ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

具体化された憧れのヨーロッパベルゲン②

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一人旅だったら、博物館や史跡を訪ねるのが常だが、
カミッラが一緒だと街をぶらつくだけだ。
彼女の想像を絶する行動に退屈しないで済むおかげか、
今回のベルゲン旅行もかなり面白おかしかった。

北欧の良いところ、街の中心に見所が集中しているおかげで
今回は歴史的建造物で、世界ユネスコ遺産登録されている
ブリッゲンの木造倉庫を見物。
色とりどりの切妻屋根がかわいい。
ほとんどはお土産物屋かレストランとして使われている。
南に憧れる脳みそ蒸発組みには、この美しい建造物が暗く見えるそうだ。
サレルノのアレキ城の方が、歴史も建築物もよっぽど暗いわ!


ブリッゲンの先にはホーコンの間と塔がある、
こちらもスカンジナビアン中世建築として、ギザギザ屋根装飾見られる。
門をくぐって入った中庭には何も無い

カミッラの裏道好きのおかげで細い道を探して歩いた。
これをナポリでやられた日には本当に困ったけど、
今回はこのおかげで憧れにヨーロッパの中に
入ることが出来た。
石畳の細い道にひしめき合ってる小さな家、
カラフルな集落と突然現れる公園や史跡・・・
このあたりはノールネス地区といい、ベルゲン大学に本部や
マリーンズ・アカデミーもある。
実際、セーラー服着た海軍さんをたくさん見た。


薄暗い街の家屋からもれる光、
幸せの象徴なのか、いつも中に入りたい気持ちに駆られる。
もし前世が存在するなら、やっぱり写本やってた修道僧だよなー。
うれしいことにベルゲンにはチトー派修道院跡が残る、
前世の私はそこで生活していたんじゃないかしら?
そんなことが浮かんでしまうほど、ベルゲンはマジカルな街だ。

雨が降ったりやんだり、かさの自動販売機や
長靴のデザインが多彩で花柄やクローバー柄なんてのがある。
ビニールの簡易合羽配ってるレストランもあった、
また雨に全く動じない地元民も見た。
雨の中パーカーのフード被ってるだけとか・・・。
デパートもカーペットが敷き詰められていたが、湿気対策だろうか?
人口が少ないと効果的と思われる。

海と反対側の山は雨雲で覆われている。
どんよりブルーイッシュなグレーの空、冷たい風、
ただ、ただ、そこにいるだけで幸せな気分。

人口の割にはカフェもパブもにぎわっていた。
大半が学生とおばさん達、オスロに比べてみんな楽しそうにしていたよ。
カミッラに話しかける女の子もいたし、
寒い国のヒューマニズム
無表情な若者をたくさん見たオスロと対照的だった。

有名な魚市場ではカミッラの大好物、鯨サンドが並んでいた。
オレンジ色のテントに下に並ぶ、海老や蟹、ハーブや薬味で味付けされたサーモンなど
親切に味見させてくれた。
安くはないのでスーパーで買ったほうがお得だろう。
味見させてくれた店で、高いスモークサーモンを購入するカミッラ・・・、
私は何も買わず、魚の名前をノルウェー語で覚えたりして楽しんだ。