ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

Kings Of Convenience 本当にお得だわ!

私の耳は確かだった。
といしか言いようの無い音楽との出会い?再会?
 
Kings of convenience
 
最近新しい音楽を発掘していなかったのだが、
映画、Mannen som elsket Yngve(ユングヴェを愛した男)のサントラ安売りを買い逃したこともあって、ネットでノルウェーアーティストの情報をしらべていたとき偶然目に入ったジャケットが気になり、動画ウェブでチェックしてみたところ・・・
 
これはイタリアのイエローページCMで使われていた音楽ではないか!!
なんせCMで使われていたのはイントロ部分だけに探せず、あきらめて数年、
感動の再会はこんなところに待っていた!
 
 
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ジャケットのセンスよさに惹かれ、早速視聴。
アコースティックにピアノや電子音が混じっていたり、
逆にアコースティックだけのシンプルなものだったり・・・、
とっても心地よいけど、青春ぎっちりで泣かせられる。
ラテン系脱力リズムもばっちりだ。
 
 
アルバムの写真に写っているのがメンバー。
左の赤毛めがねErlend Øye アーランド・オイエ)は電子音好きなオタクでソロ活動
及び他アーティストとのコラボ、ミックスも手がけている。
 
モデルの女の子を挟んで右の男(Eirik Glambek Bøe アイリック・グランベク・ボウ)はリードボーカルで建築セラピスト
ベルゲンには建築で有名な大学と心理学が勉強できる大学があるが
どっちで勉強していたのだろう?
カジヒデキ系身だしなみハンサムである。
イタリアサッカー好きには"小奇麗なガットゥーゾ"って表現した方がわかりやすいかも。
このモデルはガールフレンドだそうで、ジャケットやビデオにも出まくっている。
 
二人とも私の愛する街ベルゲン出身!
出会いは突然だ、その上、”王子様”小山田圭吾ことコーネリアスともコラボしたグループである。
 
ビジュアル的に北ヨーロッパさが抜けている2人、
ビデオではモテない冴えない男とおだやかなパーフェクトライフ学生という
設定でとられることが多い、どれもファン心を読んだ
プロファイリングプロモーションビデオである。
 
日本でも知名度があるのか、クアトロなどの会場でライブが行われる、
このために帰国しようか・・・?
イタリアにもテレビ出演したらしい。
 
リンク先、Parla con me という番組で割と教育番組の多い、RAI 3で放送されたそうだ。
"あんたはインテリさんね"とセラピストを指していう司会者、
"僕のイタリア音楽に対する情熱はサブリナ・サレルノが全てです。"
と答えるセラピスト、これは"イタリアの音楽シーンはクソや"といっているのも同然だ。
私だってイタリアの音楽好きか聞かれたら、迷わず同じ答えをだすであろう。
 
 
個人的なお気に入りビデオはこっち
 
I'd rather dance with you
映画、ビリー・エリオットの一シーンをイントロに
眼鏡がダンスを教える。
タイトルの英語使いがスカンジナビアン的。 
 
 
 
  
  
 
Failuer
こっちはロンドンと地元ベルゲンで撮影した、さわやかビデオ。
ベルゲンを自転車で走っているシーンは美しすぎて感電死。
ビデオに使われてるのはアレンジミックスアルバム”Versus”に収録のもの。
 
 
今のところ5枚のアルバムが出ている。
一枚目以外は日本で購入可能と見た。
 
ついでに眼鏡のソロアルバムはこちら。
 
 
Unrest
 
電子音の心地よい一枚、ディスコでかかったら踊っちゃうかも、
そのうち電気グルーヴともコラボレーションしてほしい。
 
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DJ Kicks
こちらはミックス集、コーネリアスやみんなのアイドルThe Smiths のミックス、
ノルウェーが誇るテクノバンド、ロイクソップ(Røyksopp)とのコラボレーションもあり。
どっかのオシャレ気取ったプレッピーキックスでなく、ダイナマイトバーボンでもない、
音だけでなく、アートワークから言葉選びのセンスの良さに電気グルーヴ以来のヒットを感じる。
 
眼鏡君、本当はすごいクールなはずなのに、
もてない男を演出し続ける男意気&自虐的お笑いセンス、
私、最近彼に相当いかれてます。
 
 
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彼らの好きな音楽が80、90年代イギリス(ちょっと)インディー系音楽であることから
カーディガンズ同様、日本の洋楽ファンが待っていた音楽といえよう。
 
私はピアノ暦7年の音感なしだ、ギターがどのコードをとか、ドラムの渇いた音がいいとか、
全くわからず、TMネットーワークとB”zの違いすらわからない音楽ファンである・・・が、
この2人組みはベルゲン出身も相まって、久しぶりの大ヒットとなった。
無知のでしゃばり音楽ファンの私が言うのもなんだが、
たくさんの北欧産音楽を聞いてきた中で、これほど心に訴えかけるものは
エッグストーン以来である。
母国語で歌うパンクバンドも良いが、ここまで洗練されたメロディーはどこから出るのだろうか?
やっぱり年齢か?
私はこいつらと一つ違いだ。
歳の割りには古い音楽聞いていたんだなあー、
私も音楽の話は5歳くらい年上の音楽ファンでなければ通じなかったもんな。
 
映像のセンスのよさに役割分担、眼鏡君の電子音楽
それをとっても欠点がない。
一つだけいえるなら、ルックスにしろ、音楽にしろノルディックな要素の欠乏か?
 
おまけ
 
ボーイズ・ラブファンへ
 
 
 
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眼鏡君のドイツユニットバンド、Whitest boys Alive のレビューは次回、彼、本当に音楽が好きなのね。