ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

Nor(北への)Way(道)への招待

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工業地帯の看板?

トロールのお誘いに乗っかって初めてのノルウェー

カミッラにいつものように遭遇し、
以前から誘われていたノルウェーの彼女の自宅に行くことにした。

大学のテストを満点でパスし、
バイトの契約期間もちょうど切れた8月にノルウェーへと旅立ったのだが、
自然をなめていた。
スカンジナビアは大好きで時間があれば旅行していたのが、
冬でもかなり温暖なスウェーデン南部のスコーネ地方と同じ感覚で
長袖をたった一枚しか用意してこなかったのは間違いだった。


彼女の住む首都オスロ近郊のアスキルという街は8月なのに夜になれば息も白くなる上、
この年の夏はレイニーサマーだったこともあり、半そででいられる時間は
晴れた日の昼間に限られ、着いて早々H&Mでパーカーを購入。


一ヶ月も滞在したものだから、9月に近づくにつれ毛糸の上着
終いには重いジャケットまで買うはめになった。

ノルウェーの店先で驚いたのはスウェーデン製品のないことであった。
H&MやIKEAなどのスウェーデン系チェーン店は見かけるものの、
スーパーなどでは国産品を扱っていることがほとんどのようだ。
例えば、"ゲイシャチョコ"で知られるスウェーデン、ファッツェル社(フィンランドだったか?)のスウィーツやデンマークでよく食べられるデーニッシュパイ、シナモンロール(スネイル)など、当時のオスロでお目にかかることはほとんどなかった。
そのかわりにコーヒーのお供には”ボッレ”という名の しょうがの効いた小さなパンやマフィン、カラスムギとレーズンのアメリカンクッキー、にんじんのケーキが人気。

どれもアメリカにいったことのある人にはおなじみのものだ。

食料品店も野菜がパックに詰められているのをみると、なんとなく食欲がなくなる。
全く同じ形の玉ねぎやピーマンが3つづつ、ビニールにかぶさっている様子には違和感をおぼえた、そしてナスがない!

ナスは主に外国人経営の輸入食品店で手に入るらしい。
確かにこんなに寒いんじゃナスは育たないよな。