ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ノルウェーと胃袋と私  スウィ~ツ編

イタリア男も驚く大食いの私、日本人が四分の一しか食べられないピザをしらふで2枚ペロリといけてしまうこの私を食欲不振にさせてしまう、
恐ろしいノルウェーパワー。
 
そう、ノルウェーに来てから食欲がない。
 
物価が高いということと、食欲を促進するものが道端に無いこと
更には心が満たされているから空腹感を感じないのかもしれない。
 
だから"食べ放題"には手を出してはいけない。
 
今回は一人旅をしたこともあって、
もう少しカミッラの主観から外れた食べ物を探ってみた。
 
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ワッフル
 
オスロの図書館カフェ(学割あり)
 
ワッフルはおしゃれでないカフェには必ずあった。
バターは塗ってあったり、写真のように別に用意されていたり、
ジャムはお好きなように、このカフェは気が利いていて2種類用意されている。
ほとんどがラズベリーかイチゴのジャムなのだが、
けちなカフェではトッピング料金がかかったりする。
 
 
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こちらは雪山ピクニック時によったカフェ、ケチカフェの代名詞とも言いたくなるような半分ワッフルにすでにトッピングがついている(写真右端に注目、これはプレーンなのでトッピングなし。これで200円。)
不思議なのはこのワッフルにバターのみならず、チーズのせたり、ソーセージにケチャップものっかってくることがある、そもそもこのワッフル、他のノルウェースウィーツ同様、甘さ控えめなので、砂糖と塩の小さなコントラストを楽しむこともできるのが、こんなワッフル人気にもかかわらず、パンケーキを見ることは無かった。
 
 
あとは、オスロ大学の学生寮がある界隈のバザーにて、
ここのワッフルは70円で焼きたてが振舞われる。
冬の間も毎週日曜日に開催されている。
とりわけおいしいものではないので"絶対食べる!"という気分にはなれない。
ワッフルメーカーがあったら自宅で作った方が絶対うまいはずだ。
 
 
ボッレ、菓子パン
 
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ノルウェーはパンがおいしい国で胚芽黒パンファンにはたまらないのだが、
単価が高すぎる。
写真はベルゲンのパン屋カフェ、土曜日のシナモンロール及び、バニラクリームロールが130円。
これは激安です。しかも一つが大きい。
日本のパン屋のシナモンロールに比べて生地が固めのちょっとマッチョなパン
このパン屋、人口の少ないこの街で恐ろしく入りきれないばかりの人で賑わっていたが、割り込みしたり、列を乱したりするアホはいなかった。
皆さんパンと一緒にコーヒーオーダーしていた。
飲み物で儲けようという商法です。
 
 
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私がスイーツファンではないせいか、それともけちなせいか、あまり危険を冒した試食はしなかった。
隣国スウェーデンで見られるチョコレートのお菓子、チョコレートをチョコレートでコーティングしたこれもボッレと呼ばれる。
クリームや砂糖などと練ったチョコレート生地にコーヒーとかベリー類が混ぜ込んである、それをチョコレートで包んだお菓子なのだが、ノルウェースイーツは砂糖控えめなため、くどくない・・・と思う。
食べなかったのでなんともいえないが、神様の与えた休息日である日曜の午後にわざわざ開いているのだから、それだけの利益があるのだろう。
8個買ったら一つ無料になるといった、量売を商法としているようだ。
 
アメリカとの繋がりがあるせいか、マフィンやチーズケーキといったおなじみのものが目立った。
それ以外ではレフセというクッキー生地にシナモンクリームが挟まれたものがあったが、
伝統菓子の一つなので、地域によってはクレープのように薄い生地だったり、
または中のクリームが生クリームだったりするようだ。
 
市販のチョコレートバーもイギリスで見られるものと変わらないのに、キットカットだけは国産品であるフレイアチョコ社製造の類似品、その名も”クイックランチ”!
フレイア社のチョコはどこのスーパーでも大きなスペースを取って陳列されており、
特にミルクチョコレートが売りのようだ、ノルウェー人は甘いものが好きなのだろう。
 
あとはイタリアから行った私には恐ろしく新鮮だったコンビニがある。
セブンイレブン、ネルヴァセン、ミックスとオスロを中心に展開しているデーリ・デ・ルカ、どこもホットドックとコーヒーを常備していて金額も目がデルッス(高い)。
ケーキをショーケースに置く店もあり、そのラインナップも日本のケーキ屋とさほど変わりは無い。大き目カットのケーキもきれいなディスプレイも食欲をそそらない。
それは私が幸せで感情を胃袋に左右されていないからだ。