ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

カミッラ、ナポリで食い倒れ

8月の終わりから9月にかけて、数年ぶりにイタリアに来たカミッラ、
待ち歩きが懐かしいだろうと、ナポリ大学時代に戻った気分で一緒に散策しものの・・・
 
ダンテ広場でロサーナに電話をかけるカミッラ、紫のショールに黄色いミニスカート、ズタ袋という
奇抜なファッションで現れた、街に溶け込める怪しさ。
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朝っぱらからアイスが食べたいとかで、
日曜日でもあいているアイス屋を探してローマ通りへ向かう。
 
今年の五月ごろオープンしたばかりのアイス屋は
一番安いコーンでも2ユーロ、サレルノでは1ユーロが相場なので
高めだけど、カミッラの話しでは、ノルウェーだったら、
イタリアンジェラートは一番安くて4ユーロ近いそうで
ここぞとばかりに大きいコーンで食べまくる。
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流石にカミッラには9月のナポリは暑かったのか、
あまり好きでないはずのヨーグルトとレモンのアイスをでかいコーンで注文、
私は見てるだけ~、アイスよりもコロッケが食べたかったから。
 
その後、ナポリに見られる年代別建築物を私の解説で少々うんざりしながら、
普段は踏みこまないフォルチェッラ地区へ、
ナポリでも地元民以外は口うるさく踏み込まないように
注意をするような危険地域なんだけど、
日曜日のナポリだったら、この地域と平行する表通りも
同じくらい危険かもしれない。
 
カキ氷屋権闇たばこ売りの店番をしているおばちゃんに
日曜の昼でも開いているピザ屋を聞き、
老舗のトリアノンへ。
 
他のイタリア都市ではピザを昼間から振舞うところは
あまりないけど、ナポリはピザ発祥の地だけあって
ピザばかりを出す店は昼間も開いている。
 
 
トマトとニンニク、オレガノのピザ、マリナーラを注文。こちらの店ではバジル入り。
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いつも行くソルビッロに比べて小さめピザだけど、
久しぶりのナポリピザは生地の食感といい、美味しい香草の風味といい
大満足な一枚:-)
 
その後も普段は絶対避ける危険地帯をフラフラ、
カミッラは人が避けて通るような場所を好んで通るくせがあり、
ナポリ在住中からそのことで何度も言い合いをしているけど、
この日、手ブラで運動靴にズボンの私より、スカートでズタ袋のカミッラのほうが、
確実に標的になりやすかったので、自己責任ということで、要求を呑んだ。
 
 
そんな危険地帯に住むカミッラのお友達の家に突撃。
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バロックな玄関に住むのはナポリの平均的な家族で
ナポリ大学時代のお友達カルメンブルーナ
日本語学部を卒業して日本に在住歴あり、
自分の持っている文化に対して理解のある人とは
話しが弾む、長いこと忘れていた授業のあとのおしゃべりを思い出す。
・・・しかし、日本在住経験のあるイタリア人は私を関西人と思う傾向がある
なぜでしょう?
 
 
 
また別の日、カミッラからのお誘いで土曜日にお散歩。
 
大学の裏手にあるバイオリン工房のおっさん。
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カミッラはバールの兄ちゃんとか、教会の司祭さんとか、
路肩のおばちゃん、おじちゃんなど、大学とは関係のないお友達が多い、謎だ。
 
そして、また食べる・・・今度は"ロブスターの尻尾"と呼ばれる
ラードで練ったパイ生地にクリームが入っているお菓子。
駅前で評判のお菓子屋さんで。
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私のアパートに突然現れたときは最後に見たときよりも
痩せていたので、心配していたけど、
ナポリに来てこのとおり、ポッコリおなかになって帰っていきました。
 
ナポリでダイエットという言葉は存在しない。