ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ニセ菜食主義のご馳走

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久しぶりに日本並みの暑さがやってきました。
昨日のナポリは35℃!
"こんなに暑い日に早足で歩くと余計暑いぞ、ナポリはゆっくり歩け!"
早足で日陰に向かう私にそんな一言を投げかけたおっさん、
そうだけど、日陰に早く入りたい、そして昨日のような暑さには日陰もそれほど効果がない。
 
今回はサマーパーティ特集。
別に特集というわけでもなく、
ただ単に数年前のカルメンの誕生日の写真が出てきたので
ちょっとだけ紹介。
上の写真は魚介のニョッキを持つカルメン
 
 
ニョッキのアップ。
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ジャガイモ入りのニョッキと海老、アサリ、ムール貝とプチトマト少々で味付けした
とても豪華な一皿、朝からちょっと遠くの町まで行って
買ってきた素材、時間があったらニョッキも手作りだったのに。
それでも、今まで食べたもので一番美味しかったかも。
 
私は経済的菜食主義なので、高いお肉もお魚も遠慮しているけど、
こういう機会では有難くいただいている。
お肉やお魚は苦手だけど、実は海老とか貝とかイカとか・・・Love。
 
 
イカ飯?
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メインはイカの中にげそとパンなどを詰めて、トマトソースで煮た物。
長いこと作っていないとレシピを忘れていたカルメンだけど、
これもとても美味しかった。
 
付け合せのサラダはカルメン宅の畑で採れたもの、
これに庭から積んだオリーブで作った油と、
庭から採れたぶどうで作った酢をかけていただきます。
 
 
蝋燭に火をつける甥っ子、兄嫁のアンナ、カルメン
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右に見えるズコットはガエタノ君のママが作った
バッファロー乳で作ったリコッタチーズを
ココアとコーヒーで練ったクリーム入りの冷たいお菓子。
さっぱりティラミスといったところかな?
 
 
ケーキ・・・一体何本蝋燭立ててんの?!
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イタリアに来たときからずっと思っていたけど・・・
どうして注文したケーキは美味しくないのだろう・・・。
スポンジがちょっと固めで、大概お酒のシロップにどっぷり浸かっている、
中のクリームは片栗粉で固めてあるのか、風味がなく甘いだけ。
こちらのケーキは中にワイルドベリーが入っていたので
その分美味しかったけど、やっぱりお家で手作りケーキの方が美味しいな。
 
日本のデリケートなスポンジやカスタードクリームからは、程遠い・・・
逆に日本に留学したイタリア人は日本のお菓子が物足りないとか、
甘くないだの、クリームが柔らかすぎるだの。
 
 
カルメンの誕生日から2日後には兄嫁のアンナの誕生日
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アンナは誕生日の前日に夕食会を開いた。
0時にケーキを切っておめでとうする、前置き式で行った。
イタリアではこういう形式のお誕生会が多い、更にはお誕生会にかかった費用は自費が当たり前、
いつだったか、日本人留学生のお誕生会に招待されたので
行ってみたら、千円近く"会費"を取られて泣きそうなったことがあったなぁ~。
 
ちなみにアンナは魚介のフシッリを。
フシッリは手打ちパスタの一つで、家庭で作ることがスタンダード。
ご覧のように使い捨てのプラスチック皿で振舞っているけど、
後片付けが楽とはいえ、イタリアでパーティといえば皆さん便利を選ぶ、
それに対していつも罪悪感を感じる私・・・。
 
カルメンはこの使い捨て容器で食事を振舞うことに反対しているので、
自分のパーティのときは必ず、落としたら割れるお皿で振舞う、
それは環境問題とかではなく、見た目に美しいという理由から。
 
 
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皆さんお昼にご馳走を食べてくるので、夜までフルコースを出したら
疲れてしまうだろうと、メインはモッツァレラチーズ
世の中にこれほど美味しいものはありません。
 
 
 
イメージ 8蝋燭を吹き消した跡。
 
妙につらそうなカルメンパパの表情が
なんだか可笑しいです。
 
 
 
 
日本の未来は現在にかかっていると思います。
どうか他人事のように原発問題を見ている方がいらっしゃったら、
少しでも関心を福島の子供達に向けてください、
そして原子力がどうしても必要という方は福島の数値が高いところに
引越しして、地元の食品を美味しく消費し、窮地に追い込まれた
農家や漁師の方に一役買ってください。
事故はまだ終わっていません、ご存知でしたか?