ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

2011年と DJ monk

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Boy, put your favourite record on!
 
 
初めに・・・
 
音楽の独り言って、結構きついのでご遠慮なさらずにスルーして下さい。
 
 
今年はあまり収穫なしだったかな?
去年出合って、恋するように聴いていた音楽も
空白だった2000年からの10年間にリリースされたものだったので、
一年で10年分を聴いた去年と比べてはいけない。
 
赤字の部分は音楽のサイトとリンクしてあります、
興味がある方は試聴にどうぞ!
 
さて、今年リリースされたアルバムで楽しみしていたのは・・・
 
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Hest   
Kakkmaddafakka
前回のアルバムよりも成長したはず・・・
アーランド君プロデュースというだけあって、
踊りたくなるようなリズム感。
英語が聞こえてこなければ多分良く聴いたであろう。
パーティでかかっていたら、さぞ楽しめるだろうが、
こんな歌詞だったら女の子達は全員帰るぞ。
 
 
 
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Wave  
The New Wine
若いのに経験値高め、の割にはちょっと期待はずれ。
インディーっぽいバンドが成長すると、一般的に売れない要素を
取り去る傾向が見られるのだが、こちらも例外ではなさそう。
ファミコン世代の私にはおしゃれ系な電子音がどうも慣れない。
以前あった荒削りな部分が無くなって、
聴いていて重い気分になるような曲ばかりが
ラインナップされてしまっている。
やはり自活の苦しみを知らないキーボード奏者の
人生修行が足りないからだろうか?
 
 
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aabenbaringen over aaskammen 
Casiokids
 
11月にも東京公演にいらしてくれたカシオキッズ。
余裕を感じさせるような音遊びをする彼らの新しいアルバム、
清純派電子音楽的な仕上がりも大人な彼らの
聴き心地の良い一枚。
音にトゲがないので、妙な暗さも心に重くのしかからない。
イタリアには来ないのかしら?
 
 
 
 
 
 
 
ここからはシングル部門。
紹介できるのはたった二枚だけど、聴きがいのあるEP。
 
 
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インディーテイスト丸出しな女の子4人組。
今年日本でも発売されたEPに加え、
新曲Vondt Hjertet(訳すると下心か?)も
可愛いスカサウンドとお尻の青さがポテンヒット
ジャケットデザインは何気にスミス風?
 
ただ、小さな会場で楽しむタイプのバンドだろうなという印象、
もし、売れてビッグになってもカーディガンズのような道を
選ばないで欲しいと心から思うグループの一つ。
インタビュー映像見た限りだと、相当なニコチン中毒なようだ。
 
 
 
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男子中学生の落書きチックなジャケットからどうしても聴く気が
起こら無かったけど、アイリックがコラボしていると知ったら、
要チェケッですよ。
懐かしい90年代風のハウスとアイリックのしっとりボーカル、
ダイエットコーラで中身がドロっとしたブラウニーを食べているような・・・。
一瞬、炭酸の刺激と爽やかさを感じるかと思いきや、
その後に押し寄せる中毒性の甘ったるさ。
今年発売のもので、一番聞き続けた一曲。
 
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オスロ公演の際はアイリックがゲスト出演、
Uusi Fantasia の皆さん、
実はKings Of Convenienceの知名度
北ヨーロッパ内に留まったいたころ、
アーランドと変人DJ仲間だったのか、
彼らの曲をリミックスに利用したりなどのつながりがあり、
そのツテを利用しての今回の曲作りに至ったのであろう。
それともアーランドから何気に音楽自立をしたいと
思っているアイリックが名乗り出たのか・・・。
 
 
 
 
 
 
音楽ビデオの方もプロモーションとしてよく使われるけど、
3つもビデオ作成したKakkmaddafakkaのものはどうもセンスを感じない。
多分本人は70年代のセクシーコメディー風を目指したつもりだろうが、
面白味に恐ろしく欠ける(音楽を面白いかどうかで決めてはいけません)。
 
 
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曲も映像もマニフィック!言うことなしの映像美:-)
撮影場所は最近自転車を盗まれたというアイリックの自宅屋根から始まり、
ベルゲン上空を飛んでいきます。
ベルゲンも二人も大ファンな私にはたまらないビデオ。
 
 
 
 
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アーランド君のドイツユニット、今年初めからはじけてこんなホームビデオ撮ってました。
会場はピアノ弾いてるダニエルの自宅らしいけど、
お正月パーティの出し物?
アーランド君の危なっかしいギターと元気な調子はずれ具合が
(ファンには)可愛いビデオでした。
 
 
 
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最初はタイの印象やオーディエンスの様子を質問されているけど、
食べ物の話になると、いつもは無口なドラムの彼がでしゃばってきて、
妙にタイフードに詳しいのか、真剣な顔で好きな料理について語り始める、
しかも"スパイシー"としか形容できない彼にアーランド君、
面白おかしくても頑張って笑いをこらえている。
 
 
 
 
 
Himmelen  
Fjorden Baby!
 
こちらのビデオはベルゲン4人組の音楽ビデオ。
彼らの曲はあまり新鮮さがないので、好きではないけど、
ビデオの早回しを使って、ベルゲンの日常を写してくれた、ちょっとドラマチックな作品。
嬉しい景色、見覚えのある場所にときめきつつも
なんてことない日常を過ごしている人たちの様子を見ていると
なぜか泣けてきます。
 
 
 
 
Tuhatjalkainen   
Freeman
 
不良中年が夜中のドライブをするという、近い将来私にも訪れそうな未来予想図ビデオ。
本気にダサいのは、すごくカッコいいもの、可愛いものを撮るよりも
難しいのではないかと思う、Freemanはフィンランドの元アイドルだろうか?
Uusi Fantasia とも今年、ヒットシングルLiian myöhään という曲でビデオを撮っている。
彼らのビデオはセンスが電気グルーヴに似ているかも、
この面白さはヒットです。
 
 
良く分からないけど、心霊写真とかモンタージュっぽいUusi Fantasia の皆さんとアイリック(左から2人目) 
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アイリックの目が死んでいる。そして、なぜか軍服の皆さん。
 
 
言わせてもらうと・・・Uusi Fantasia のお二人さん、
電気グルーヴのような危ない面白センスを持った人たちが
KoCの真面目に生きているアイリックとコラボしたということ事実、
私にとってはビックリだったわけです(アーランドも勿論真面目に生きています、ちょっと別の次元で)。
 
ファミリーマンとか、真面目に"フリーより彼女がいたほうがいいもんね~"とか歌ってみたり、
テロに巻き込まれたくないという理由で、アメリカツアーをキャンセルしたりしたアイリック、
この二人に面白がっていじめられたり、
影で小ばかにされたのではないかと余計な心配を少々。
 
アイリックの方もこんな残酷に面白い香りを漂わせるおじさんたちに
困ったりはしなかったろうかと、勝手な妄想をめぐらせてしまったりしたけど、
良く考えたら、赤毛の相方も相当な変わり者のようだから
免疫はあるんだろうね。
 
 
 
 
 
 
上の音楽がお気に召さなかったら、
真面目なこちらを→
 
Put your records on
Corinne Bailey Rae
 
 
 
間抜けな音楽談義にお付き合いして下さった方、有難うございました。
 
前の記事で書ききれなかった今月のお話を少し。
 
救急病院へ
右目の化膿により、出血があり、深夜の救急病院に行くことに。
翌朝、眼科医に見てもらいに出直したが、
応急処置に注された目薬が化膿をさらに悪化させたことが判明。
診断結果は何かしらの刺激により目を強くこすった為に
毛細血管に傷がついたとか、そういえば、朝起きたら手が血だらけだったことがあった。
夢遊病で世界の理不尽と殴り合いのケンカでもしてきたのかと思っていたが、
自分の目を傷つけていた可能性のほうが高い。
 
こちらの眼科の先生、診療費を無料にするために
嘘の報告書を作成して下さいました・・・
私にとっては目が飛び出るほどの恐怖だった目からの出血、
診る側にとっては、診断書に嘘を書き込まないといけないくらい
軽い症状だったようだ。
 
 
 
テストの日の脳内麻薬
通常、自分の番が廻ってくるまでは、誰かが質問されている内容を聞き取って、
本でその答えを確認したり、質問時間を測ったりしてすごすのだが、
昨日のテスト会場には、アイリックそっくりのお花ちゃんがいらっしゃいました。
青い目に不潔そうな巻き毛・・・、気づかれないように見ていたが、
隣に座るのは冴えない眼鏡の娘、間抜け具合が自分とそっくりだったので、
益々、気になってしまう・・・。
自分の番が済み、待ち伏せでもしようと、彼の存在を確認したら
ただの野良猫風の目つきの悪いお兄ちゃんでした。
テストの前は極限状態に近いので、変な幻覚を見やすい。
大学に初めてプチアイドルができたかと思ったのに、残念。