みその容量のほとんどを占領されてしまい、
出発前に自分が布団から起き上がることすら
拒否していたことなんて忘れてます。
それだけ強烈だったカミッラとの毎日を
誰かに共有しないでいれますかね?
これ、認知行動療法とかいう、医者の進めるセラピーよりも
ずっと効果がありますよ!
うつで辛い人はカミッラに会いに行け!と私は言いたい。
ただし、効果は人それぞれです。
コルプス・クリスティの前に、
準備体操のつもりでオリエンテーリングに行きました。
オスロ大学の方向へ進みます。
これ、何の建物?
北欧っぽい木で出来た不思議な建物。
これ、保育園なんだそうです。
建物の中を覗いてみたかったけど、
小児愛のヤバい犯罪が疑われるので、
写真もこれ一枚だけ撮って、さっさと退散です。
イーヴァルの家で子供の写真を撮られたくないという
ゲストの話を聞いたら、ただでさえいいカメラ(望遠付)を持っている私が
疑われても仕方がないのです。
なんせ、ノルウェーではパンダの出産シーンすら
モザイクがかかっていたというので、気を付けましょう。
どれだけ変態が多いんだ!
この保育園を抜けて、レンガ造りの教会が見えました。
19世紀中ごろに建てられた教会ですが、
スタイル的には北方ゴシック様式で、
ラテン十字プラン(入り口から祭壇までの距離が長く、横幅が短い)
鐘楼は一つなので、ゴシックでも曲線美の13世紀フランススタイルや
それ以降に流行った二つの鐘楼及び塔が正面にあるドイツ式とは
また違っていて、レンガの褐色が暖かい雰囲気の教会です。
・・・と、建築美術史が大好きだった自分が出しゃばってみる。
建物に興味が出てきたら、少し安心。
出て来い!脳みそだけで生きていたイタリアにいた頃の私!!
なんて自分に命令しなくても、
カミッラが質問してくるので、勝手に口から出てきます。
“あんたは、そうじゃなくてはね!”
こういう役に立たない知識をほめてくれるのはカミッラだけです。
しかも、ドアが開いていたので潜入です。
主祭壇といっても、ルーテル派の教会なんで、
カトリックのように、聖人が祀って合ったり、
地域の権力者の墓があるわけでもなく、
とってもシンプルに見えます。
左側にある球体フォルムのろうそく立ても
北欧の教会でよく見かけ、友愛と世界平和を感じさせられる。
木の床もイタリアではなかなか見かけない、
暖かい雰囲気を感じさせられる聖堂でした。
この日は洗礼があったらしく、赤ちゃんを連れた家族連れがいました。
牧師さんも金髪の女性ですが、
ノルウェーでは女性牧師さんがミサをしている風景をよく見かけます。
説教台も、屋根の裏側が星空になっていて
ユニバーサルの表現かな?
ベネツィアにある聖マルコ寺院のクーポラにもびっしりと
星が散りばめられていましたが、
全能の神を宇宙で表現しているのかもしれない。
年代物の洗礼盤
亀裂が見えますが、どういった経緯でひびが入ったんだろう?
ハリーポッターの校長室にあったオブジェを思い出す。
北欧の教会はハリーポッターっぽいイメージが付きまといます。
祭壇から入り口部分。
コーラス席にパイプオルガンもあります。
3廊式で、柱と天井の別素材ハーモニーも美しく、
年期の入ったレンガの色が木にも見えて良い雰囲気。
ついでに、コルプス・クリスティを行ったトリニティ教会のパイプオルガンは
もっと大きくて、ノルウェー中の司祭を並べても足りないくらい
横に長かったです。
教会前室とコーラス席へ上る階段の入り口扉。
こんなところにもヒーターが付いている!
潜入したときは、ミサの真っ最中だったので、
しばらくここのベンチに座って終わるのを待っていました。
ベンチの端に、ホームレスがいたのか、
ギターのケースと小銭を入れる紙コップが置いてあったので、
そこに座る私たちがホームレス少女と間違えられそう・・・
近年多い、見た目からは判断できない隠れホームレス問題は
オスロにあるそうで、そう見られてもおかしくないが、
私たちはホームレスセットの前に座り、
幸運にも勘違いした人たちが小銭を入れる
“アプロフィクト・ホームレスもどき”です。
教会の入り口近くにあったキリスト様。
ミサに来る子供たちに聖書を教えているのか、
子供用のスペースが聖堂内にあった。
教会を離れて、今度は本気でオリエンテーリングです!
こんなところにチェックポイントを立てたオスロ市役所の職員・・・
顔バレしてたら、見つけ出してやる!
と、言いたくなるくらい、藪の中や急な林道に立てられていた。
私たちが必死で探していると、
地図と携帯電話を持った男があたりをウロウロ。
なんか、後を付けられてません?
キャー変質者!なーんて・・・
多分、彼もチェックポイントを探しているんだろう。
チェックポイント探しをして、随分遠くに来てしまい、
気が付いた頃には、コルプス・クリスティは始まっていました・・・
この日は、カミッラの要望でオリエンテーリングを
行ったけど、本当はホーバルのミサに参加したかったんだよね。
まあ、プロテスタントの洗礼式が見れたからいいか・・・。