昨日の朝方、姉の昼休み暇つぶし用にと、
時間限定で記事をアップしたら、通りすがりの人から
わけのわからない記事を書くなという意見をいただきました。
私は姉に、ビッグイシューのバックナンバーを買って欲しくて、
ゴマをするために、個人的なお手紙風の記事を書いたのに
誰かが介入するとは想像もしていなかったので
ちょっと驚きました。
私が欲しいバックナンバーはダニエル・ラドクリフのインタビュー号で、
日本での人気はピークが過ぎたから、売り切れたりはしないと、
なかなか買いに行ってくれない姉に、お願いしているのです。
"やっぱ、売り切れだった、意外と人気あるんだね~"
で終わるのだけはごめんです。
ついでに言うと、私が逆の立場だったら、死刑覚悟なんだけど。
そういうわけで、ダニエル・ラドクリフの映画を少々。
December boys
60年代のオーストラリアが舞台、12月生まれの4人の孤児が
休暇を海辺の村で過ごし、家族のあり方について考えるというお話。
養子にもらわれることを日々期待している孤児院の子供達、
休暇に訪れた村には、子供ができない若い夫婦が住んでいた、
4人のうち一人を養子に迎えてはどうかと提案される。
その噂を聞きつけた子供達、選ばれるために
日々の態度を改め始めるのだが・・・。
暑苦しい12月のオーストラリア、赤い土ぼこりと
焼けた岩石を背にした海、飛び交うハエと日焼けマッチョ・・・
映像的には、どれをとっても私の好きな要素が見当たらないが、
カミッラの親権問題もあって、家族のあり方について
私まで考えるようになってしまった。
血のつながりが、必ずしも幸せを運ぶということでもなければ、
型に嵌った家族という状態が一番、というわけではないと思い知らされる一本。
見所は、不幸にも両親に恵まれなかった子供たちの純粋な心の表現と思われるが、
私が何よりも心を打ちぬかれたシーンは、
ダニエル演じるマップが、夜中に一人で静かに涙を流しているシーン。
彼の生涯のなかで一番深くて悲しい涙を流しているのが、
見ているだけでわかるという壮絶なシーンに打ちのめされ、
しばらく立ち直れなさそう・・・。
優しい心を持つ彼の繊細さとラストのシーンがぴったり一致して、
彼が幸せな人生を送っていたことを、願わずにはいられません。
Woman in Brack
子供達が次々と自殺を図るという呪いの村、
出張先の寄り道ついでに立ち寄った村にて、
子供達の命を救うべく、謎の究明に挑む弁護士。
19世紀のイギリスを舞台にしたホラー映画。
現実世界のほうが怖い私には、
あまり興味の湧かないジャンルなので、
特にこれといった注意をせずに物語の成り行きを見守った。
ダニエル君は19世紀スタイルがしっくりしてて、
脱ポッターには良かったかも。
他にもDavid Copperfildなど、イギリス文学をもとにした時代ものにも出ていたが、
彼の暗い後姿、影のある笑顔、一人でたたずんでいるシーンの虚しい加減・・・。
演技が下手という噂も聞くが、
彼のネガティブな気持ちの表現には引き込まれるものを感じる。
ついでのついでに・・・
最近好きで見ているイギリスの中世文学、アーサー王伝説をもとにした
イギリスのTVドラマシリーズ、メルリン。
Merlin
こちらにダニエル君は出ていませんが、
ドジな魔法使いが自分の能力を秘密にして
アーサー王と王国を守り、良い国に作り上げていくというお話。
別のタイトルをつけるとしたら、
"使用人は魔法使い"とか"カメロット青春白書"とか
"アナザー・キングダム"とか?
お話の内容が簡潔で、起承転結がはっきりした各エピソードに、
何の知識もなく楽しめます、悪役は人相ですぐにわかるという、
見ているような感覚で見ることができる。
ついでに英語もわりと分かりやすいので、
ヒアリング練習にもいいかも。
イタリア語やスペイン語では間抜けなメルリンも、
英語を話すと、とってもセクシーに見えます。
建築物や衣装から、舞台設定は12世紀ごろだと思うけど、
これは違うだろう?というアイテムも出てきて、
意地悪な間違い探しという楽しみ方もあり。
動画ウェブで第一話から無料で見れるので、見たいという方はご一報下さい。
メルリン役の俳優さんはハンサムではないけど、
底抜けに明るい演技がキュートです。
彼もベジタリアンなんだって:-)
追記:
December Boysの記事を読み返していて、思い出したのが、
カミッラの親権裁判。
先月判決が下り、なんと、カミッラの子供に近づく権利が月一回から
年4回に減ってしまうという結果になったそうです。
先週ノルウェーに帰っていったカミッラ親子、
カミッラママは私のお金をかけないおもてなしが嬉しかったらしく、
カミッラから、嫉妬交じりのメールをいただきました。
嬉しいけど後が怖い・・・。