ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

地獄の461段登り! オーレスン

Kings Of Konvenience
Me in You
 
展望台の記事なんで、このイメージでどうぞ!




懲りずにオーレスン旅行の記事です。

初日は丁度、同室のアメリカ人がオーレスンの夕方散歩から戻り、
電車とバスを乗り継いで精神的にヘロヘロだった私に
彼女のオーレスン、ベストポイントを話してくださいました。

その中で最もよかったところは、オーレスンの展望台だそうです。
(矢印のところ)
イメージ 1
特に美術史を勉強していなければ、妙にメルヘンなアールヌーボーの街は
売りが静けさくらいしかないので、
丘のてっぺんに展望台を作ったみたいですが、
そのネーミングが“461ステップス”。
その名の通り、461段の階段を登りつめたところにあるようですが、
息切れの激しい私がいちいち段数なんて数えていられないので
事実関係は不明です。
 
どう考えても外国人観光客を意識したとしか思えない名所、
中世時代には見張り塔が置かれて、
海から攻めてくる敵(デンマーク人)をマークするために
砦があったのではないかと思わせる地形と
地元では“スカンセン”と呼ばれているその地名。
 
イメージ 4

前回の訪問時には、雪が溶けて凍った階段を滑りながら登る恐怖に負けて
455段くらいで、リタイアしたんですが、
今回は、日が暮れる時間帯が見どころだという
アメリカ人の強いおススメで、午後9時過ぎに登山を開始しました。

半分くらいのところから、足が上がらないくらい疲れ、
休憩をしながらとりあえず展望台まで着くことができましたが・・・

編み物娘
イメージ 2
奥には氷河、自分の顔は寒さと急な血流で
真っ赤っかになっていたと思います。

中国語を話すアジア人と金髪兄ちゃんが夕日をバックに
ブッチュ~してる写真を自分撮りしていて、
邪魔に入ろうかと思いましたが、
まわりはカップルだらけ!
 
本当にこの階段上ったのか?
と、思わせるような老夫婦もいて、
私はたった一人のお寂しシングルでした・・・
昨晩、部屋でくつろいでなんかいないで
アメリカ人と一緒に行っていれば良かった・・・
女の子二人(アメリカ人と私のことですよ!)だったら、まだ花があるもんね。

逆光なんで、目にいたい風景ですが、オーレスンの街はこんな感じです。
イメージ 3
私のカメラはとりあえず、手ブレがすごいので
手すりにカメラを乗せてシャッターを押します。

アメリカ人おススメの夜景を待っていたんですが、
ノルウェーは日が傾いてから
日没まで、かなり時間がかかることを忘れてました!
カフェもトイレも既に閉まっているので、
時間をつぶしにちょっとばかり散策します。


ふんぞり返ってるおっさん像
イメージ 5
左側のガラス張りの建物が展望台のカフェです。
このおっさん、逆光で誰なのか全くわかりません。
すぐそばで、ヤンキーのカップルがケンカを始めたので
巻き込まれて転げ落ちないように、
さっさと元いた場所まで戻っていきました。


11時を過ぎるころ・・・やっと暗くなってくれました!
イメージ 6
もう少し暗くなるまでいて、写真を撮ってみましたが、
どんなに撮っても写らない。

カメラのシーン設定をいろいろ変えて試してみるも
結局夜景の写真は撮れなかった。

その頃、スウィーツを食べても食べても、痩せるのでおかしいなと思った。

結局、夜景写真は撮れなかったみたいで、
その日はベッドで寝た。
 
そのあと、12人部屋に一人で寝て、
ベッドの下に見知らぬおっさんを見て
私は顔をひきつらせた。




・・・最後の部分、姉ちゃんと嵐ファンにしかわからない話でごめんなさい。
オチはベッドで寝たというところです。


どこに行っても、日没後に知り合いのいない町を
一人で闊歩すると、もの悲しい気分になります。

それを味わいに一人で旅に出るようなものだけど、
翌日の夕方散歩は、まるで私がナポリで過ごした一年目のような
理由のない不安と孤独を味わうような
街歩きになりました。

こういう気分になると、自分の居場所を確認できて
現在の置かれている状況が、どれだけ友愛に満ちているか感じます。
オスロにいるカミッラに感謝ですよ!

イメージ 7
私が牧師になっても、友達でいて!