ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

サンレモ裏音楽祭 Quarto Giorno

大好きな俳優マッシモ・トロイーシとピーノ・ダニエレ


毎日眠くてたまらないんですが、それでも書き続けるのはパッションですかね?

丁度四旬節ということもあって、一緒に私の十字架を背負ってくれ!
(今、カミッラをはじめ全てのキリスト教徒を敵に回した気分・・・)

なので、今日は真面目に好きな曲しかアップしません!
もし、イタリアの音楽シーンを知っていて笑いに来ている訪問者がいたら、
今日の記事はつまんないですよ!

最初は私の敬愛するピーノ・ダニエレから!
 
“怠け者ブルース”
Pigro
Pino Daniele

このおっさんもナポリ出身です!
見た目はむさくるしい上に暑苦しくて、人生を通して

“ステキ

と、ウットリさせてくれる見た目があったことなしのおっさんですが
そんなおっさんを敬愛してやまないのは、センスの良さ。
若いころからのインタビュー映像を見ていると
彼のブルース愛と閉塞的なナポリから見た
外への憧れが全部音楽に詰まっている感じ。
よくあんな環境からこんな音楽を作る人になったと思う。

ただ、ナポリ出身がアダとなって、ナポリ以外では
ダサい歌手の代名詞的になっている。
ジジ・ダレッシオは冗談で好きと言ってもみんな笑ってくれるけど、
ピーノ・ダニエレファンであることを表明すると
周りはかなり引きます。

興味のある方はこっちの曲もどうぞ!
 
 
 
“どうして行っちゃうの?”
Come mai
Neffa
 
イタリアのヒットチャートでは人気のなかった一曲だけど、
たまにラジオでかかると嬉しかったNeffa。
この人の曲はこれと、もう一曲Prima di andare via以外は
あまり好きでない。
今回ビデオでこっちを選んだのは、
私が夢見たイタリア男性像そのものだからです。
イタリアではこの人の髪の毛の色をきんぱつといいます。

下着でいかがわしい女性たちが
ちょっとローゼスのBegging youのビデオを思わせます。
言葉選びがちょっとアーランドと似ているような気もするし、
イタリアより北のクラブシーンを知っている人という印象。



“近頃僕たち良い感じ”
Sempre di Domenica
Daniele Silvestri

日曜日はイタリア人にとって、いろんな意味で安息日であり、
大好きな人と過ごす日というイメージ。
やっぱりイタリア語を無理矢理詰め込んでいるかな?
“君はエゴイストで男性至上主義で・・・エクソシストって呼んでやる!”まで言われた
ガールフレンドともなんとなくいい感じって歌っていますが、
そのガールフレンドは“左翼政党支持で共産主義者で・・・”だそうです。
共産主義のイタリア女性は部屋にチェ・ゲバラの旗を飾るし、
タバコはゴロワーズの赤だし、服はインドから輸入されたババショップだし・・・
良い感じだけど、結構大変ですよって恋のアドヴァイスをしたくなります。

ビデオのスイミングスクール生徒、ピエール瀧かと思ったよ。

この人もこの曲以外はクソみたいなやつPranzaなんて最悪の極みなのに
イタリアでは大ヒットした。
 
 
“ラブリー”
Sei la piu' bella del mondo
Raf

この曲は私がイタリアに行くずっと前の歌だけど、
懐かしサウンドと爽やかな風を感じるベタなイタリアンポップ。
こういう気持ちで毎日を生きられたらいいんだけど。
 
 
“ベスパに乗ったら・・・”
50 Special
Lunapop

一日目で何曲もアップしたLunapop、
好きになってくれた人、いますかね?
この曲はピュアでいいですよ~。
吐き捨てるような歌い方がまだフリッパーズギターの初期っぽくて懐かしいです。
ベスパで行こうぜ!と威勢の良い曲ですが、
バイクがベスパに変わっただけではモッズ族には入れません。
 
次はトランス状態に入る“あいのうた”をどうぞ!
 
 
“あいのうた ~Lira Town Band~”
Ti amo
Umberto Tozzi
 
にしきのあきらも真っ青の“あいしてる~”をただ繰り返している歌ですが、
この曲をアナーキーな人が聞くとうつ状態に陥ります。
ふつうのいたりあじんにはすばらしいうたですが、
チェ・ゲバラのはたやいんどでつくられたふくをもっているひとや
ごろわーずのあかをすっているひとにはじさつがんぼうがめばえる
とてもきけんなうたです。
イメージ 1
チェ・ゲバラの旗(共産主義というよりアナーキーの印)

イメージ 2
ババショップではないけど、インド系服屋などで売られている鞄
 
 
イメージ 3
ゴロワーズの赤、何故かアナーキー学生が愛煙しているタバコ銘柄

全部聞いてトランス状態になったところで
そろそろ失礼します。
次回はイタリア(だけ)で大人気の海外アーティスト部門の発表です。
おたのしみに~