ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

オスロの怪しい仲間達

ナポリにいるころから全く変わっていないカミッラの生活。
相変わらず失業者で怪しいお友達と仲良し。
 
それは13歳のときに患った脳腫瘍の後遺症でヘンになったのか、
もともとちょっとおかしいのか、境界線が難しい。
 
オスロでの2週間はナポリにいた頃のようにカミッラに振り回され続けた。
 
 
どうして、どうしてこんなに怪しいバールに連れて行くのか?!
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オスロの誰も通らないような脇道に今にも崩れ落ちそうな木造住宅があり、
きっと完全に閉まることはないであろう壊れかけのドアに
落書きだらけの壁、かろうじてカウンターだけは清潔そうだったが、
どうやらここは共産主義集会所兼パブのようだ。
 
共産主義的な同人誌が並ぶ本棚、チェ・ゲバラの旗、
ババ抜きをやっている4,5人の男達が煙草をふかし、
壁にはスケベなピンナップが貼られていた・・・。
 
家に帰りたくない病の私を気遣って、
何か飲んで帰ろうと連れてこられたのがここだった。
素敵な気遣いを有難う、
 
でも・・・
 
こんな怪しい店、一刻も早く立ち去りたい!
 
 
 
 
オスロの芸術家宅イエンディーニのアパート
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カミッラがいじった彼女のパソコンに不具合が生じた為、
私が修理にいくことに(・・・少しは役に立ってよかった。)
 
こちらの芸術家はアフリカファンのようだ。
ところどころに見られるアフリカンエレメント、
斜めに置かれた机が私にはインクイエータ(落ち着きが無い)である。
ついでに机の上の石膏像も・・・
白いテーブルクロスの上で、染みをつけないよう気をつけてお茶を頂くが、
早速汚すカミッラ、照明が暗いから朝まではばれなさそうだ。
 
 
 
キッペルセンのおうちで芸術家パーティ
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蝋燭に火を灯しているおっさんはキッペルセンという作家らしく、
月一でディナーパーティをするそうだ。
詩の朗読やミニコンサート、映画上映などを行うらしいが
カミッラもただのプライベート写真を芸術だと言い張って
時間を作ってみてもらっているようだった。
 
二つの大鍋で羊のスープを振舞う彼は
キッチンに13年前に別れた奥様の写真を飾っている。
ロマンチックだね~とイタリア語でつぶやいたら、分かったらしくにっこりしていた。
 
迷路や塗り絵、クイズが満載のミッキーマウスの子供用暇つぶし帳が
数冊おいてあったので相当なミッキーファンなようだ(たまに遊びに来る息子のものだそうです)。
 
このパーティには、落ち着かない家相のイエンディーニも来る(彼女はいい人です)。
参加者は怪しい40~50代の不良中年。
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文学カフェに毎晩新聞を読みに来るトゥーレ(左)は元ヒッピー、
右のスカーフ首巻男はゲイだろう・・・、
怪しすぎるゲスト達に主催者のキッペルセンはどう思っているのだろう?
こんなパーティだったら、学生パブのクイズ大会に行きたかった、
繁華街でファンタでも良かった・・・帰りた~い!
 
 
 
 
こちらが一番落ち着くカミッラ友達、聖オラフ教会付属の司教館にて
金曜お友達昼食会の後、参加者のお婆ちゃんと新聞で原発ニュースを読む。
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金曜お友達昼食会にはユダヤ人のカミッラママも来る。
食事の後はコーヒーで一息。
とっても優しいママだけど、やっぱり個性的。
 
こちらのカフェでも一番安いカフェを注文したけど、
レジの素敵なお兄さんがサイズを間違えて
オーダーをだしたため、
大きいカップでコーヒーが飲めて嬉しかった!
 
この写真、注目していただきたいのは
カミッラの危ないファッションである。
毛糸の帽子と半そでシャツという、
冬と夏の要素が同居するセンスには
二者一択は存在しない、二者二択だという
彼女の欲張りな性格が伺える。
 
 
 
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ベルゲンでもインド人!
カトリック教会に用事で来たサリー姿の女性・・・
"きれいなサリーですね"とさりげなく会話を交わすカミッラ
に便乗して写真を取らせてもらう私。
この気さくさが友達作りの基本だけど、
オスロのカミッラフレンズは怪しすぎる。
 
 
ナポリにいるとき全く変わっていない、怪しい友達付き合い、
どこに行ってもやってることは変わらないんだな~、私もだけど。
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Ciao!
 
しかし、何でチャオなんだろう?
イタリア語の響きは間抜けだ。