写真で見ると、やっぱり北欧人のカミッラ
危ない前置きから・・・
神学校のお友達の一人に、結婚しているヘレナに恋している生徒がいて
彼女の前でソファに座って、携帯電話をいちぢるしく真ん中に置いたそうです。
カ: ヘレナ~、あの男子生徒注意だよ~!
へ: どうして?
カ: 携帯電話をいちぢるしく真ん中に置いてるなんて、あんたを誘ってるんだって
へ: まさか、彼はシャイだもん。
この会話変ではないですか?
カミッラの深読みもヤバイし、ヘレナのシャイだからこんなことで
アピールしないという冷静すぎるお返事も
私にはウッディ・アレンの世界です。
男が携帯電話をあの部分に置くという行為、ナポリだったら誰かが注意します。
ノルウェーでは、あまり性に対する意識がないのか、
以前の記事で紹介した”ストロベリーな女の子たち”なんて普通のカフェがあったり、
パンツ丸見えのミニスカートはいている女の子がいても
寒くないのかな?程度のことしか考えないのでしょう。
実際にナポリでスカートをはいたり、着飾ったりするのは、横に男性がいるときだけですが、
こちらでは、当たり前のように健全なセクシールックができます。
もし私がこの現場に居合わせていたら、することはただ一つ、
この男子生徒に電話をかけることです!
授業妨害にならないようにマナーモードにしていることが
考えられるので、電話の振動が面白いことをしてくれるに違いないでしょう。
どうしようもない前置きですみません・・・
スウェーデンでトイレを借りたのがきっかけでお友達になった
移民系スウェーデン人のお友達が
北欧人は酒を飲まなければハイにならないと言ってたっけ・・・
カーディガンズもインタビューで日本のオーディエンスが
ナチュラルハイでびっくりしたとコメントしていたことを思い出します。
ノルウェーに着いた日、あまりにもうれしくて危ない冗談ばかり言っていた私、
カミッラはそういう話にやたらと反応するので、
二人で笑ってばかりいて、酔っ払いに見えたみたい。
私は酒が飲めない、ドラッグは効かない、
だから、カフェインとニコチンで十分ハイになれます。
体が疲れるとアドレナリンも良く出るので、
カミッラと一日を過ごすとそれだけで、
お疲れ脳にたくさんの自前ハッピーがでてきます。
ただ、司教候補のポールに注意されてから、
どんなに素敵な子が目の前にいようが、
おとなしくすることを心がけるようにしました。
翻訳コースのお友達にはイタリア語を話す人が数人います。
授業の後におしゃべりすると、アカデミックな会話からはいって
お下品な話に持っていくと、みんな酔っ払いみたいに大声で笑います。
考古学専攻してて良かったと思うことが良くあるんですが、
イタリアで考古学というと、百科事典並みに幅広い知識を勉強するので、
いろいろな会話についていけます。
こういうお堅いお話が好きなノルウェー人が周りに多いので、
そこから、私の怪しい思考に話を持っていくと、
古代哲学の延長として楽しんでくれます。
クリスマスの飾りつけとり忘れ道
そういうわけで、毎日を割りとハッピーに過ごしていた私なんですが、
どうでもよくなったはずのヨハンネスに再会していないことで
ハッピーアドレナリン酔いが覚めてしまいます。
このことはカミッラにはいえません。
昨晩、ヨハンネスの写真を見せられてから、膝の振るえが止まりません。
蝶々のシャツや原色過ぎるセーターを着込むという怪しいセンス、
伝統衣装やだぶだぶのスーツ姿、サンタクロース衣装といった
コスプレ写真もあり、私の変態心に火が付いてしまい、
どうしても会いたくなってしまったのです!
先日、旅費稼ぎの学生からコーヒーを二杯も買ってしまったのは
男子生徒がヨハンネスに似ていたからです。
目と髪の色は違うもの、トーマの心臓でいうところの
エーリクに妙に付きまとうユーリの心理と同じです!
カミッラが寝静また後、カルメンとどうしても連絡を取りたくなって
珍しくフェイスブックを開けると
懐かしいお友達がオンラインだったので少々チャットすることになりました。
この人、変な駆け引きでずいぶん私を泣かした人ですが、
時間帯が深夜だったこともあり、眠りに就くまで話を聞いてくれて
これをきっかけに5年振りに仲直りしました。
(な~んて書いたらロマンチックですが、相手は私より身長が低くてデブの兄ちゃんですロンゴバルド族の末裔なので、北欧系イタリア人だけど)
イタリアに来る人に多い理由の一つにエモーション探しがありますが、
私はイタリアを離れることで、自分のまわりにいる人たちに感謝を覚えます。
今晩、急遽トロンハイムに行くことになってしまいましたが、
それよりも神学校の授業に行きたい・・・。
お金がないのでたったの一泊、帰ってきたら
お日様みたいな生徒たちとあうのが楽しみ。