ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ハッピー復活祭?

ローマカトリックの総本山、バチカン市国があるイタリアにいるというのに
復活祭の話しが出ないというのは何だか人でなしって感じだなあ・・・
というわけで、一足遅れて南イタリアの復活祭の話し。
 
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この時期によく食べられるケーキ”パスティエラ”、リコッタチーズと麦いりでとってもどっしりした味。
若い子はあまり食べない。
バリエーションとして麦の変わりに米やパスタが使われるのものもある。
ある意味卒業式に県から配られる紅白饅頭みたいなものだ。
と、いうわけでこの四分の一は毎年私に配当させる。
 
キリストが亡くなった金曜日は肉を食わず、土曜日は教会の鐘を鳴さない"沈黙の"土曜日だが、
道端じゃあ、親父達がカードゲームで賭けをやっている。
土曜日の夜には翌日にかけてミサが行われる。
 
今年はナポリのサンタ・キアーラ教会に行ってきたが、
夜ミサを夜遊びのよい口実にしてるような、けしからんやからの多いこと・・・、
お説教より人の話し声の方が教会に響いた。
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 サンタキアーラ教会。
ロマネスク様式と思ったら、1600年にその様式に建て直しされたバロック時代の教会。
聖職者控え室には電気式のコーヒー機と砂糖及び一口紙コップが用意されている。
修道士の皆様に司祭様まで、コーヒーを嗜むのね・・・。
 
 
復活祭当日はご馳走である。
オーブンで焼いたパスタ、大概ラザニアと
お肉ファンだったら待っていた子羊のローストが待っている。
春の到来を象徴するグリーンピースのソテーを付け合せて・・・って私は副菜しか食べない。
カルメンの実家にお邪魔すると5キロもある巨大モッツァレラや
アーティチョークの炭火焼など、ベジタリアン的なメニューが多いのでうれしい。
 
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子羊を野外で焼くカルメン、落っこちてしまったお肉をおすそわけ。
 
他、キリスト教諸国同様、卵やウサギの形をしたチョコをプレゼントするのだが、
今回一番おもしろかったのがこれ!
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獣医のアントニオに贈られたチョコレート&お世話になった飼い猫の写真がプリントされたクッション。
猫好きは世界共通で感覚にずれがあるのかも・・・、
これを見て自分の猫のクッションを作ろうと写真のホルダー開けて、
ベストショットを選びに行ったカルメン
 
私達が長年友達なのは"猫"という共通点があるからかも。