ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

めがね!めがね!めがね!

 
最近の日本ではメガネを掛けた男ブームらしいではないか、
だったら私もメガネ男による音楽を少々書かせてもらおう。
 
 
The Smithsイメージ 1
Ask
イタリアのサンレモ音楽祭で歌った一曲。
スミスの曲調はとってもさわやかだけど、歌詞がとっとも危険。
"夏を迎えるに当たってのオタクボーイズたちに警告ソング"というのが私の解釈だ。ブリッジのソフトクリームホイッスルより共感できるぞ、カジヒデキはお坊ちゃまだからスノッブなんだよね。
みんなヴァレリじゃなくてモリッシーに憧れる。
メガネビデオのStop meにするか迷ったけど、
こっちの方が5月にぴったりである。
 
 
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モリッシーはメガネをかけていることもある。
 
本当に視力が悪いのかは知らない、このバンドの
活動期間中はダテメガネファッションがあった気もするが、彼、物書きだし(ルクセンブルグの女性に宛てておかしな詩を書いていたのはおまえだ!)、
おしゃれでメガネをかけるようには見えないから
目が悪かったんだろうね。
 
最近スミスのビデオをチェックすると、ちょっと気色悪い、やっぱりアーランド君のスウィートなライブスタイルは彼の影響だったのね。
 
 
 
Siver Sun
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Lava
このバンドの出身地はブリテン島のどこだったか覚えてないが、97年発売のシングル。バンドの写真を載せなくともボーカルはメガネ君である。ビーチボーイズ系のサウンドと隠せないオタク男子具合は
プロモーションビデオを見れば一目瞭然。
アップしたいところだが、デジタル資料がないのでパス、残念でした。
きっとどこかの音楽ファンがYou Tubeに投稿してると思うので、興味があったら見てみてね。
音楽のジャンルは違うけど Kings of convenience の Mrs Cold のビデオと同じコンセプト、演奏中のバンドの周りを囲ってお絵かきしている皆さん、違いは室内か屋外か。
 
 
 
PULP
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Do You remember the first time
ストレートすぎる歌詞は聴いていてちょっといただけないなあって思いながらも自分の音楽アホ具合を思い出させるパルプ。
この曲の発売当時はあんまり好きではなかったのだが、
時間の経過とともに懐かしくて聴きなおしている。
 
当時は渋谷のタワーレコードで、HMVで、ヒットシングル
Common people ばかりが流れていたのを覚えている。
当時は硬派なマンク音楽に傾倒していたのでスタイリッシュで垢抜けているジャーヴィスいけ好かない存在だったんだよ~。
 
 
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ジャーヴィス・コッカー
変わりものっぱい雰囲気を漂わせながらも
90年代後半の北西部不良バンドと違って都会的で垢抜けている。
アーランドのビデオSudden Rashの監督も務めた、これがきっかけで、今こうして聴いているんだけど、大人だねー。
モテない感がない。
若きモテモテ君の悩みは"結婚"と"常識"、ファンの女の子はどう思って聴いてたんだろ?"素敵って?"
原辰則ファンと同じ心理で?
もし、ここで打ったら逆転勝ちだ!ってときに絶対打たない原君を好きだから許すって感じ?
私は桑田真澄が打たれたら打ったほうを呪うぞ。
 
 
 
The Mopets
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Refused DemoLand(アルバムFortissimoより)
久々にアルバムをだしたモーペッツ君。
スウェーデンのパンクバンド、強そうなカーディガンズの舎弟で
美男子バンドエッグストーンのハンサム見習いが彼らのイメージ。
訪問者が少ないからってこんなこと書いて、ファンがかみそりレター送ってきたらどうしよう。
 
とってもかわいい3人組、音のほうもはじけてパッション、でも地元の不良は怖いから控えめにって感じのとっつきやすいパンク。
スコットランドの本当のオタクバンド、BIS よりシャープで洗練された音はすっごくマルメサウンド、北欧のバンドにしては暗い気分にさせるようなディープなことはあんまり歌ってないな。
 
 
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バンドメンバー写真
左からドラムとトランペット担当ペッテル君、ベースのデヴィット、ギターとトロンボーン役のイエンス君
ペッテル君とイエンス君は兄弟
 
 
 
 
 
日本には98年に来日している。兄弟の方はカーディガンズクラウドベリー・ジャムのサポートメンバーとして
何度か来日しているが、日本はあまり好きではないというイメージがある。
左端のペッテル君はトランペットを演奏しているときの姿がかっこよくて大好き、
なのに、カーディガンズのピーターやタンバリンスタジオ経営者トーレ・ヨハンセンを前にすると
お顔の調子が優れない。スタジオに借金でもしてたのか?
 
 
 
 
 
The whitest boy alive
 
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Courage(アルバムRulesより)
イタリアのあるプレス紙でこのバンドのインタビューがあった。
インタビューって言ってもアーランド君はあんまり話さない、これはこの雑誌のインタビュアーもそう記している。
さて、このアルバムは非常に完成度が高く、カットすべき曲が一曲たりともない、私の古くて容量の少ないMP3の大部分を陣取っている。この曲を選んだのは最近のスミス熱、Askの歌詞に対するアンサーソングに聞こえるからだ。
心地よいピコピコ感、ギターの出だしからアーランドのボーカルと息ぴったりな曲調、がんばれ!って応援したくなるんだ~。
私はこのアルバムに出会えて高校時代の音楽アホがリヴァイバルしている。だんけ・しぇーん(ドイツ語使ってみた)。
 
 
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ああ!恐怖の心霊写真!マルチンの右腕が消えている!?
 
 
うちの姉ちゃんはもうめがねを見ただけでインターネットを切るくらい、
私のアーランドファン具合にうんざりしているが、最近読んだ去年のイタリア音楽誌に載っていたことを少々。
このバンドとはセッションするだけの予定だったらしいが、成り行きでアルバム作りをすることになったそうだ、
相方のアイリックが学位取得の勉強していてつまらなかったのだろう、
カミッラも私が勉強を理由に家にいると怒ってたもんな。
 
このバンドの電子音は70年代のテクノをお手本にしているそうだ、シンセサイザーも年代物を利用している
なるほど、これだから"テクノはクラフトワーク"と決め込んで、
このジャンルにおいて、少々排他的になっていた私にも惚れさせるほどの音があったのね。
 
アーランド君は家賃の問題でベルリンに住んでいるそうだ、
ロンドンは家賃も物価も彼にとっては高過ぎるそうだが、あんたそれでもスター?
オスロのトラムで節約を自慢していた学生のように実は結構しまり屋?
 
インタビュー最後はアーランド君へイタリア人の好きな究極の選択、
"セックスとライヴ"、一つを取ったらもう一方は一生できなくなるとしたら
どちらを取るか、わかりきっている答え、ライヴを選択していた。
 
しかし、ドラムの男(右端)よく見たらテクノカットじゃん。
電気グルーヴで言ったらまりんみたいな役割か?
 
アーランド君お気に入りの最近(ここ2,3年)のメガネ、モリッシーが掛けてたやつと同じだ!
 
これが原因でテスト後はナポリでメガネ屋の梯子だ。
昔、着用中のコンタクトが割れて痛い思いをしたので、一生メガネ女でいい。
 
 
めーがねの中、3秒間だけ僕らは~突然恋をする~それですべてわかるはずさ~!