ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

2012年はどんな年?

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寒ーい名古屋に来ています。
 
本来なら既にイタリアに戻っていたはずなんですが、
出発日を勘違いしていて、飛行機を乗り逃してしまい、
現在、イタリア行きの格安券捜索中です。
 
ところで、2012年はどのように過ごされたでしょうか?
 
年末は男子大学生が大半を占める肉体労働系の深夜勤務をしていたので、
腱鞘炎になりながらも、ちょっと嬉しい時間を過ごしていました。
 
さて、まだ2012年は終わった感じがしない私ですが、
ここで、去年のまとめを少し書きだしてみたいと思います。
 
おなじみの皆さんには、ビバリーヒルズ青春白書の総集編みたいな
貼りつけ記事なので、アホを振り返って笑ってくれる時間がない方は
飛ばして下さい。
 
 
音楽編
 
去年はAcid house kingsやClub 8など、
スウェーデンのラブラドールレーベルばかり聴いていて、
それ以外はあまり新しい出会いがなかったかも。
 
Acid house kings                  Club 8
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ラブラドールレーベルを立ち上げた本人が、Acid house kings と Club 8を掛け持ちしているらしいですが、
このレーベルの音楽、かつて大好きでたまらなかった、同じくスウェーデン出身のバンドeggstoneと
そのスタジオ関係者が持っていたソープレコードやヴィヴラフォンレーベルを思い起こさせるような
聴き心地の良いサウンドの次世代レーベルと言った感じで、発掘したときは
紀元前5世紀ごろの銅細工を遺跡で発見した時よりもずーっとうれしかったです。
 
聴き心地はいいのに、ちょっとした事にズーンとのしかかる気持ちの重さ表現が
自分の感覚とマッチしていたので、嬉しくて愛聴していましたが、
カフェ音楽と最初に書いたようにさわやかサウンド
でも耳を傾けるとドッキリなので、一人のときに聴きたい。
 
プレイリストを作ったので、お暇な人はこちらでお試しください。
別にYouTubeでいくらでも楽しめるんですが、
今回はまとめてSoundCloudにリストアップしてみました。
もともと音楽を志す人たちが自分たちの作品をアップするようなサイトなので、
音源が限られていて、リンクできないもの多数です。
 
 
The Stone Roses - Made of stone
Razika - Aldri
Club 8 - Whatever you want
eggstone - Thema versione
Acid house kings - Sunday morning
Pelle Carlberg - Clever girls like clever boys much more than Clever boys like Clever boys
Subrban kids with biblical manes - Lent a wreck 
Amanda Mair - House
Acid house kings - Heart of stone
 
ストーンローゼスは再結成もあって、久しぶりにずいぶん聴いた。
まずいのは見た目だけでなく、売り物の歌唱力にまで至っているイアンだけど、
彼のボーカルにはいつも心をつかまれてしまいます。
‘あんたは石でできてんのかい?‘って歌っている彼の切ない気持、
私がファンだから、そう聞こえるのか?
 
Razikaはノルウェー、ベルゲンの4人組ガールズバンドで、
エル・レーベルのガールズバンドを思い起こさせるような
軽いノリがいいかも。
可愛いものに反応する服飾系専門学生向けというか、
日本でも一部に人気だったようで、去年は名古屋で公演がありました。
 
KoCのFailureはもう10年以上前の曲で、
まだ洗練されていないピュアな感じといい、
マイ・ベスト眼鏡男子(ヨハンネスの次に)のアーランド君が歌っている数少ない一曲、
これ聞きながら、自分の夢に向かって頑張ろう!と、めずらしくポジティブになれます。
 
最後のAcid house kingsの曲、Heart of stoneは
私の中ではローゼスのMade of stoneポップバージョン。
リミックスバージョンをピックアップしたのは、
ネオアコ系のギターがちょっとフリッパーズギターっぽいから。
Sing along Acid house kingsというアルバム収録曲で、
このアルバムはその名の通り、カラオケビデオ付きのものだけど、
60年代風に作ったオシャレ系のセンスが面白くないんだよな・・・(音楽に面白さを求めてはいけません)。
 
 
映画編
 
去年はハリーポッターのせいで、他の映画に見向きもしませんでした・・・。
 
 
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8作あるハリーポッターシリーズの中でも
とりわけ好きな作品が第四作のこちら。
 
3つの魔法学校から一人ずつ選抜された代表生徒による大魔術大会にて、なぜか選ばれるはずもないハリーが選ばれてしまう。
死ぬかもしれないくらい過酷な競争に、
心の準備はできていないと戸惑うハリーと
嫉妬に狂う生徒たち、問題を解決していくうちに
信頼をすこしずつ取り戻していく。
 
ハリーの人並みに生きたいという気持ちが痛いほど伝わってくる一作で、
裏メッセージは”自分を信じて生きて行こう”という、
ストーンローゼスの衝撃的な思想に近いものがあります。
 
万人愛的な一面も見られるうえに、アジア系の年上女子に惹かれるという
ダメ男子具合も見せますが、これは作者によるユニバーサル表現の一つの手段だったのかもしれないと
今更ながら思います。
 
ついでに、全8作のうち、最初の4作と最後の2作はどれもどっこいどっこいの面白さ。
不死鳥の騎士団と謎のプリンスは、
ハリーの妙に強気な態度と、子供にしか見えないロンの妹に恋心を抱くシーンが気色悪くてたまりません。
ただ単に育ちすぎた俳優さんがビジュアル的にがっかりだったのかも。
 
 
記事編
 
図々しくも、去年の記事で自分なりに面白かったものを10本ほどリンクします。
 
ナポリ考古学博物館にある秘密のお部屋をレポート。
完全予約制14歳以下立ち入り禁止の展示室、
司教が隠したくてたまらない魅惑のお部屋にあったものは、
冷静に見ればちっとも面白くない幸運のシンボルでした。
 
ナポリの街角で出会った天使の彫刻を集めた記事。
南イタリアにおける美術史がよーく見える
ゴシック&バロックな天使様が一杯。
 
陰気な夕刻時のナポリをお散歩。
 
せっかくノルウェーに行って、土産がこれかい?
 
食文化についてあまり語られないノルウェー
一言で言ってしまうと、野菜が高くてまずい。
 
カミッラがノルウェーから来た!
魚料理が売りのレストランで菜食主義は
ちょっと肩身が狭い。
 
カミッラのママとノルウェー語でお散歩、
自分の言語でないけど、スパルタクスになったつもりで頑張れ!
 
別に嬉しくない肉魚出汁を使わない、キッシュの作り方。
お料理を手抜きしたい人へ。
 
 
 
・・・こんなところかな?
 
本人は一生懸命生きているつもりなんですが、ろくでもない一年だったようです。
 
 
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というわけで、私にもようやく2013年が訪れそう・・・というよりは、
夕食準備ができたのでパソコンを片さなければいけません。
今日はホウレンソウのカレーみたいです。
 
皆さま、今年もよろしく:-)