ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

心の掲示板、脱原発を!

この記事はいつもと違ってもっと真面目に原子力発電所と環境の問題について書いてみようと思う。
今日は2つ記事の更新をするので、いつもの記事が読みたい方は"ハッピーミール"の記事を読んでね:-)
 
 
まだ事実を知らない人が多いのではないかと、少ない訪問者ながらも私のブログが掲示板のような役割になってくれればという気分で、この記事を書いている。
 
 
まず、福島県及び、放射能の恐怖におびえている妊婦さん、お母さん、
今いるところから離れて暮らして下さい。
 
私と姉で調べた避難所の連絡先です。
 
心援隊:活動家田中優さんによる活動の一つで、
危険な場所に住むお母さんや妊婦さんを安全な地域で受け入れている団体です。
そこでかかった費用は東京電力に請求するとのことです。
 
チェルノブイリへのかけはし:こちらはチェルノブイリ事故でボランティアを行った方たちが
同じく原発事故で被害を受けている方を受け入れています、
電話での相談も受けているので、心配な方は相談してみるのも一つだと思います。
 
 
少し前にMaximilianoさんの記事を転載させていただいたが、
福島県では基準となる数値を引き上げ、直面するであろう面倒を減らし、
未来にそのツケを回そうという試みが行われているそうだ。
ある小学校では風評被害をなくすためにと地元の牛乳を給食に出すという行為が行われたと聞いた、
原発とは関係のない子供たちが被害に遭うのは間違っている。
お母さん達の中には子供を守るために安全な地域に一時疎開をしようとする
勇気のある方もいらっしゃるのに、"自分だけ助かろうとしている"、"逃げようとしている"など、
精神的負担をかけて疎開を阻止する方もいると聞いた。
 
また、この事故がきっかけで家庭崩壊が起こっている家族もいると聞く。
放射能に関しては女性の方が敏感に反応するのか、妊婦さんやお母さんはできるだけ安全な地域に身を潜めたいのに、旦那さんは政府の出す情報を信じて自分の家族が危険を感じていることが分からない。
 
私は無力で現在の事故収束に駆けつけてお手伝いする技術はなく、
飛んでいった放射性物質をかき集めて環境を元に戻すこともできない。
でも、知っている限りの情報を公開するお手伝いはできる。
 
 
東京電力と社会のつながり
政治には選挙に参加する程度の私だが、今回の政府が発した情報にはかなりの不信を感じた。
放射能が危なくないわけは無い。
インターネットで調べる限り、日本語サイトではほとんどが確率的な話や
喫煙と比較した病気の話を例に挙げて安心を歌っていたが、誰が信用できよう?
 
実際、東京電力はいろいろな方法で情報を操作できるだけの力をつけていたことが発覚した。
マスメディアには広告費として、
東京大学には研究費として、
政府には天下り受け入れ先として、
東京電力にとって不利な情報を流せない状態を作っていた。
 
原子力による日本の電気消費量は3分の1程度、
皆が3分の1ずつ節電すれば、原発は必要なくなる。
 
こういった事実をまるで原発なしには生活が成り立たないなど
依存性を宣伝し続けてきた推進派の方々、そろそろ罪深さに気づかなければなりません。
発電所の稼動率を考えても原発は無くても十分電気はある、
もし、将来足りなくなってもそれを埋めるのはゴミ問題につながる原発ではなく、
孫正義氏が投資した風力発電や火山帯を利用した地熱発電などで
間に合わせていける社会を実現すべきだと思う。
 
 
無い頭を使ったのでちょっと休憩。
 
今日は東電の免責が有りうるなどというニュースを見た。
宣伝費や研究費、十分給料をもらった定年暇で何もすることが無い親父の給料を払い続けている企業に
被害を受けた私達が無いお金で肩代わりする必要は全くありません。
 
では、どうようにしてその意思を反映することができるか?
以前にもMaximilianoさんの記事から転載させていただいたが、
河野太郎氏のHPにて、その具体的な方法が書かれているので参考に。
 
一人でやっても意味が無いと、ゴミの分別や節電のできない方が多かった。
でも、一人ひとりが気をつけていけば、その声が一人また一人と増え続けていけば
最終的には皆になるんですよ!
 
 
母の知り合いに原発反対運動をしている方がいる。
東京電力の株を買って、株主として話し合いに行ったことが何度かあるそうだ。
しかし相手にはされず、今回の事故に至る。
彼女曰く、"今の世代が怒って原発反対を訴えなくては駄目よ!"
 
核廃棄物の問題も解決策が無い。
 
こんな恐ろしいものを、それでも続けていこうと考えますか?
 
 
ソースとしてこちらのサイトも参考に
中部大学の武田邦彦教授の原発に関するお話
 
 
イタリアとノルウェーの電気事情を少々・・・
イタリアは原子炉こそあるものの、チェルノブイリの事故後に行われた国民投票により
停止が決まり、現在もそのままである。
電気は隣のフランスから買うことにより、供給が可能であるが、
電気代は日本よりも高い。
また、電気料金の設定も少々変わっている。
深夜0時以降は電気料金が安くなるそうだ。
 
そんな電気事情の改善に停止中の原子炉を再稼動させようという案があり、
近々国民投票により決定されるが、停止が続行されることは目に見えている。
つまり、イタリア人は高い電気代を払っても自分達の陣地内にリスクを持ち込むことは
したくないという意見。
 
ノルウェーには原発は無い。
フィヨルドという地形を利用した水力と潮力発電で間に合っている。
私には理想の自然エネルギーを利用した発電方法だが、
人口が少ないとはいえ、オール電化の家がほとんどの国で
こういった電力供給ができることは、私達も見習わなくてはならない。