ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

カレークレイジーの二週間後

9月になり、私の二週間5ユーロ生活も終わり、
休暇中だったお店も開き"元通り"の生活が始まる。
 
買い置きした野菜は残ったし、買い足したのはカレー用のスパイス類とココナッツミルク、
パスタ用の魚介ミックス冷凍と久しぶりのスナック菓子。
 
毎日のカレーにはかなり飽きたので、別メニューとして食べていたのがサブジ
 
一見、北九州市の男性用ホストクラブの店名にも聞こえる"サブジ"の正体は
インドの野菜炒めで、もちろんカレー味。
この炒め物に嵌った私はほぼ毎日頂いている。
 
やっぱり前世はインド人か?
 
 
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左がズッキーニのサブジ、右は残り物のカレーに偽ナン。
 
皿の大きさがばれないアングルで。
 
ナンはヨーグルトとか、バターミルクを入れて作るらしいが、
なかったのでイースト菌と塩と水のバゲット生地から
それっぽくして作ってみた。
カレーもサブジももっと辛くていいかも。
 
そういえば、唐辛子も切らしてた・・・、来週まで我慢。
 
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アマルフィのスパイスショップ。
 
ここの乾燥トマトはスーパーより安い、
中国産か?
 
お店のおばちゃんは写真を撮るのに
お金を要求するガメツイ方、そしてヒステリー持ち。
カルメンは怒られたこともある。
 
ちなみにイタリア国内の土産物屋で売っている
パスタ用ミックススパイスは
一般家庭ではまず、使われていない。
 
・・・つまり、庭先を覆っていた雑草(ハーブ)を乾燥させて
何も知らない観光客に売りつけるという、
庭もスッキリ、お金もがっぽりの一石二鳥商売。
 
 
 
 
 
そういうわけで、開封を逃れたベルゲンスープ。
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私の机の引き出しに収納されたこのスープの役割は、
疲れた脳みそに目の保養。
 
辛かったのはカフェイン切れと乳製品不足。
コーヒーとチーズがないのは寂しい・・・。
 
 
 
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  珍しく若いお友達とピザの写真。
これを2枚食べないと気が済まない私
 
 
 
空腹時に妙な集中力があり、お勉強が進むことや
妙に食欲を抑えることができるなど、
今回の大食い禁欲生活は良い糧を得た。
 
今思い出すと、現在のバイトを始める前は
もっとお腹を空かせていたと思う。
 
私の場合は週末ナポリで、カルメンから食事の面倒を見てもらえたり、
突然遊びに来るカミッラの"作って~"攻撃により、
材料費は彼女もちだったり、ノルウェーから頼んでもない食品持ってきてくれるなど
それなりの救命艇があったので"辛い"といってはバチが当たる。
 
しかし、友達づきあいでカフェに行ったときも
自分だけ注文しないのは普通だったし、
スーパーのチーズ棚を羨望の目で眺めていたことも良く覚えている。
 
招待されてびっくり、日本人留学生による会費制パーティのあとも
しばらくジャガイモと塩で暮らしたが、このときに受けたテストは満点で通ったし、
空腹は普段使わない体の機能(ってこの場合は脳みそか?)が働くのかも。
 
そういえば、私が工夫して始めた安素材料理も菜食主義も
みんな節約から始まったことだったなぁ。
 
今一番恋しいのはチーロのモッツァレラチーズとベッレーだけど・・・
 
この二つはカルメンが休暇から戻ってくるのを待たないと
億万長者でも食べられない。
 
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大好物のベッレー、お店では買えない畜産家の家庭消費用チーズ。
パルメザンチーズのような風味に、カルメン宅ではパスタにかける粉チーズとして利用している。
金額的には1キロ5ユーロ程度、パルメザンが1キロ15~20ユーロほどなので、
格安だが、コネがないと買えない。
 
 
応援してくれた皆さんと祝福を下さった神父様、
ありがとうございました。
 
これからもケチは通します。