まだまだハイビスカスの綺麗な南イタリア、
昼間と夜の気温差で、皆さん風邪引いております、
飽食が原因だな。
さて、テストの期間はまだ続いているけど、
ちょっと疲れたのでナポリに帰ってしまった。
数日前のテストで教授から死刑宣告を受けたので
ちょっとだけ元気になりたくて・・・現実逃避してきた。
夕飯はブロッコリーのパスタ。
イタリアのかかと部分に当たる
プーリア州でよく食べられている
ブロッコリーをクタクタに炒め煮したものと
粉チーズをたっぷりかけて・・・。
ブロッコリーの季節でないとはいえ、
カルメンの野菜料理法でとても美味しくいただいた。
実は私、カルメンと食事をするようになるまで、野菜はちょっと苦手だったのに
今ではニセ菜食主義にまでなってしまった。
懲りずにサラダ巻き。
ふ~ちゃんのものには負けるけど。
先日まずいサラダ巻きを食べたらしく、
お口直しに作って欲しいと頼まれた。
ご飯がちょっと残ったので、
スモークサーモンときゅうりを詰め込んで
巻いてみたが、塩味が濃くなってしまったけど、これを気に入って随分食べてくれたのが、カルメンのお客さん、トーマス君。
今回のナポリ休暇ではこのトーマス君の存在に随分励まされた。
17歳で家出しているので二十歳の今も、高校に通って単位を取っているが、
親元にいるのはやっぱり嫌みたい。
私はここぞとばかりに張り切ってしまったよ・・・。
一度だけ会ったことがあるのだが、人付きの良さそうな青年だった気がする。
そして今度はノルウェー人のママの方に会えそうだ、
というのも、トーマス君には私の振る舞いがママを思い出させるそうで、
是非会ってほしいとのことだ。
西ノルウェー、オールセン出身の彼のお母様は
きっと相当な間抜けなんだろうな・・・。
元ヒッピーというのも想像に容易い。
そんなトーマス君がどうしても可笑しい
ナポリの老舗チョコレート屋
"GAY-ODIN"
北欧人なら大笑いの店名。
ODINとは北欧神話に出てくる知性の神、
そういう神様もやっぱり同性愛?!
いや、店名はフランス語らしい。
でも、12歳までノルウェーに住んでいた彼には
ちょっとショッキングなネーミングだったそうだ。
日曜日はカルメンの実家にくっ付いていき、
いつものように自然と仲良くしてきた。
老木に生えたキノコ、2,3日したら食べごろ。
家の婆さんが好きそうな"ズグシ(熟した)"の柿、生り過ぎて枝が折れそう。
カルメンはこの柿でジャム作ってたけど、すごく甘そう。
もう少ししたら、野草のチコリアや胡桃、アーモンドが取れそう。
今週は雨が降るので、次の日曜日はキノコが沢山取れそうだけど、
私はテスト前なので、行けそうもないな・・・。
再来週があるか・・・。