ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

Monkちゃんミーツ・ワールド

今年のクリスマスは白装束の行進も見なかったし、

道端にあふれる乳香の煙を吸うこともなく、
ミサに誘われることもないのに、
繁華街では、樅ノ木の飾りや雪の結晶のオーナメントを沢山見た。

去年レーッラちゃんが作ってくれたグルジアパン、ハチャプーリもなく
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魚のテンプラクルミソース和えも
ソビエト連邦圏で食べられるポテトサラダもない。
 
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年末から訪問介護の仕事を始めました。
教習所の方は仮免試験に合格して、お正月休み明けを待って
路上教習が始まるところです。

訪問介護の仕事は始まって早々、辞めたい気配。

その理由は会社と私の意見が合わないことが一つ、
報酬が仕事よりずっと低いことが一つ。
全くやりがいを感じないことも一つ。

現在は一人で訪問することが多くなり、
それなりに仕事もできるようになりましたが、
曖昧に思える介護認定にちょっと嫌気をさしているところで、
お年寄りとコミュニケーションを取らなくなった人が多いという印象を
痛いほど感じています。

私の訪問先では、一人で生活できない利用者さんというよりも
精神疾患を患っている人が多く、
多分、ナポリだったら、通っていた教会の知り合いや暇な司祭が訪問したり
迷惑と思いながらも自発的に外出することも考えられます。
日本にも同じような地域性があったら、
きっと、介護サービスなんて必要がないと感じてしまうのでした。

 
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利用者が男性の場合、日本の根強い病気を感じることがあります。

奥さんが入院したから、身の回りの世話をしてほしいと
食事や掃除、洗濯、ひどいときには着換えもお手伝いですよ!
介護保険の使い方が間違っています。

エロ本の転がった少々体が不自由な人の部屋を掃除したり
その人自体は明るくて良い人だと思いますが、
閉めっきりの狭い室内でタバコをひっきりなしに吸うし、
掃除に来るからと、汚いままにしていたり・・・。

男の部屋に入って二人きりでいて、身の危険を感じませんか?など、
サイコパスなんじゃないかと疑うような会話をしたがったりする人などもいました。

ベテランさんたちは、利用者さんの言葉に耳を傾けることなく、
受け流して、自分の仕事だけをします。
私が見た利用者さんたちは一部を除いて
傾聴してくれる人を求めているのではないか?

どれも、私の仕事は安否確認が大きい役割を担うようです。
 

事業所長もケアマネージャーも介護は女性の仕事という意識が強く、
利用者さんやその家族の立場よりも、
親切の押し売りをして、事業所の収入を増やしたいようにも感じます。
(私が逐一、利用者さんの声を届けるのは必要がないようです)

最近、ちょっとだけ嬉しかったのは、
ベテランで仕事のできる介護士を何人もクビにしてきた
怖いおばちゃんが、私を気に入ってくれて所長にその旨を話してくれたことでした。

自転車で走り回って、クタクタになるのに、
報酬が低すぎて割に合いません。
一つだけ利点があるとすれば、一人で訪問する際は
割と好き勝手できることでしょうか?

事業所は私が社員になることを前提に仕事を教えてくれますが、
運転免許が取れたら、転職を考えます。