ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

お正月の未確認飛行物体と未確認習慣

みそかの晩、行く年来る年に空を見上げると・・・

 
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UFO発見!
 
パッションピンク色に光る地球外生物の方々も
お正月を祝いにいらっしゃったようです。
 
靖国に…参拝したくなりますね。
 
なーんて、三原じゅん子のツイート風に書いてみましたよ。
 
 
多分、ヨーロッパ全域で大みそかの0時に花火を上げる習慣があると思いますが、
上の未確認飛行物体も、花火の一種だと思います。
 
毎年お正月の最初のニュースは花火による犠牲者情報なんですが、
中国製の花火が主流になった今、こういった事故が激減しているそうです。
Made in China はナポリ製よりすこぶる性能が良い。
 
 
みそかの晩、自分にとって、一日のご褒美である聖なる夕食を作るべく、
台所が空くのを待っていたんですが、
宇都宮健児のインタビューを聞きながら、周りの騒音で様子をうかがっていると
シェアメイトがヒールが10センチ以上もある、私が履きたくてたまらない靴を履いて
私を呼びに来ました。
 
宇都宮けんじの年越し対談、聞き逃したちゃった人は
こちらのアーカイブからどうぞ!
 
グルジア時間でお正月を祝うパーティへのお誘いでございました。
 
皆オシャレしているので、ノルウェーにいるときほどのオシャレではありませんが、
とりあえずジャージはまずいだろうと、服に着替えて参加。
 
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今年はメンバーも多いので、例年より気合いを感じます。
 
グルジアではお正月のほうが、クリスマスより盛大に祝うのだとかで
皆さん、“これからディスコ?”ぐらい着飾っていました。
 
 
 
お正月料理、チーズだらけのラザーニア
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パスタの皮にチーズがこれでもか!ってくらい入っている
チーズの油が皿の端っこでバターになっている。
動物性食品は一切食べない私も、こういうおめでたい席で
場を白けさせるのも何なんで(言い訳)いただきます。
 
 
一部だけ食べるネギと鳥のささみサラダ
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フェンネルウィードで香りづけ。
ネギだけ食べます。
 
 
鶏肉のクルミソース和えと肝臓のナッツソース和え、そしてグルジアのチーズ
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奥のクルミソースはソースだけいただきます。
肝臓のナッツ和え・・・実は肉が苦手な癖に肝臓だけは好き。
だけど、食べない。
 
グルジアのチーズは燻製になっています、
今回は食べませんが、このチーズはギリシャのフェータを
熟成させたような濃厚で香り高いヤギさん搾取チーズです。
 
 
面倒くさいベジタリアンの私が食べたものは、揚げナスのスパイスナッツ和えです。
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揚げナスを国家秘密のスパイスを入れた油ソースで和えてあるので、
油にヒタヒタ浸かっていますが、これとトウモロコシ粉のパンを
ひたすらいただきます。
 
グルジア時間で年が明けようとしている頃、
皆がグラスにワインを注いで、来るべき未来を祝い始めますが、
一人ひとり、今年の抱負に近い予言をはじめ、
言い終わると、グラスのワインを飲むという
エンドレス乾杯みたいなやつです。
 
さて、アルコールアレルギーの私は、この乾杯に不参加したいところですが、
すっかりハイになっているおばちゃんも、同室の女の子も
飲んでくれと懇願してきます。
 
仕方がないので、口だけつけておきましたが、
エンドレス乾杯が終わることには唇がパンパンに張れて
御口の中もでろでろです。
 
しかもワインの味、私にはゲロ風味で匂いだけで気分が悪くなりますよ!
なんで人類はこんなものを飲むのか?!
オレンジジュースのほうがよっぽどおいしいと思う。
 
デザートたいむ
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こ、今晩のゲストは男性も!!
 
怪しい民芸調の帽子を被っていますが、紛れもない健康な男子が!!
 
久しく男性と近づいていなかった私には、すっごくうれしい。
お連れの女の子に“彼氏君?なんて質問までする、ババア具合。
 
イタリアのギラギラした男ばっかり見ていた私には
草食系男子は希少種生物ですよ!!
 
 
男子登場のあとは、妖怪人間ベラに扮したレーッラちゃんが、ケーキを運んできます。
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同居人の誕生日と被ったので、また例のごとく
エンドレス乾杯が始まりました。
 
 
ケーキ屋でオーダーしたアイスケーキとピンクワイン
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甘い、甘すぎる・・・。
のどが焼ける~。
 
ピグ郎ちゃんの手作りケーキもあります。
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上に載っているキウイがウレシイ、さっぱりケーキ、
こっちだけでいいです。
 
グルジアの習慣で“新年あけましてババア”が存在するようで、
0時ごろに女性がお菓子とプレゼントをばらまきながら入場してくるらしく、
同居人の一人が5分前にお菓子と米を盛ったお盆と謎の袋を持って
家を出ていった。
 
そして、その5分後、チャイムを鳴らして再入場する同居人が
コメを玄関にぶち撒き、欲しくもない屋台で買った、光る三角帽とか
赤いパンツを配っていました。私の分はありません。
 
パンツといえば・・・、最後にベルゲンを訪問したとき、
アーランド目撃情報と下さった日本人の皆さんが一様に彼のパンツの色が
何色だったとか話し始めるではありませんか!

彼女たち、まじめそうに見えて、実は意外と・・・“私たち姉妹なのですか?!!
パンツの色を見るくらい親密な関係に、だれともなっちゃうの?!!
アーランド!あんた軽いのはわかってるけど、こんな女の子たちにまで手を出すの~!!
って一人で興奮していたら、パンツってズボンのことだったみたいです。
 
 
 
イタリア時間で0時になって、アパートの人たちは皆外へニューイヤー野外コンサートを見に行きました。
 
一人になって、落ち着いてネットをやっていると、
5分もたたないうちにピグ郎ちゃんが帰宅。
 
お付き合いでお出かけするフリだけしていたようです。
お疲れさま。
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しばらく、後片付けを手伝ってから寝ましたが、
開けたワインのボトルの量が・・・
酒のみって人生がハイになるんだろうか?
 
翌日のニューイヤーパーティではワインが足りなくなり、みなさん悲しそうでした。
 
 
今年の預言で、同居人の一人が私の幸せな結婚を願ってくれましたが、
“それは困る!”といってその場がしらけました。
私は修道院に入るので、結婚なんて人生の妨げですよ!
 
それ以降、“子供を産みたくないのか?”、“家庭を築きたくないのか?”
なんて質問攻めですよ、子供を産んだお母さま方から
どれだけ出産で痛い思いをしたかという、出産武勇伝を聞かされたら、
産みたいって思わないけどな・・・。