ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ヒヤシンスも教会で50年

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ドメニコ教会の壁に映るステンドグラス、見えにくい・・・。
 
 
参議院選から一夜明けて、ガッカリの私です。
自民党に入れた人には、投票用紙が赤紙となって戻ってくるので覚悟するように。
山本太郎が当選してくれてよかったです、市民の声を国会に持って入ってくれる太郎さんに
できるだけのサポートをしたいと思います。
 
さて、少し前のことですが、日本ではあまり体験することのできない
聖職者の記念パーティに行ってきました。
 
ドメニコ修道会つながりで、カミッラがお世話になっているジャチント神父、
ジャチントはイタリア語でヒヤシンスのことですが、
水に漬けても禿げ上がった頭から毛が生えてくるとは思えない神父さんの
修道院生活50周年記念というとことで、ミサのあとに立食パーティがありました。
 
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会場は教会横の修道院中庭ですが、オスロ修道院と違って
中の様子を伺うことはできません。
日本の政治家のように隠蔽体質不透明なカトリック界でございます。
男子修道院なので、女人禁制でもあります。
 
 
立食パーティとなると、私の食べるベジメニューはあるのか?
少し遅れて着くと、信者さんたちのナポリ卑しい具合がよく見える、
食べ物に集る皆さん、なかなかテーブルに近づけません!
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テーブルのまわりを人ごみの隙間からぐるぐる回ること10分、
見えるのはコカコーラ社のペットボトルとケーキや一口菓子のプティ・フールばかり・・・。
主役であるジャチント神父の姿も見えません!
きっとミサの後で、お色直しをしているのでしょう!
 
 
やっと登場した神父様、白い修道服にオスロの教会ノスタルジーを感じる・・・。
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しかし・・・信者さんたちの持ち寄りパーティとはいえ、皆さんチョイスが偏ってます!
見事にケーキ類の甘いものばかり!
飲み物も炭酸飲料のみで、アメリカのティーンズパジャマパーティか?
 
ロールケーキに蝋燭を立てている人がいるので、
神父様のセレブレートケーキかと思えば・・・・
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信者さんの一人がちゃっかり自分のバースデイパーティにしている・・・
後ろに見える心霊写真っぽいおっさんは、神父さんと写っている女の子のパパのようです。
 
何も知らずの写真撮影する、怪しい東洋人になってしまいました。
まわりは食べることに集中していたから、私の存在など気づいてもいないと思いますが、
私を目撃した数人の中では、"あいつは誰だ?"と思った人もいたことでしょう。
 
神父さんや司祭のファビオから、ケーキを取り分けられて無理矢理渡されましたが、
実は、私、甘いものが苦手。
この日は聖パウロの日だったため、このパーティに来る前にこんなもんまで食べてきたので
私の砂糖メーターはフルでございます。
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パウロさんのおうちで出されたアイスケーキ、気前が良いので、すごい量です!
多分、日本のお嬢さんだったら、ダイエット中でなくとも食べきれなかったでしょう。
 
 
・・・ところでカミッラは?
 
 
この教会はカミッラつながりで、この日に参加するために日程を合わせて
イタリアに来たはずのカミッラ親子の姿がありません。
 
電話すると、ノルウェージャン夕食タイムになったので、
ピザ屋でお食事していたようです。
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カミッラが食べていた星型ピザ、角の部分には野菜やハムなどが隠れています。
二人が注文したけど食べきれなくなり、放置されていた芋フライは私の夕食になりました。
やっぱりケーキよりも、芋フライのほうがいいです。
 
 
最近アメリカの高校を舞台にしたGleeを見ていますが、
自分本位な性格とか、ゲイとか、障害を持っているとか、
学校で端っこにいるような人たちが主役のお話で、
合唱部ということもあり、お友だちと会話している最中にいきなり歌いだしたり、
まわりがそれに合わせて踊ったりする様子が、面白おかしくて見ていたけど、
一つだけ、泣きそうになったエピソードがあります。
 
ダウン症の少女ベッキーが、自分のパートナーを求めるエピソードで、
そのターゲットとなったのは、車椅子の少年アルティ。
アルティはベッキーとデートしますが、彼氏になるつもりはない。
まわりからは、ダウン症とお出掛けすることを止めさせようとさえします。
 
ベッキーダウン症という目で見ないアルティに期待を膨らませ
思い切った行動にでますが、はっきりと断られてしまいます。
 
"私がガールフレンドになれないのは、ダウン症だから?
答えはイエスって分かっているから聞かない。"
 
その後泣きながら、自分を一番理解してくれる教授とアイスを食べるシーン
私も泣いたよ~!
 
生徒達が人目にさらされて自信をつけて行くお話なので、
ミュージカルに重点をおいているので、話の内容もかなり単純ですが、
このエピソードのために我慢強く見ていたのだなという印象。
 
・・・なら、見るの止めろよ。