もうすぐカルネヴァーレという、恐ろしい行事がある。
それ以降、復活祭まではコーヒー、甘いもの、人によってはお肉などの嗜好品を
控えるのが良いクリスティアンなんだそうだ。
実際、観光客から小銭をちょろまかしているバールのおばさんも
コーヒー断ちして復活祭を待つ。
伝統的なカルネヴァーレの御食事、左からラザニア、豚の血入りのチョコレートソース、揚げ菓子キャッケレ
注)地域や家庭によって異なる
カルネヴァーレの日は、仮面舞踏会のヴェネツィアが有名だが、
南でもそういった変な衣装を身にまとって、"冗談"という名のとんでもない悪戯をして回る。
卵、小麦粉、髭剃用の泡など、手当たり次第にぶつけてくるので、
見た目が弱そうな私は外出厳禁な日だ。
最近のニュースではナポリ近郊の街では、
この日に限って仮面を被ってはいけないという法律が発布されたとのこと、
どさくさに紛れて犯罪も行われるので、そういう方向に話が進んだのだろう。
週末、久しぶりにカルメンのアパートに行こうと思ったものの、
豚インフルエンザに感染しているとのことだ。
10日程お仕事を休み、治りかけらしいが、
私にはノルウェー旅行がある、抵抗力が人より高めとはいえ、
ウイルスのお持ち帰りは避けたい。
そういうわけで、隣の騒音と空かずの台所のために
コーヒーすら飲めない日曜日の午後を一人アンニュイに過ごしている。
ここで聞こえてくる言葉がフランス語だったらなぁ・・・。
Fine day
2月でも水遊びを楽しむのはカミッラだけではない。
水に浸かった牛さん。
水に浸かるのが大好きな牛さんだから水牛というのか?
水牛牧場に行ったっけ・・・。
すぐに牛さんと仲良しになれるアントニオ、
流石、動物のお医者さん。
牧場の敷地内には酪農工場とカフェがあり、
美味しい乳製品をその場でいただける。
このたびはイチゴとバナナのヨーグルト、
リコッタチーズとオレンジジャムを注文した。
甘さとフレーバーの調節が絶妙で、
繊細な気配りヨーグルト職人の心意気を感じる。
売店ではチーズを初め、アイスやプリンなども販売していた、金額表示がないので私はぐっとこらえた。
牧場の駐車場から
サレルノ方面を望む。
冬の南イタリアは寂しい雰囲気がとってもポエティック:-)
おまけ
カルメンのお兄さんが営業で行く
モッツァレラ工場にて。
どういう工程で、何をしているところでしょう?