ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

トリフリスコのレストランで疲れた日曜日

イメージ 1
カルガモの写真を撮るカルメン
 
先週の日曜日はカセルタ県のレストランまで行って御食事してきた。
アントニオの姪っ子の初聖体授与式とかで、
実家のあるカセルタ県までいったのだが、儀式をお祝いするパーティは夜に行われるそうで、
昼ごはんを適当に摂る必要があり、儀式の行われた教会のあるカセルタ県フランコリーゼから
車で15分ほどのトリフリスコという湧き水で有名な地域で御食事。
 
イメージ 10
 
 
 
 
こちらの湧き水はフェラレッレという
イタリアでも有名なミネラルウォーター
天然の炭酸入りでちょっぴりミネラル味がするので
慣れないと飲みにくいと感じるかも。
 
 
 
 
 
天然水を溜めた池の上の細い歩道を通ってレストランに入る。
右のピンクの建物奥には水汲み場があり、ペットボトルを持った
おっさんがミネラルウォーターダイエット。
イメージ 2
 
 
 
上の写真歩道からレストランを撮影。
レストラン自体は紙ナプキンとテーブルクロス、
トイレの衛生状態もちょっといただけないけど、目の前に広がる水辺は気持ちよい。
イメージ 3
 
 
 
注文したのは暑いのにオーブン焼きニョッキ。
ソレント風といわれるトマトソースとモッツァレラチーズが美味しい一品。
カルメンの手作りニョッキに似た完成度の高い美味しさ。
イメージ 4
 
こちらのレストランでは日に3品のパスタ類があるようで、
この日はニョッキ以外にアサリのパスタとポルチーニのラビオリがメニューにあった。
今年は天気の悪い日と良い日が交互する為か、
キノコ類がよく採れるようで、トラックに積んだポルチーニを投げ売りする
即席屋台も見られた・・・カルメンの実家でキノコ採りがしたい。
 
 
二皿目は小さめ写真で
イメージ 5
 
カルメン注文の焼き魚。
私もいただきました。
カジキマグロと海老とイカ
鉄板焼きだが、
こちらのシェフは焼き物初心者らしく
魚の美味しさが無くなるまで
良く焼いてくれたようだ。
他のテーブルでもステーキを
食べている家族がいたが、
同じように焼きすぎた固い肉と格闘していた。
ヨーロッパで流行っている食中毒防止策か?
 
 
 
 
イメージ 6
 
アントニオが注文したウナギのてんぷら。
泥臭い香りがウナギファンには
受けるであろうという
味見したカルメンのコメント。
 
"メデューサの髪の毛を揚げました"
といわんばかりのカールしたウナギも
はっきり言うと蛇っぽい。
アントニオも残していたので
あまりいただけない味だったのだろう。
 
 
 
 
絶品!野菜のグリル!!
なすとズッキーニ、パプリカをグリルして唐辛子とパセリ入りの油に漬けたもの。
イメージ 7
 
周りの客はほとんどがモッツァレラチーズとハム類の前菜とニョッキを頼んでいた。
メイン料理があまり美味しくないことを知っているのだろう。
 
モッツァレラといえば、カセルタ県生産が主であり、
こちらで生産されるものはナポリや他イタリア都市へと運ばれる、
この地域までわざわざ食べに来る者も多い中、
私はサレルノ県生産の塩味薄めなものの方が好き。
 
海から離れた内陸部の街で魚をたべようというのこと自体が間違っていたのかもしれない。
レストラン前に広がる水辺が魚への食欲をそそってしまうという
心理的な効果が働いていたのかも・・・、私は野菜が美味しければそれでいい。
 
イメージ 8
 
子供の水掛遊び。
子供も犬も水辺が好きで
激しい遊びをするよね~。
 
こちらのちょっとぽっちゃり兄弟は
ソーセージと大盛りイモフライを食べていたが、そのビジュアルが
嫌味な漫画みたいだったので
写真に収めたいくらいだった。
 
  
夏になると時代が戻ってしまったような景色と出会える。
南イタリアの夏の風景は70年代の世界を持っているので
子供時代に戻ったような気分を思い起こさせ、幸せな気分になることもある。
"けんちゃんチャコちゃん"のイメージで想像していただけると分かりやすい。
 
悪い言葉で表現するとダサい親父にダサいマダム、ダサい娘にダサいどら息子、
そしてダサいバールとダサい海辺、
世の中の流行とは別の、夏に対するイタリア人の時間の止まった価値観というのだろうか?
夏は苦手だけど、私もそんな風景にわくわくしてしまう。
 
イメージ 9
 
食事後、アントニオの実家で
夜のパーティに備えて準備中の
今日の主役。
 
 
 
ニョッキも野菜のグリルも美味しかったのに
レストランに文句つける私達、
そんなわけでこちらの曲を・・・
 
 
 
 
 
 
Head Start for happiness
The Style Council