オスロのドメニコ教会入り口部分
暑いとノルウェーが恋しい私。
上の写真はカミッラが通うドメニコ教会の入り口部分、
聖オラフ教会
中心街から一歩入ったところにあり、
日曜ミサはアジア系カトリックの方たちで溢れる。
トイレが駐車場にあり、24時間開放されている上、とても清潔なので、
良く利用させていただいた(2010年当時の話、2019年現在はミサがあるとき以外はは施錠されているようです)。
隣接する司教館ではソーシャルクラブなるものがあり、
イベントを開いてはお年寄りの孤独死防止に一役買っている。
イベントといっても金曜日に無料ランチを開いて近所の方々を招いたり、
比較的安い金額で近場の遠足を決行するなど、
イタリアにおける外国人向け語学学校のイベントとさほど変わりは無い(イタリアの場合はボッタクリだけど)。
カトリックブックセンター
カミッラはフランス語の通訳片手間に
これらのイベントにボランティアとして参加し、
参加者に対するうつ病予防として、迷惑と刺激を与えに行っている。
左の写真は教会横の本屋、
カトリック関係の本や十字架アクセサリー、お祈りつきの有難い聖者のイラストなどが売られている。
その近所にはカトリック系の学校もあるのだが、詳しい案内は得られなかった。
こちらは未成年に対する性犯罪が多いため、特に都市部では下手に子供とコミュニケーションをとるべきではないらしい。
私の中では一番危険な香りを漂わせる修道会である。創立当時から"教皇の犬"という嫌味な別称でも知られほど信心深く、神学に対しての追求やその知識の深さで魔女狩りや異端狩りの審問官(つまり拷問する人)として、教皇より任命されてきた。
基本的に修道士の外出は禁止である。
同じドメニコ会の修道院で中世に関する学会があったのでお邪魔させていただいたことがある。
中心街から歩いて10分ほど。
カトリックは国教ではないので国からの援助は皆無であり、
ミッションでいらっしゃるシスターの方々は普通のアパートに住んでいるそうだ。
学会は"中世における罪"についてのお話、ノルウェー語は全くわからないはずなのに、
スライドを使った視覚的情報と、ある程度の知識が手伝って、何について話しているかくらいはわかった。
会場は会議室のような小さな部屋で行われ、横には台所があり、コーヒー器が・・・、
こちらの聖職者さんたちもコーヒーを嗜むのね。
ドアの横には更なるドアがあり"Klusure"の文字が!!
聖職者さんたちの寝室へ続くドアのようだ。
そこを出入りする2人の修道士さん、白い修道服に黒のマントを羽織、
そこだけ13世紀。
怪僧アンフィン・ハラム
その修道士の一人と知り合いのカミッラ
一人と知り合いって2人しかいないんだけど。
ある地方、スンモーア出身のようだ。
結構なお年をお召しのはずなのに、いい男オーラが出ていて驚きだ、
この方、既に多くのファンがいらっしゃるそうで、みなさん帰俗することを待っているとのこと・・・確かに素敵だ。
おっさんに興味の無い私でも惚れてしまいそうな空気をもっている、
残念ながらこの方との共通言語はなく、会話どころか、
ブログを媒介に暗号でどっかの組織と連絡取ってたりして。
時代が時代だったら(というか300年ほど前)こういう人が拷問をやっていたのか・・・。
現在は休暇中で故郷のスンモーアへ帰っているそうだ、
外出禁止じゃなかったのか?
この修道士さんにオールセンに行ったことを告げると、ちょっと喜んでくれた。
"詳しくはどちらからいらしているんですか?"
"ハラムです。"
・・・・修道士ジョークか?
ハラムはあなたの苗字です。
カミッラに進められて、後で地図で探したら本当にその地名があったから驚きだ。
そういえば・・・同じくオールセンの近郊の島、ギスケを訪れたときに気になったことがあった、
それは教会裏の墓地の墓標にある苗字が全て"Giske"であったことであった。
住み着いた人がその土地の名前になるのか、
それとも外の人間がその島の住人を総称して呼んだことから始まったのか・・・。
老いも若きも同じ苗字のお墓、日本も地方に行けば同じ姓ばかりの集落もあるけどさー。
今日はニュースの暑さ報告、ちょっと深刻だったなー。
北イタリアは35℃を越えた地域が多く、"暑さ110番"に電話が鳴り響いたそうだ、まあ、内容は冷房の電気代が掛かりすぎるとかだけど。
私も午後から始まる頭痛にちょっと弱り気味、ひどいと痛みで昼寝もできない・・・、
無い脳みその使いすぎ?