ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ネアポリッス

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ナポリの怖いツアーは怖いからちょっと中断して、
私の心の隙間を聞いていただこうと・・・
 
サレルノにある自宅に戻って来たのだけど、
実は慣れたはずの一人がちょっと辛いです。
2週間カルメンのアパートで過ごし、朝は博物館に午後は猫の世話を、
かかってくるセールス電話を受けながら、夕食の食材を買い足しに行き
カルメンとアントニオの帰宅を待っていたわけです。
 
 
怖いツアーの記事に使う写真を撮ろうと、久しぶりに新鮮な気分でカメラを持って歩いたのだけど、
今まで忘れていた再発見が多かったのは、猫の出産目撃ショックからだと思う。
 
 
 
オルゴールおばちゃん
東洋大学のあるサン・ドメニコ広場の前ではオルゴールおばちゃん。
回転しながらアコーディオンを弾いています。
左のお菓子屋さんはナポリの老舗、味は・・・お酒好きにはたまらないかも。
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上のオルゴールおばちゃんと同じ通りにあり、最近公開された。
中にはローマ風の庭園があり、後でまとめてお見せします。
左端に見える白い衣装のピエロはナポリ喜劇に出てくるプルチネッラ、
赤いワンピースのお姉さんがソフィア・ローレンみたいで素敵だったなぁ・・・。
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ウンベルトI世のガレリアはミラノのものとそっくりだけど、フランス系化粧品店SEPHORAが入っている割には
なんだか廃れムードの入りにくいお店が一杯、ここのバールにはサンザーロという派遣おじさんがいます。
右手に見えるのがサン・カルロ歌劇場、
左手には修復中の教会があり、毎週土曜日にはラテン語による典礼が行われる。
ナポリにお越しの皆さん、この辺で飲食するのは止めましょう、高く付く上に不味いです。
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レアル王宮
こちらもちょっとしたお話があるので後程別の記事にて。
図書館も併設されており、庭園やそのテラスからサンタルチア湾が一望できる、
ナポリはお金をかけなくてもきれいな景色がきちんと堪能できるんです。
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プレビシート広場
ネオ・クラシック様式のサンタ・パオラ聖堂に囲まれてなかなか素敵。
数年前まで駐車場だった。おっさん、仕事仕事!
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カフェ・ガンブリヌス
伝統あるカフェで店内で飲食できるが割高。
アールヌーボーな店内はどこか古き良きニューヨーク的、行ったことないけど。
立ち飲みだったら他のバールと値段は変わらないので、挑戦してみてもいいかも、
でもちょっと人が多いので、ゆっくりはできない。
季節によってカップも変わるのでそれもお楽しみの一つ。
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キアイア通り
カフェの横で結婚式の撮影をしているカップル。
きっと式を隣のサン・パオラ聖堂で挙げたのだろう、Pronekoさんだったらもっと近寄って撮ってたかも。
花婿さんは輝くブラウンのスーツ着て、花嫁の右で笑っている男です。
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聖カルミネのお裾分け
イタリアにはカトリック諸聖人の日が決まっており、
自分の名前と同じ聖人記念日にはお祝いをしたりする。
カルメンのオノマスティコ、カルミネの日は7月の半ば、ナポリの老舗菓子屋のお菓子でお祝い。
ご近所のアントニエッタとその妹テレーザもお呼ばれされて
皆でオレンジ風味のズコットを頂きました、こちらのお菓子、私が戻してしまうほどお酒が強い!
アルコールに弱い人注意!
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猫の面倒を見るという名目で行ったのだけど、
子猫が生まれた後も居心地の良さから随分居座ってしまった、
もっと居てもよいといわれたけど、夏の休暇で猫もカルメンも実家に戻って行ったため、
空っぽなアパートにいるのは私も(泥棒が)怖いので
自宅に引き返して来た・・・が、出発の前夜、
カルメンが徹夜で食べ切れなかった果物の保存食作り
つまりジャム作りを初め、そのお手伝いしているうちに朝が来て
猫と移動するので、と暑くならないうちに出発して行ったカルメンと猫たち。
みんなを送り出すと急に悲しくなってしまった。
 
そんなときにカルメンのある言葉が浮かんできた
"愛は犠牲と引き換え"
何かを愛する気持ちはとても素敵だけど、それと同じくらいに悲しみのリスクがあるということだ。
これは今年の大震災と原発事故で気が狂いそうになっていたときに言われた言葉。
私は一人の人生に耐えることと引き換えに、家族を作らないことにしようとしている。
本当に愛する家族を作ったところで何かが起こったり、うまく行かなかったりした場合、
そのときの苦しみを想像すると怖いから。
しかし、こんな間抜け面で言っても説得力ない上、ちょっとコントに見えるぞ、
つまり・・・理論だけで生きないで挑戦しなさいということなんだけどね。
 
自宅に居るときの特権として、久しぶりにカレーを作って美味しかったよ。
 
 
ナルチストモードのときは
なぜか心に音楽が流れているから不思議。
カミッラに禁止されている変な歌詞の
スウェーデンインディーバンド、
私の高校時代は彼らの音楽に
どっぷり浸かってました。
 
 
 
Eggstone
Waiting For The Bell