ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ねたみナポリ

湿気が出てきたので、向こう側がぼやけて見えるナポリですが、
 
昨日はノルウェーから大好きな二人組みが来たみたいですよ。
 
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だっさいポスターなんか作りやがって。
 
 
私は行けませんでした。
 
会場がナポリ市の端っこにあり、帰りのことを考えるといけそうにありませんでしたが、
 
心かお金に余裕があれば、いくつかの選択肢がありました。
 
1、タクシーを呼ぶ
 
この方法だと、市内からのタクシー呼び寄せになるので
チケット代より高くつきます。
9時開演でほかに5つの前座つき公演ということで、
夜中の1時ごろに終わることを考えると、メインの演奏時間は1時間あるかないか・・・
そのために50ユーロもタクシー代を払いたくない。
 
 
2、歩いて夜バスの停留場まで行く
 
はい、会場は廃工場跡イータルシーデルの横でございます。
夜中に工場跡の高い壁沿いに一人で数キロ歩いた後、
その続きには、ジプシー通りと呼ばれるガラの悪い住宅街を数キロ、
やっと着いたバス停もいつバスが来るのかわかりません。
 
 
3、ヒッチハイクで帰る
 
もし、空席があったとしても、それはカップルがその後のお楽しみに使うので、
邪魔されたくないというサイン。
シャイな私がそんなことできるかー!
 
 
というわけで、一番できそうな方法は2番の歩いてバス停まで、ですが、
上記の選択肢を提案してくれましたのは、行くはずだったカルメン
ここで私は怒りが頂点に達しましたよ。
夕方の街歩きが怖いからと、よく用事のお付き合いを頼まれますが、
そんな人が、危険地域を一人で歩けとか言うのかと思うと、
お友だちとして悲しくてたまりません、思いつきで言ったにしても
エルビスのハートブレイクホテルでも歌いたくなる気分ですよ。
 
そういうわけで、今週はコンサートにいけない気持ちを
一緒に食事を摂らないという空腹ストライキで表現しましたが、
思いっきり無視されました。
 
私がエンターテイメントを求める気持ちは、誰にもわからない・・・。
 
だから、今回のコンサートで浮いたお金は、ノルウェー航空券に回します。
チケット代の27ユーロ、この金額だったら往復券が買えますからね!
 
ノルウェーで、今度こそコンサートを見てやる!!
 
 
 
昨日発売のアーランドの新曲、
La Prima Estate
 
イタリア語の曲を懐かしのイタロポップですが、
ライブではテクノポップぽくてとっつきやすかったな。
私はイタリア語の歌はメロディーが好きでないので、
どうしても歌詞を追う様にしか聴けないんですが、
この曲の歌詞に聞き取れない部分があって、
テスト後のモチベーション低下中のために"Prima Laureati(とっとと大学卒業しろっ!)"って聞こえます。
多分Tutto tuoi lavorati(パパママは一年頑張って働いてたから)だと思いますが、
自分より発音の悪いイタリア語を聞くと優越感、有難うアーランド!
 
よく聞くと歌詞がかなり意地悪ですが、勉強の合間に海水浴でもしろよ!って
励まされている気分にもなります。
今年は少し泳ごうかなと思っていたので、タイムリーな一曲だなぁ~。
 
 
 
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ここのところ、やたらと見ているGleeですが・・・
第四シリーズは高校を卒業したメンバーがニューヨークで勉強したりと
舞台がオハイオ州と行き来したりして、大人になることを描写しているようですが、
こんな理想的にはいかない。
 
新しいメンバーの一人が失読症です。
本人は気が付かず、成績を上げようと長時間勉強したり、
手順を踏んで、色々な学習法を試していますが、
友人の一人がそれに気づいて学校の学習障害者用セラピストのところへと
連れて行くエピソードがありました。
 
単語の書いてあるテロップを次々を読ませますが、
この生徒さんは似た文字が多い単語を読むことができません。
文字をひっくり返したテロップは模様にしか写らず、
ここで失読症であることを告げられショックを受けます。
 
・・・私、以前から失読症の症状を疑っていたんですが、
読書が苦手で、外国語となるとイラストや地図、写真が沢山ないと
理解できないことを自分の語学能力のせいにしていましたが、
このエピソードを見て、自分の問題をほぼ確信しました。
実はBとD、FとTをよく読み間違えます。
Aの小文字なんかOに棒がついたくらいにか存在価値を見出せません。
 
どんなに長い間勉強しても見に着かないので大好きな歴史の勉強は
イラストつき資料を見ながら、創造力を膨らませて
自分なりのイラスト資料集を作って、勉強したことを思い出しました。
 
そう思うと、知らずに良くぞここまで勉強をがんばっていたなという印象、
私のテストも残すところあと4つになりました。
一番苦手な文学はまだ一つ残っています・・・。
 
 
 
 
 
 
 
たかがコンサート、他人にとっては、ただのコンサート・・・
私には日本ではあと27年は無理だろうと思われる
とっても大切な日だったのに、行けなかったこと、
その価値観を全く理解されなかったことが悲しくてたまりません。
 
だからこんな歌がテーマ曲ですよ。