ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ハッピーミール

 
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オレンジジュースの元気が出そうなパッケージとカミッラママが編んでくれた手袋
 
ノルウェーでは合理的な食品が売っている。
別の意味で非合理的なイタリア食文化から来た私には
面白おかしいへんてこ食品が沢山あった。
 
 
米?COME?
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昔、欧米では日本食がヘルシーだと
茹でた米にしょうゆをかけて食べる方がいたとかいう都市伝説まがいな話を聞いた。
 
これも例外ではないかも・・・。
インディカ米と黒米の入ったビニール袋、
ところどころに丸い小さな穴が開いている。
・・・なんだか嫌な予感。
 
 
 
 
 
 
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嫌な予感的中、
袋ごと沸騰したお湯に入れて調理。
10分ほど茹でると炊き上がったお米で
袋が膨張してパンパンになるので、
時間を計ってイチイチ米の炊き加減を
見ていられないものぐささんでも
簡単に料理できる合理的な米パック。
 
 
 
 
 
 
 
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袋から出したお米は2人分、
鳥のささ身とカシューナッツのケチャップ炒めは
お米の付け合せに・・・。
 
カミッラは悪食なので、適当料理で十分喜んでくれるが、今回はタイ風の緑カレーばかり作らされて、しばらくあのわさびの混じったような独特のスパイスの香りは嗅ぎたくない。
 
 
 
 
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出来上がった料理に舌鼓・・・でなくて、
なんでも写真に収める私に嘆いているだけ。
毎回アパートに着くと料理を作らされるのだが、外食が多いせいか、
野菜類のストックが無く、玉葱も入っていないお料理の味は、野菜ファンの私にはケチャップとカシューナッツで白飯を食べるという悲しい献立になってしまった。
 
 
 
 
御食事のあとは教会のミサに、帰り際にコーヒーを飲みによったコンビニにはスウィーツの誘惑。
甘いものにはあまり興味が無いけど、鬱々していた私には魅力的に見えた。
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このコンビニカフェ、感じの良いお兄さんがいたことがあった。
落とした手袋拾ってくれたり、コーヒーのポイントカードが溜まって
知っているというのにコーヒー一杯無料にお知らせしてくれたり、
オスロでは珍しく笑顔が素敵な方だったが、
そんな彼に対してカミッラの態度がとっても感じ悪い。
 
理由はスウェーデン人だったから。
 
カミッラは良くないナショナリストで、
歴史的背景からスウェーデン人を嫌っているが、
個人的に何をされたというわけではない。
ちなみに少し前まで、ベルゲン人が嫌いだった、
理由はがさつで無駄口が多くて酔っ払いだから・・・、
要約すると、歴史的に文化の高い、誇り高きベルゲン人が鼻につくというわけです。
これをイタリア語でプレジュディッツィオといって、
個人的に何かされたわけでもないのに出身地などで差別視することを指す、
とてもいけないことです。
 
 
牧師養成スクールの食堂、カミッラはカトリックなので助祭の資格を取るために通っている
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手前のパンは私の昼食、こちらの学食で購入したが
スライスが分厚すぎるとレジのおばちゃんに怒られた。
パンはシリアル入りでほんのり甘め、
横にあるビニールはチーズのスライスパッケージ。
 
Oldenという水のメーカー、炭酸水に香りがついていてアロマテラピー効果つき、
私はシトラス系もいいけど、マンゴーとか、リンゴの香りがお気に入り。
見て分かるように、ペットボトルの容器はとても固いプラスティックでできている。
なぜなら、企業によって回収され、何度も洗浄されて使いまわされるから。
これは空になったボトルをスーパーに持っていき、それを企業が回収するというシステムに基づき、
一本に付き20円程度の返金を受けることができるという、
昭和の日本に見られたコーラ瓶回収システムに似ている。
 
しかし、ターコイズブルーのお兄ちゃん、
ノルウェーではターコイズブルーを着た男性を良く見た、流行りか?
 
 
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 鳥さんのハッピーミール。
 
ノルウェーの庭にはこういった石鹸ネットのような網に土の塊のようなものが入ったものが至るところにぶら下がっている。
 
鳩やムクドリを駆除するイタリアと違って、
ノルウェー人は鳥に対してとっても
ホスピタリティーがあるのだが、
つついている現場は一度も見れなかった。
でも減っているから、見えないところで隠れて召し上がっているんだろう。
 
 
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私のハッピーミール・・・
虚しくなった皆さん、ごめんなさい。
 
 
 
 
春になるとなぜか聞きたくなる
Belle and Sbastian
Like Dylan In The Movie