オスロに来てから一週間、そしてもうすぐ帰国です。
金曜日なのでカミッラのお母さんが隣県からオスロに来て、聖オラフのソーシャルランチもあります。
11時の待ち合わせまで時間があるから、オリエンテーリングのチェックポイントを探そうと、誘われます。
このオリエンテーリングはSport Jaktenという、オスロ市主催のお散歩ゲームのことなんですが、街中にチェックポイントを置き、そこにはQRコードが付いていて、Sport Jaktenアプリで読み取るとポイントが加算され、そのポイント数を競うという平和なスポーツです。
チェックポイント
青いポイントは見つけやすくて、平和なところにあるのでポイント数は少な目です。
多分、主催者側は夏の間に積極的に外に出て歩いてもらおうという意図があるのだと思います。
私もカミッラに付き合ってチェックポイントを探しているうちに随分オスロに詳しくなりましたが、雨が降ったりやんだりするお空の下でびしょ濡れになってまで歩き回るのは何だか嫌、しかもこの後は予定があるし、一日に何度も着替えをしたくない。
大雨が降ってきたところで、カミッラママとの待ち合わせ時間となり、カフェへ。
イサベラからお誘いを受けていたソーシャルランチがあるとも知らず、カミッラママは小エビのサンドイッチを食べていました。
聖オラフ教会マリアゴード館
5年前くらいに建てられた聖オラフ教会司教館の別館みたいな建物。
ここでは数年前から南アメリカ人のグループが急増したのか、メキシコ出身のイサベラが主催者となり、料理を作ったり、食後のくじの景品を管理したりしているよう。
以前はノルウェー人のビョルグがボランティアで行っていて、参加するメンバーもノルウェー人がほとんど、アフリカ系の人たちも結構いたが、混じることなく別のテーブルで食べていたのを覚えている。
本日のメニュー
左からピザ、ソーセージ、サラダ。
ソーセージはスープと友情のパーティで余ったものを再利用していることを私は知っている。
イサベラが主催者になってから、調理して出すのはスープだけとか、サラダパスタだけとか、お米とお肉だけみたいなメイン一品と、パンとデザートみたいな食べたい人だけどうぞなランチになったと思う。
以前は少量を数多く出していて、覚えているだけでもチーズ数種、ハム、サラミ、ゆで卵、サラダとパンというノルウェーで良く食べられているメニューを中心に豆のトマト煮、お米、魚のパイなど、私はギルティ―フリーなものを選ぶことが出来たことを思い出す。
従って、イサベラのランチでは甘いドレッシングがかかったサラダと薄焼きパンくらいしか食べるものがありませんが、今回はとっても嬉しい果物が沢山振舞われました。
デザートコーナー
ここに何時間でもいたくなるような美しいフルーツたち。
食事は無料ですが、お金を出せる人だけ、くじの券を一枚300円程度で買います。
くじの券で得た収益はボランティア資金となったり、教会に寄付したりするようなので、お金を出すのがマナーなんですが、私の分はカミッラママが払ってくれたので申し訳ない。
くじの景品は当たった人からテーブルに並べられた謎の箱を選んでいくという方法で決められ、中身はオーガニックのお茶パックとか、台所用洗剤や布巾、ヘアスプレーなどで、今回、私は靴下が当たりました(やった!使える!!)。
このランチにはイタリア人で日本在住経験のあるカルロ神父が必ず参加していたけど、最後にあった時はかなりアルツハイマーが進んでいたので、病状が思わしくないのだろうと少しさみしくなりました。
そして、イサベラとのお別れを初めて惜しみ・・・彼女は私がたまに参加するオスロ在住のベトナム人だと思っていたようで、日本から年に一回10日間だけオスロにいることを今回初めて知ったので、何度もあっているのに、今回は妙に距離が近くなった気がする。
ランチでも十分に楽しんだはずのコーヒーをカフェに行ってもう一杯浪費した後、カミッラママはスーパーで買い物をするというが、どうやらカミッラのアパートで夕食を作るつもりらしい。
彼女のキャベツ煮込みは最高だけど、この時初めて、お友だちを夕食に招待したことを知らされた。
ノルウェー人のご馳走はスープとパンです
スープはアジアンスープというココナッツベースのクリーミーなレトルトを温めただけのもの、いつお友だちを招待したのかは知らないが、相手は割と突然来ることを決めたような感じだった。
いつもだったら、私が食事を作ったり、全てをプロデュースするのだけど、今回はカミッラママが頑張ってくれました。
食事に来たのはオバちゃん。多分、ソーシャルランチによく来る人。
食べかけのクッキーとチョコを持ってきたのが、印象的すぎた。
毒舌なノルウェーのオバちゃんという感じで、あのソーシャルランチに来なくなった理由が良く分かった。
食後のエスプレッソも砂糖をたっぷり入れていたが、私が作ったコーヒーシュガーもスプーンですくって食べていた。
ノルウェーでは砂糖がとても貴重だった時代があったらしいので、その名残なのか?
お天気がご機嫌になった頃、カミッラママは帰宅し、オバちゃんはまだ居ようと思っていたのかもしれないが、カミッラがテーブルの位置を直したり皿を洗い始めたので、空気を察してか、帰って行った。
私たちにも夕方の予定がある
ミサの時間まで少しあるので、ちょっとだけ遠回り、写真右側には若い女性が何故か腕立て伏せをしている。
写真を撮っているが、インスタ映えでも狙っているのだろうか?
3時頃にスープを飲んだのはいいけど、ミサが終わる8時頃にはお腹が空く。
いや、耐えられる程度の空腹なので、このまま家でオーツ麦のクラッカー食べる程度でいいんだけど、頭に浮かんだPIZZAの文字が離れない。
何て魅力的な食べ物なんだろう
お互い、すごくお腹が空いているわけではないので、1枚を二人で食べました。
あと2日でオスロを発つので、週末の予定を立てます。
明日は帰国前の買い物がしたい。