ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

トロンハイムの思い出

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そういうわけで、余ったチケットでトロンハイムに来たのですが、
ネットの情報ほどあてにならないと今回ほど思ったことはありません!
 
トロンハイムには安く泊まれるホステルがあるはずなのですが、
ネットで調べてみると、予約は二時間前にフルになったという表記がありましたが、
イタリアのホステルは予約を入れても来ないことがよくあり、
到着順に受け入れてくれるシステムだったりするので
そういう期待をしてホステルへと歩を進めていたのですが、
住所についても人の気配がない。
 
その辺でタバコを吸っていたおばちゃんに聞いてみると
ホステルがオープンするのは夏だけとか・・・
Hostel.comとかいうサイトでは、そんなこと一切書いてない上
予約は2時間前にロシアからのお客さんが最後のベッドを取ったとありました。
 
・・・がっくり。
 
そんなわけで公爵という名の民宿に3倍近い値段をだして
泊まることになりました。
 
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トロンハイムといえば、運河の木造倉庫群のほかにも
ノルウェーキリスト教化したオラフ・トリッゲヴァッソンにより
最初の教区が設けられ、こんなフランスのノートルダムもどきの大聖堂がたっているんですが
入場料がいるので、カリタスのない宗教施設にお金を払うことをためらう私は
外側のディティールのみを楽しむことにして、
ほかの見所に行くことに。
 
ツーリストインフォメーションセンターのお姉さんが
フェイスブックを楽しんでいるときに訪問した
間の悪い客だったので、地図と冊子をくれるだけで
あまり親切に教えてくれずに、ふとオーレスンに行ったときの
赤毛のお姉さんが恋しくなってしまいました。
 
 
マンホールカバー
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このようにトロンハイムキリスト教にとって、とても重要な拠点なため
マンホールまで教会の香りがします。
下にある3つの頭が気になりますが、同じような彫刻が大聖堂にもついていたので
あとで調べてみましょう。
 
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夜行で着いて疲れていたけど、ホテルの客がなかなかチェックアウトしないので
2時までお外で散歩してきなさいという受付の兄ちゃん。
まあ、荷物がないからいいけど寝転びたい。
 
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また大聖堂の前で一休み。
 
観光の要になる場所なので、お土産物屋を兼ねたチケットセンターがあり
トイレが使いたい放題(無料)なので、彫刻見物にはよい場所です。
ベンチがあるので、お疲れの私は小さな街を一通り歩いた後に
また戻ってきて、ヨーグルトランチですよ。
 
 
 
 
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木造の橋、クレーン付き。
 
以前ネットに北欧金髪地図なんて作っているあほがいて、
ノルウェーは中部に集中しているらしい、
確かにオスロやベルゲンに比べて金髪率が高かったが、
ハンサムは西側で少なくなる傾向があるので
ちょっと寂しい・・・。
 
町の人に話しかけるほど、インフォメーションが不足するような街ではないし
信号が必要なのかと思うほど交通量も少なく
6時ごろには街から人影は消えるので、
地元人だけが参加する黒魔術の集会でもあるのだろうと思った。
 
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かわいいお店もあるにはあるけど、
ベルゲンやオーレスンに比べて、あまりインパクトを覚えない。
冬に来たらきっときれいなんだろうと、パンフレットの写真を見ると思う。
 
びっくりしたのは、カミッラの持っていた怪しいカフェのポイントカード
ストロベリーな女の子たちカフェがあったことです!
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何気にチェーン展開してのね。
中を覗くと年金生活している中高年がでかい声でおしゃべりしている
とっても健全なカフェでした。
 
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ベリーと聞いて欲しくなったので、スーパーでラズベリー買って食べました。
カミッラの庭になっていたやつのほうが甘くておいしいです。
スーパーのレジにいた中近東系のおっさんが
日本語を妙に知っていて、人口の少ない街のレジを詰まらせていました。
 
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中心街と別方向に歩くと、Munkshollenという修道院のあった島が見えます。
北欧では最初に修道院を離れ小島に立てて、
陸地の様子を伺っていたんでしょうか?
要塞のようなつくりが目立つので興味深いです。
ナポリのメガリス島みたいな感じ?
 
この街でびっくりといえば、街からフィヨルドも氷河も見られることで
カラフルな木造住宅のバックが雪山と海というのが不思議。
ちょうどノルウェー北部トロムソ出身の電子音楽デュオ、
ロイクソップの音楽にぴったりの不思議な風景です。
 
そういうわけで音楽を貼り付けときます
 
 
 
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黄色い雲が不気味です。
北欧のこういう空と木造住宅にどきどきする私は変態です。
 
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十時くらいにやっと暗くなり始め、私も一日中歩き回ったのでお疲れですが、
テレビがあるので、つけてみると北欧らしい開放的な性を取り扱った番組がやっていました。
 
その名も”セックスライフ”。
倦怠期の夫婦がいかに雰囲気作りをするかという
おせっかいなドキュメンタリー番組なんですが、
奥様がヨガやタントラのビデオを用意したり、
下着姿で雪に飛び込んだり、愛のメッセージつき唇形の付箋で
食卓までの道を示すという迷惑な方法や
スケベな写真撮影をスタジオでしたりする健全すぎる性の番組でした。
 
面白かったのは野球帽にいたずらっ子風なシャツを着た
一見ポケモンのさとし風旦那さん、”奥さん、こんな人でいいの?”と思うような風貌だったんですが、服を脱いだら私が一番エロいと思うKOCの素人アイリック風。
セックスライフなんて番組に頼らずに奥さん!服に気を使ってやれよ!!
なんて突っ込みを入れてしまいたくなりました。
 
・・・トロンハイム?きれいなところですよ、ああ~また行きたいなとか言ってみたりして。