ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ノルウェージャン・インベーダー出現

何しに来た~!
 
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カミッラとインコのペッピーノ(アッテナさ~ん、イタリアのインコです!)
 
ジプシーのおっさんが勤労インコを持って歩いていたので
手に乗せるカミッラと、動物に弱い私は餌代にと、
いつもあげない小銭を出してしまいました。
 
羽を切られて、飛べないインコちゃん、かわいがられてお金を稼いでいます。
 
カミッラが夏の休暇でママとナポリに来ました。
 
先月も先々月も会っているので、有り難味の少ない再会ですが、
国立博物館に行きたいというママの希望で、お付き合いを・・・
 
 
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待ち合わせのバールにて
 
朝の涼しいうちに行こうと、いつもの大学前広場で待ち合わせ。
 
私はいつものように3~4時間寝て、朝食抜きで行き、
眩しいお日様に目を潰されながらお外でコーヒーです。
 
ここでは、コーヒー牛乳が普通のバールの3倍金額なので
二度と行ってはいけません!
ママのおごりとはいえ、そしてノルウェーからしたら、少々安めになるとはいえ、
観光客プライスを設けるようなカフェは私にとって問題外!
 
イライラですが、とりあえず、Vi dror till museet!(博物館へ!)
 
このカフェから博物館までは徒歩10分くらいの距離なんですが、
カミッラのいつものみんなお友だち病ナポリ人の目が合ったらフレンズ病のせいで、
博物館に着いたのは2時間後ですよ。
 
途中でカミッラママがせかしてましたが、話を聞く様子はなし。
 
そして、誰とも立ち話をしない私に"友達いないの?"という質問が!
 
はい、その通りです。
 
私には友達がいません。
 
正確にはカルメン以外はお友だちと呼ぶには、
ちょっと申し訳ないくらいの顔見知りしかいません。
 
そりゃ、日本語を勉強している東洋人に理解のある学生に
日本の政治やシステムに対する不満を嘆いたり、
共通話題のある考古学生には、
相手のあまり興味のなさそうな中世話題を切り出したり、
ナポリにいるときは酔っ払い現象も起こらないし、
スケベな微笑みも出ませんから、相手にはつまらない外国人でも仕方ないでしょうが、
だからと言って、福島は大丈夫よ!日本はきちんとしている国家よ!
いまは復興に向かって、頑張らなくちゃ避難するなんて最低よね?とか
アルネ神父に拷問にかけられてもいえませんよ!
 
そうそう、一つ前の記事で書いたトロンハイム
チェルノブイリ事故のときに、千葉市の花見川くらい汚染されているという
報告がありました、ので、拾い食いも、地べたに座るのも遠慮しました。
 
カミッラママノルウェーには原発がないから、移住して来てなんて嬉しいことを言ってくれましたよ。
そして隣国のスウェーデン原発だらけで、ドイツが止めたことに
口出しする悪い国とも!・・・同じ意見で嬉しい。
カミッラママは特に政治に興味のある人ではないですが、
娘の生死を見ているせいか、根本的な人生の考え方が
とても共感できるので、一緒にいると孤独を感じません。有難う!!
 
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やけに昭和な博物館内の自動販売
 
考古学部に一年在籍していたくせに、何の知識になっていないカミッラ、
国立博物館はローマ時代の出土品である
彫刻、生活用品、モザイクと壁画の展示になるので、
ガイドなしでは、ちょっとつまらないです。
 
幸運にも私がいるので、おせっかいな解説を長々したあげたいですが、
カミッラのおなか空いた病が出たので、
途中で出ることになりました。
 
夕方にはいつものルーディの店へ。
 
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ルーディと子供達、相変わらずナポリのクソガキでハイになって飛び跳ねてます
お前ら!女の子を泣かすような幸せな伊達男になれよ!
 
カフェで騙されるのが嫌なので、安心できるルーディのカフェで
コーヒーを飲みます。
顔見知りだから、ちょっと負けてくれます。
久しぶりに子供たちとも会えて、モテモテです。
 
カミッラの娘、クレオパトラは、6月の面会で
私が一緒でなかったので、落ち込んでいたのだとか・・・
 
うれしいよ!友達がいない私と仲良くしてくれて有難う!
 
さて、カミッラのカフェイン依存と、カミッラママの休憩で
やたらとカフェに行くんですが・・・・
 
一日で溜まった砂糖の袋がこれ
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重量にして100グラム。
 
カミッラママと私は砂糖を使わないので、
注文するたびに備え付けられた砂糖をお持ち帰りしたんですが、
15袋もあります。
一日で7回行ったという計算になります。
 
ちなみにカミッラママは全部おごってくれます。
何かお返しする方法を考えるも、私にできることは
ナポリを美術史ガイドすることくらい。
 
明日も映画イル・ポスティーノで有名なプロチダ島に行くので、
一緒に来て欲しいと頼まれましたが、
これ以上、お金を無駄にして欲しくないので
船酔いを理由にお断りしました。
 
・・・お友だちがいなくて、もてないけど、
カミッラママと子供達にモテモテだったら、それでいいや。
 
 
おまけ
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Kings Of Convenienceがナポリに来る!
 
ノルウェー出身のデュオで、フリッパーズギターよりも大好きな二人、
お色気ファミリーパパのアイリックと自分と同じ香りを漂わすメガネ君のアーランド、
ナポリにコンサートで来ますよー!
 
アイリックは政治や環境に問題のある土地には
コンサートには来ません、アメリカの同時多発テロ後はアメリカツアーも
キャンセルしているくらいです。
韓国には行くのに、日本に来ないのはなぜ?
その答えを知りたかったら、教えてあげます。