90年代のイメージだと海外旅行は忙しく何カ国数都市を訪問するので、オスロに10日間もいるというのは折角の旅行なのに?と自問自答すらしているのが正直なところですが、カミッラのおかげで旅行では味わえない地元のイベントやトレッキングに参加できてまるでオスロ市民になったような気分でした。
・・・とか言ってみたりして。
もう10年近く毎年のようにカミッラ宅に滞在しているし、仕事を始める前は一か月くらいいるのもザラだったので(帰国便をオスロで予約したこともあった)、見慣れた外国みたいな感じ?
そんなオスロともしばらくお別れです。
オスロ空港ガーデモエン
オスロ中央駅から電車で20分くらい、空港に止まる電車は飛行機マークが付いているので心配はないが、毎年カミッラと乗る電車でもめる。
駅で同じ方向の電車に乗れば着くと思っているカミッラが示す電車にはそのマークはなく、それでも大丈夫というので乗る前に駅員さんを捕まえてつたないノルウェー語で聞いて確かめるということが毎年の習慣になってしまった。
カミッラは空港までは家の近くで乗れるSASのバスを利用するので電車での行き方には詳しくないのに疑いを持たないのはオスロ市民のおごりでしょうかね?
彼女のことを良く知らない外国人だったら、アドバイス通りその電車にのって飛行機に乗り遅れるでしょう。
そんなカミッラもオスロ中央駅でエスプレッソを一杯飲んで、仕事の打ち合わせがあるというストルムスタッドという空港駅の一つ手前の駅で下車するので、そこで来年会いましょうとお別れした。
オスロ空港はとても広くて何にもない
私の乗るポーランド航空はスターアライアンスなのでSASやルフトハンザと同じブロックで、自動化が進むノルウェーでは珍しい自動搭乗券発券機では発券できず、荷物と一緒にカウンターに並ばせられます。といっても、時間的に空いているのですぐに手続きしてもらえた。
2年間のアエロフロートでは中近東系の家族連れが長蛇の列を作っていたので北欧でも並ぶことがあるのだと感じさせられました。
制限エリア内
空中の紐が組み合わさったオブジェがあります。
制限エリア内外に構わず、割高なので買い物はしません!
ノルウェーで買うものはスーパーで調達済みなので、免税店でプライスチェックをしたり、持ってきたバナナを食べたり、水筒に水を汲んだりして搭乗時間を待ちます。
広すぎるトイレ
搭乗口近くには数メートル毎にトイレがありますが、ブースは基本2つ。
階段を降りたところに広くて薄暗いトイレがあり、とっても静かで落ち着いて用を足せます。
いつもながら、ポーランド航空は遅延するのでゲートが中々開かず通路がふさがるくらいの人で込み合っていました。
トランジットに2時間半あるので、時間通りに出発してくれるならワルシャワでお土産をゆっくり買って、出国手続きに向かえるのに遅延状況によっては成田行きに乗り遅れる可能性もあって、ハラハラしてしまう。
約一時間待って搭乗となると、非常口席で足元が広い。
でも、ワルシャワまでは1時間半なので、成田行きがこの席だったら良かった。
相変わらずの沖止め
これ、空港施設内に入るまでバス内で待たされるので時間が掛かる。
しかも今回はかなり遠いところで降ろされたのか、他のバスや飛行機の移動に阻まれて30分くらいかけて空港施設内まで入っていったのでは?
バスが到着ゲートに着き、急いで大き目で品数の多いお土産物店で、往路時にあらかじめチェックしておいたチョコレート類を抱えてレジへ行き、その足で出国手続きのブースに並ぶ。
これでEU圏内を出国したことになるので、もう10分程度で搭乗開始となるゲートへ向かうと、成田行きも随分遅れているようだった。
パスポートコントロール後のエリアには最小限の土産物やニューススタンドがあるくらいで、レストランもあるのに、去年ここでポーランド名物の皮の厚い水餃子みたいなやつを食べたが10ユーロも払ったのに水分の飛んで固い皮の餃子4個のみしか食べられなかった、しかも中身は肉一択で、ジャガイモ入りはなく罪の意識と後悔にさいなまされながら帰路についたことを思い出す。
一時間くらいしてやっと搭乗が始まる。
毎回ながらプレエコにアップグレードする人を募っていた。
復路はお気に入りの席を予約することが出なかったので、後方の通路側にしたが、私の列は3人とも日本人女性の一人旅らしく、真ん中に座った人がどちら側からトイレに行くのか気になってしまった。
一回目の機内食はレンズマメのスパイス煮とクスクスという北アフリカ風のメインにアスパラが印象的なサラダ、胚芽パンとフルーツ。
蜂蜜が付いているので、この機内食を作った会社のヴィーガン概念を疑ってしまう。
※ヴィーガンはすべての動物性食品を食べないため、乳製品や卵だけでなく、蜂蜜も食べません。
ついでに私はエシカル・ヴィーガンなので革製品やウール、シルクも身につけません。
ストイックだろ?
往路と同じように食後のコーヒータイムをゆっくり取り、ボヘミアン・ラプソティをまた見て、皆が眠りに入る頃にトイレで寝支度をして、しばし目を閉じますが、30分も目を瞑っていられずに、立ち上がってギャレーでスナックをつまみながらレディガガの映画なんか見てました。
メインはハッシュポテト、ホウレンソウとトマトのハーブ炒め、レアポテトサラダ、キュウリとトルティーヤに果物とパンでした。
今回も蜂蜜と杏子ジャム付き。
この機内食は正直謎味。ハッシュポテトはふにゃふぃにゃで油っぽかったし、ポテトサラダはすりおろしたジャガイモを固めたもので、ザクロとキュウリは飾りなのか、トルティーヤと食べるのか、正直残したいくらいおいしくない。
干しプルーンは3つもついていて、あまりドライフルーツが好きでない私にはきつかったが、フルーツしかまともな味のものがなかっただけに有難かった。
二回目の食事が終わると成田まであと少し。
早く家に帰って猫ちゃんに会いたい・・・のに、うーん、成田で初めて沖止めに遭った(この辺記憶が曖昧なので、もしかしたらゲートまでバスではなく歩いて階段上ったかも?)。
しかも空港の端に止まったのか、降りてからエスカレーターを上り続け、その後も入国審査に着くまでかなり歩いた。
自分の荷物が出てくるもの最後の方で、付けていた鍵がこじ開けられバックパックの一部が擦り切れていたのでカウンターにクレームを付けに行きたかったが、飛行機内で徹夜している私にそんな気力もなく、さっさと電車に乗って帰宅することにしたのだが!
改札を通過したところで借りていたポケットWifiの返却を思い出し、空港へ戻り再び電車の駅の改札を通過すると、次の電車は1時間待ちということに・・・
この1時間でバックパックのクレームを付けたり、無駄に食事をしたりできかもしれないが、ホームで気長に電車を待つことにした。
やっと自宅に着いたよお土産1
ノルウェーで買うものといえば、ヴィーガンチーズと薄焼きパンLompe。
左のチョコはイタリアで姉が大好きだったヘーゼルナッツクリーム入りのウェハースをチョコで包んだもので、ポーランドで購入。模擬のチョコバーは飛行機でスナックとして配られたもので、ギャレーにも置いてありCAさんが親切にくださったりしたので4本あります。
ノルウェーで買うもの2
私はリコリス愛好家なので、リコリスとミントのタブレットは毎年購入します。
あとは、健康志向なクッキーと結局食べなかったマサラスナック。
駅から家までの道で夕立にあってしまったので、家に入ってすぐにお風呂へ直行。
大好きな猫ちゃんとも再会したけど、チラ見されただけでちょっぴり寂しい。
このあと、モンスターエナジードリンクを飲み、猛烈な眠気と闘いながら夕方にスーパー銭湯へ行って自律神経を整えます。
疲れた~。この後一週間くらい休みたい。