ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ノルウェー司祭全員集合!

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カミッラの神学校で顔見知りの生徒さんが、司祭に昇格したので、

その典礼に行ってきました。
 
生徒と言っても、既に40歳すぎた妻子持ちのおっさんです。
 
ノルウェー中から司祭さんが集まり、スイスからは枢機卿が駆けつけました。
 
オフィシャルなビデオ。
 
カトリック神父オタクの私には”アイドルを探せ!”イベントなんで
スカート履いて行ってきましたよ!!
 
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典礼が行われたのは、オスロカトリック総本山である聖オラフ教会。
数少ないカトリック信者の学生たちと再会。
あまりにも人が多かったので、信者でない私は、教会前室にあたるプロナオのベンチに
腰かけて、見守っていましたが、
聖餐を終えた修道士のガブリエルが人ごみをかき分けて
挨拶に来てくれたのが嬉しかったです。
カミッラに対して、”モンクちゃんの身になって考えろ、彼女が疲れていることに気が付かないのか?”と
暗黙の禁止発言をした、怖いもの知らずのフィンランド修道士さん、
カミッラに対して、すっごく厳しい珍しいタイプの方です。
 
ミサ終了後に、いつもの顔見知り修道士さんの写真を隠し撮りしていたので
司祭だよ!全員集合写真の撮影現場に遅れて到着。
 
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ちょうど散会前にぎりぎりで撮った写真です。
黒い服を着た婦人は新司祭の奥様、横にいる子供たちは彼の子、
赤い服の枢機卿もいますよ!キャー!!
 
 
問題なのはこちらの写真。
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白いマント羽織ったジジイがたくさん。
この人たち、新司祭を守るために結成されたカヴァリエレ(騎士団)なんだそうです。
守るって・・・精神的な意味でだよね?
どう見ても朝の4時に起きてラジオ体操するのが、日課のジジイばかりです。
 
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フランス修道士、ジェラール。
司祭ではないので、社会的生活は禁止されているため
お話する機会はほとんどありませんが、毎日ミサの後片付けをする間に
少しずつ顔見知りになり、フランス語でお話をしてくれるお爺ちゃんみたいになっていきました。
ジジイで怖いもの知らずなのか、上の騎士団に対して
“あんなジジイが騎士団なんて司祭もたまったもんじゃないよな。”とか
”司教と写真?あんなジジイでデブのおやじと写真とって楽しいか?”など、
フレンチ・シニカルな発言がとても最高に面白かったです。
 
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アルネ神父。
中世修道士で厳しい神父さんですが、この日が嬉しかったのか
ベストショットが撮れました。
右のお兄ちゃんは8月から修道士になるイーヴァル、若いのにバーコードハゲが始まっているので
カミッラは堂々とバーコードハゲと呼んでいる。
 
 
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この日の主役、司祭に昇格したオイステイン。
シスターからプレゼントをもらいます。
中身はきっと教皇カレンダーとか祝福入りのろうそくセットだろう。
少なくともH&Mの商品券でないことは確か。
 
このおっさんが、気をよくして、その場にいた私まで
聖職関係者のみのパーティに誘ってくれました!
 
アナーキー潜入!聖職者パーティです!!
 
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・・・食べるものも飲むものもない。
北欧オープンサンドの上にはローストビーフやらえびやら、伊勢海老までありましたよ。
ワインもイタリアでは食卓にふつうに上がりますが、
北欧ではアルコール依存症が多いせいか、飲むこと自体が罪みたいな感覚があります。
私はアルコールアレルギーなんで、酔っぱらって暴れたり、
若い修道士さんを口説いたりできませんが、オーレスン出身の神父さんにさっそく狙いを定めました。
 
この人です。
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狙いを定めるって、見てるだけですよ。
信者ではないので、あまりでしゃばれません。
この人、1800年代から来たようなレトロな雰囲気があります。
なんでも暴れん坊神父ホ~ヴァルと一緒に司祭になるためのプロセスを受けたとのことで苦労がうかがえます。
ホ~ヴァルはスコットランドで休暇中なので、いませんでした。
いたら、紹介してもらったんだけど・・・。
 
 
壁でぺんぺん草するしかない、カジュアル・インビテーションの男子たち。
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心細いのか顔見知りジェラールに引っ付き虫していました。
色素の濃いお兄ちゃんはチリ人なんで、スペイン語で話します。
私たちが話していると、周りは何語で話しているのか気になるみたいで
よく話しかけられました。
 
鼻のない女がイタリア語を話している姿は、衝撃的みたいで
ちょっとだけちやほやされて、上機嫌の私。
 
 
スウィーツコーナー
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コーヒーは飲めるけど、食べるものがない!
 
このあと、ブレッド・ヴェッドの教会でバーベキューパーティがあることを聞きつけ、
カミッラと恐怖の長距離散歩に行きます。
…頑張れ自分!