納得いかない、毎年のイルミネーション。
電気代誰が払っていると思っているの?!
サレルノは毎年、凝ったイルミネーションで話題を呼んでいるが、
・・・まぁ、くらげみたいな球体から豆電球をぶら下げているナポリよりは多少ましかな?
でもこのデザインで電気の浪費は許せない。
駅前にある光のクリスマスツリー
こちらが駅から続くメイン買物通り
光の玉が無数に散らばり、網のようなものに豆電球をくっ付けて天の川をイメージ。
この飾りは今年で3年目、それ以前はサーカスや海の底を意識した巨大で工夫のナイものや
プラスチックの玉に使い捨てコップを貼り付けて宇宙をイメージしたもの、
ペットボトルの底を繋いで作ったモザイク電飾など、
あまり喜ばれないものが多かった。
上の通りを抜けていくと、光で出来た巨大なツリーが!
この飾りも3年目。これ見たさに遠くからいらっしゃる方も多いとか。
ここで高校生らしき女の子2人に写真撮影を頼まれた、
何枚もアングルを変えて撮ってあげたので、
どれか気に入った一枚があったらといいなと思う。
ツリーよりもこの時期にクリスマス商戦として、
モッツアレラチーズとリコッタチーズの試食会をしていた
酪農工場Contadina直営店のほうが興味深い。
おととしだったか?パンも配ってた。
街の東洋人人口が高かったら、変装して何度も通りがかったフリをするんだけど。
この広場から先は旧市街、道は狭いけど、
お店と教会が沢山あるので、すごい賑わい。
旧市街の入り口、"魔法の庭"というテーマでデコレーション。
昼間通るとペットボトルを解体して作った風の安っぽい花飾りだったが、
電気をつけてもあまり変わらず、
ディズニーランドよりはトリップテイストがないので、
あまり不安にならなくて済むかも。
魔法の庭・・・の魔法の花だろうか。
とにかく人がすごいので、他人の煙草の煙を吸わされて気分下降気味。
込み合っていても、いきなり道端で立ち止まる人も多くて、
何度も躓きそうになり、文句を言ってしまった。
すごい人出に見えるかもしれないが、それはわがままな人たちが
周りを気にせずに立ち話をしたりして、道を塞いでいるだけだ。
旧市街のちょっとした広場。
左はバーチャル博物館、去年からサレルノ医学校の紹介を映像と音声のみで行っている。
実はサレルノはヨーロッパで最初の医学校が置かれた街でもある。
マヨルカ焼きのタイルで覆われたベンチは学生ホームレスが犬と
一休み物乞いに使っている。
右は絵画館、昔行ったけど、あまり記憶にない。
現実的過ぎる"魔法の庭"を抜け、旧市街の広場へ。
写真を撮っているおのぼりさんとズッコケオヤジ三人組。
ミラーボールに光を反射させて広場全体がディスコ会場か?
この広場にはケバブ屋や安飲み屋が多いので
酔っ払いなカミッラが遊びに来ると連れて行くことにしている。
電気の供給元はフランス原発って知っていると
益々ブルーになる。
Bluebonnetさんのクリスマス記事が素敵だったので、
私も挑戦してみたけど、
これだったらカルメンのクリスマスツリーの方が自分好み・・・。
国籍で一般化するのは好きではないけど、
カルメンには御フランスの血が入っているせいか、
可愛いと思うセンスが似ているかも。
なので、お口直しに
前回一部を紹介したプレゼーピオ、まだ飾り途中、ここからもっと沢山のお人形さんが出てきます。
キリストが生まれる納屋は中央奥。
屋根裏の様子。
寝そべっているおじさんと
サラミやチーズなどが保存され、
中央上部に見える緑と黄色の球体は
冬メロン、夏に採れたものを
低温で頑張って保存すると
冬には甘みが増して、
なんともいえないデザートに。
羊飼いの方々、
東方三博士はまだ到着していないようです。
このプレゼーピオ、
ネコちゃんにも魅力的なようで、
身動き取れないだろうくらい
狭い小屋の中で
寝ていたりする。
最後に・・・
残念なクリスマスツリーといえば、こちら。
アントニオの実家の樅の木。
なんか傘のような、スカートのような、
その下にある古代彫刻っぽいのが、
チープさを更に引き立てている・・・。
さすが、バロックおばさんの家のツリーだ。
そもそもイタリアの文化ではないしね・・・。
イルミネーションよりも毎朝の朝日と雲と海の
グラデーションの方がよっぽどきれいだと思うな。