ここ数日、政治やデリケートな問題ばかり扱っていたので、
久ぶりに地元話題ですよ!
はい、ステキなイタリアですよ!!
私の住む町は“♪ア~イ・ウォンチュウ~、ア~イ・ニージュ~”って歌ってた
数年前からクリスマスのイルミネーションに県費をつぎ込みすぎ、
肝心の税金は値上げという街ですが、
左翼な市長はこれによって観光収入が見込めると
年々やりすぎになっていく電気の浪費を写真に収めてきました。
まずはこちら、サンタ・ソフィア教会のマリア様と幼子キリスト
影だけで聖母マリアと幼子キリストが分かるという
教会ならではのデザインにちょっとびっくり!
背後の赤い電飾は後光を表しているのだろうけど、
火事で避難しているみたいにも見える・・・。
この教会ではアンディ・ウォーフォールの展示があったり、
オタクの集まるCOMIKONというコミケがあるそうです。
建築様式も玄関前の階段もとってもバロックで
手前の噴水には、怖い顔の魚の彫刻があります。
ゆ、UFOの襲来!
メガネをかけてなかったら、絶対に勘違いしていただろう提灯イルミネーション。
後ろの建物はニューシネマーパラダイスのセットではありません。
旧市街は重機が入れないくらい細い路地が多いので、
左翼市長も整備を投げてます。
この手前に広場があるんですが、ここはクリスマスの市場になるます。
提灯は中近東風味の幾何学模様が描かれています。
サレルノはマイ・アラブブームを持ち込んだノルマン人によって
街が再建されたので(1127年)、街のモチーフもオリエンタルだったりするんですよ!
クリスマス市場が始まるのは、12月に入ってからかな?
木造の小さな家みたいな屋台が並び、ワカサギのテンプラ屋台なども出てきて
広場全体が魚臭くなります。
そこから海側に歩くと、公園があるんですが、そこのイルミネーションも・・・
光のアーチ、みんなここで写真撮ってます。
三重県のなばなの里に連れて行ってやりたい。
この公園には“魔法の庭”というタイトルが入口にかかっていましたが・・・
魔法というより、楽になる粉の庭。
電飾の蝶々が飛んでます。
幾何学模様も飛んでます。
こわっ
戻ってこれなさそうな怪しいモチーフに
自分が空腹過ぎて幻覚みてるんじゃないか疑ってしまいます。
あとは・・・文化のバックグラウンドが、やはり中近東。
だれも乗れない魔法のじゅうたんが旧市街のいたるところで光っています。
花の電飾は例年使いまわしのプラスチック板を延ばしたやつで、
エコというより、石油をマーガリンと同じ分子構造にしたものをわざわざ作って
不要になったときに、燃やすと有害ガスを出すやつです。
クリスマスはゲルマン文化なんで、東方趣味をコンプセントにするのは
ちょっと無理があるように感じる。
更に・・・
何じゃこれー
二年前にイルカの噴水広場にあった虹の大きな電飾の代わりに
今年はどうやらヴィーナス?
火の神ウルカヌスの男根が海に落ちて生まれた
美と豊穣の神とされているあの女神です。
全体的にはこんな感じ
キリストのシンボルが魚だからなのか、クリスマスのイルミネーションには
海のモチーフも多く見られます。
でもね・・・
クリスマスって言ったら、やっぱり雪とかツリーとか、
そういう方が似合っている気がするんだけど・・・
そんな私にもウレシイ電飾がありましたよ!
カミッラが遊びに来ると酔っぱらう、ラルゴ・カンポ広場です!
雪の結晶を映した光がぐるぐる回ってかわいいです。
しばらく見とれていると、小学生の社会科見学が来てしまいました。
ヤバい、ナンパされてしまう!
逃げようにも、メガネをかけたハリー・ポッター風の男の子に
ファンタを一緒に飲まないかと誘われてしまいましたよ、
嬉しいけど、あと十年してから誘ってくれ。
海辺の大通りにはクリスマス屋台が出ていました。
これは北イタリアのチーズ売りですが、
南のクリスマスには欠かせない、乾燥フルーツやナッツ類、
砂糖保有率が90%を占めるのではないかというようなアーモンド菓子
歯が欠けそうなくらい固いクッキーの屋台に混じって、
天然石や南アメリカの土産ものを売る屋台もあり、
そういう店からは、ニューエイジの音楽が流れていて
店員の目がいかれているか、死んでいる。
最後にうちの姉ちゃんが最近凝っているアレを
著作権なんか払ってたまるか!
“フランス王子”って店ですが、こだわりの食材(ワイン中心)を売っているようです。
オスカルは庶民の味方なんだけど・・・。
ついでに、近所の託児所に“ミッキー・ハウス”というのがありますが、
どこかおかしなネズミのイラスト付きです。
多分、同性のパートナーにも社保を認めたウォルト・ディズニーさんですから、
細かいことは言わないでしょう。
派手派手イルミネーション、これ全部フランス製です!
事故が起きたら、私たちも巻き添えです。