ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ルーチェ et オンブラ オーレスン

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アイス休憩中の地元民らしき人たち
 
懲りずにオーレスン旅行の記事です。

3泊の旅だったんですが、目的の島を見終わった最終日は
バスの時間まで、オーレスンの街を見て回ることにしました。

別に~見て回るほど町は広くないし、島から戻って十分夕方の街を散歩したので
これと言って、見るところもないんですが、
週末のウキウキ地元民を後目にちょっと散策してみたですよ。

まずは、教会でしょ?
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この教会は訪問するたびに葬式があって、中に入ることがなかったんですが、
観光案内所のお姉さんからアドバイスをもらってきました、
教会関係者がうろついている確立が高いので、
捕まえて、中をみせてもらえ!というので、
葬式後に補聴器つけてる牧師さんを捕まえてお願いしたら、
快くOKしてくださいました・・・・が!
そばにいた葬式プランナーぽいニセ金髪の女にきつく断られます。

お金が絡むと人間の心はせまくなる・・・

なので、最終日にもう一度チャレンジすると、
ごらんのとおり、ドアが開いています!

中に黙って忍び込むと・・・
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高校生たちが何かのレクレーションをしているようです。
中の装飾があまりにも立派な上、こんな人口の少ない街で、
キャパシティの高いベンチの数と、
手入れの行き届いた木の廊下が素晴らしくて…
オスロのドメニクス教会はフランス修道士のジェラールが掃除しているので、
結構手抜きな上、トイレットペーパーもよく切れている)

さすが!地元民のヨハンネスが誇りに思うだけの教会!!
彼のパパはここでオルガン奏者をしているそうですが、
ミサは日曜日のみ・・・それで食べていけるのか?

6月から8月までの間は拝観料を取って、そのうえ撮影は禁止です。
黙って写真を撮るも、引率らしきメガネの若い先生に呼び止められましたが、
追い出されることもなく、
“折角ですからどうぞ”と親切な言葉をかけてもらいました。
抱きしめたいくらい嬉しかったですが
警察に捕まりたくないので、小さな声で
Tusen Takk(ありがとう)と言って、
入口から装飾を眺めさせてもらいました。

ノルウェーで教会といえば、トイレを借りる場所です。
なので、静かに忍び込んで、堂々と借りてきました。
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ドイツ人男性は座って用を足すそうですが、
こちらでもそのスタイルを奨めています。

念願の教会を見たあとは、町の灯台へと向かいます。
 
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前の晩に夕刻時のお寂し散歩をして、
誰もいなくなった灯台の足元で一人、寂しさをかみしめながら
ぼーっとしてたんですが、お日様の下だと
一気に陽気な気分になります。

ノルウェーに来てから、灯台が妙に好きなんですが、
この灯台のある界隈は、木造家屋が多いプチベルゲンです。

魚博物館(夏以外はずーっと休館)
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オーレスンは1904年の大火災で、街の大部分が焼け落ちてしまったので
それ以降は、石造りの北方アールヌーボースタイルで
まとめられているというのに!
こういう陰気くさい木造の建物が連なる界隈はちょっと嬉しい。

人が少ないので、こんなお天気の日でも辛かった油田開発以前の
貧しいノルウェーの様子が伝わって、私までディープになります。
よく夢で見る清々しくて寂しい風景そのもの。

あっ、私はサイコメトラーではありません。


なんかKings Of Konvenienceのジャケットみたいな一枚
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海っぺりの木造建築は石の土台が使われて腐食を防いでいるのね・・・
去年訪問したトロンハイムの木造倉庫群も運河に沿って
建てられていますが、土台は丸太だったよな?

カモメさんがいるところには猫ちゃんもいるもので・・・
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テリトリーの端まで、私を見送ってくれました。

うーん、やっぱり海の街はいいな~。

この猫は飼い猫だけど、野良猫も結構見ました。
ベルゲンにも沢山の野良猫がいて、冬をどうやって越しているのか気になります。


いちいちポーズがうるさい彫刻
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彫刻や建築物を見ると、オーレスン市民って
結構南イタリア系なんじゃないかと・・・
この街出身の知り合いは、皆フレンドリーで結構なおしゃべりさんが多い。
でも、妙に裏暗い部分を感じるんだよな・・・。