ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

サンレモ裏音楽祭 Quinto Giorno


洋楽ファンとしては、イタリアで外国の音楽を聞ける貴重な時間は
土曜の午後にやっているTop of the popsという番組か
夏に行われていたFestival bar、夏になるとMTV主催のコンサートで
チェックできますが、自分の趣味にそぐわないものも多く、
特にTop of the popsに毎週のように出演してライブするような
外タレは主な市場がイタリアという自分の国でも
あまり売れていない人がほとんど。

もちろん、♪ドン・ゴーアウェー ドン・ゴーアウェー アレハンドロ~で
有名なレディががさんとか、
太鼓叩いたり、ハーレーでファンに
追いかけられるビデオで有名なジェニファーロペスさんも大人気ですよ。

それでは、ソフトなものから行ってみましょうか?

まずは、アメリカの子役アイドルだった
ジェス・マッカートニーから

“Because I♡U”
Because you live
Jesse McCartney

サンレモ出演経験もありジェッシーの名で知られている彼、
スウィートなルックスなので、私もないしょでカレンダー買いたくなるくらいですが、
♪I'm Looking for the answer で答えは出たんでしょうか?
多分♪Because you liveでしょう・・・。
 
 
“踊る!アレハンブラ”
Aserejse
Las Kectcups

スペイン人の女の子グループです。
夏になると海でやたらとかかってる陽気な音楽で
私も聞くと踊りたくなりますが、
この曲はクリスマスの商業映画“Natale in Nilo(ナイルのほとりでクリスマス)”
という、クリスチャン・デ・シーカっつーダサいコミック俳優の
くそおもしろくねー映画の挿入歌だったので
イタリアだけで大ヒットした模様。
 
 
 
“キュートな人生相談”
Bonito
Jarabe de Palo

こっちもスペイン人。
多分、スペインでは結構売れていると思う。
うーん、もしかしたら、スペイン人の方がセンスが私に近いのかもしれない。
MTVでこの曲がかかると嬉しかった!
ビデオも結構かわいい仕上がりで好きだった!
おっさんはむさいけど。

もう一曲、イタリアで流行った曲に“Depende”がありますが、
こっちはラジオで流れすぎて嫌いになった。

“お金持ちマダムと金の無心ホスト”
Army of Lovers
Lee Ryan

日本でも大人気だった一発屋アイドルBlueのメンバーソロ。
金髪スウィート系のダンカンでも
ハンサムダークスキンのサイモンでも
ギリシャ系でジャニーズで言ったら
Tokioの城島役のアントニーでもなく、
目つきの悪いきつねおじさんはイタリア女子の憧れの的だった。

歌っている内容は前回のUmberto Tozziとあまり変わらず、
“僕は君の物、君は僕の物”っつー所有感たっぷりで
ラグジュアリーなホテルで水浸しになってます。
この曲、代表曲“XDono(ペルドーノ)”で大人気で大嫌いなTiziano Ferroが
イタリア語訳したバージョンもあり。


一番人気だった時代には手帳やらかんぺんやら
雑誌のおまけ鞄になるほどだったが、
ソロとして売り出してからは、こいつが毎週のように
イタリアに来て歌っていたので、下降線をたどりつつあるのが
目に見えて少し同情した。

 
“フ~ぅ~フ~ゥ~”
Black horse and Cherry tree
KT Tunstall

だっせー、すげえだっせー!!
逃げ出したくなるくらいダサい・・・けど
ペルージアの修道院に仮住まいしていた頃、他の女子大生が一緒に歌っていた。
ナポリに戻って、アナーキーな友達がゴロワーズのタバコ片手に
“フ~ぅ~フ~ゥ~って・・・クソくらえ!”とラジオ局を変えていて
やっぱり、私と友達なだけあると思った。
この人もイタリアによく歌いに来てたな。

 
 
“無抜け面ダーク”
In The Shadow

おおおう、おおうって・・・さむた~いむ~・・・・
フィンランド出身らしいです。
みんな北欧ってオシャレって思ってる?
まりめっこのテキスタイルがどうのとか、ナチュラル系な家具が・・・なんて
北欧ではノルウェーを含め、メタル系バンドが結構な人気なんですよ!
USバージョンとかビデオに書いてあるけど、アメリカでも売れているのかもしれない。

In The Shadowとか言って、タイトル見ただけで
聴く気なくすわ。
ルナシーのEnd of Sollowとどう違うのか?
 
 
“おかしな殺人鬼”
Mudder the dance floor
Sophie Ellis Bextor

イギリス出身の彼女、女の子人気が強いイメージ、
カーディガンズのCarnevalビデオを思い出して
ちょっと嬉しかった。
イタリアの音楽祭に歌いに来ていたけど、盛り上がりはイマイチだったかな。
センスは上のやつよりずっといいです。
 
 
もっと紹介したいのですが、サンレモ裏音楽祭もそろそろお別れの時間が来てしまいました。
最後はイタリアで大人気でLee Ryanも鼻歌で歌っちゃうくらい
ビートの効いた一曲でお別れしましょう!
 
"Lady Let's go! OK!"
Don'cha
The Pussy cat dolls

21世紀にこのビデオを見たとき、感動して動けなくなりました!
現代にこんなダサい人たちが存在していたなんて!!
イタリアでも大人気ですよ!!

♪Don't you wanna girlfriend free like me!