ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

お荷物?お土産?

今回、ノルウェーから持って帰ってきたものですが・・・


初めて行ったときは、バスの回数券や電車の切符、
スーパーの袋まで持って帰ってくるほど、
すべてが新しくて嬉しいものだったんですが、
何度も行くようになると、持って帰るものは限られてきます。

一番持ち帰るのは、やっぱり新聞や雑誌。
イメージ 1
こちらは、神学校で無料配布の校内機関誌ですが、
知っている修道士の皆さん特集でした。
写真は賭け事で散財した後、修道院に入ったガブちゃんと
糖尿病のヨーナックレ、憧れのホーヴァルのドメニコ修道院
若者トリニティです。

ホーヴァルのインタビュー付きで、
修道院生活が決して息苦しいものではないという
強い主張と静けさの中での精神生活について語っていましたが、
庭仕事の最中にブレッドベッドの教会に行きたくないとボヤいていたことは
この私がしっかり聞いた。
ゴシップ地獄耳を持つ東洋人が、片言ノルウェー語の間抜け面が
まさか、そんなつぶやきをキャッチしていたとは、
想像もしていないだろうと思います。
 
 

無料配布の新聞や冊子ばかりを持って帰っていた私ですが、
今回は勇気を出して、本を買いました。

イカップルの編み物の本です。
イメージ 2
ノルウェー内陸部のセーテースダルという地域の伝統柄を用いた
セーターとアクセサリーの本ですが、
中の写真が凝っていて、写真を眺めているだけでも楽しいです。
(中身は、後々お知らせします)

ノルウェーの本は物価に対して安めに感じます。
しかも、時期的に安売りがあるので、セール中だったこの本を買いました。
オスロ大学の本屋でもかなり興味深い本が
手頃な金額で買えるので、学生には優しい国だと思いました。

私はイタリアで一番浪費したのは、本です。

現在荷物整理をしていますが、古代に関する本は必要が無くなったので
古本屋に売りに行ったところ、考古学部では既に使っていない本ばかりで
受け取ってもくれませんでした。
何がひどいって?
たったの4単位のために、3,4冊の本を読むのは当たり前で、
写真も図面もない美術史の本をこんなに読んで、
参考資料用の写真付き本まで買う嵌めになったのに
現在の考古学部は、同じ内容で12単位も取れます。
科学も4科目しっかり勉強させられたのに、
今はプログラムから無くなったそうです。

クソ真面目にテストに受かった私はバカか?

ホーヴァルだけでなく、私もここでボヤいときます。
 
 
さて、他に持って帰ってきたものは・・・・
イメージ 3
5月17日の憲法記念日に付けるピンバッジ。
スーパーで安く買えます。
右のマーガレットは去年のもので、
憲法記念日後に店から一斉に消えたものを
死にもの狂いでスーパーめぐりをして手に入れたものです。
イベント後の半額セールを待っていたけど、
そういう安売りはないようです。
イースターやクリスマスグッツは結構あったのに・・・。


そして、洋服と靴。
イメージ 4
こんなに買っちゃって大丈夫?
なんて、私のお財布の心配をしてくれました?
(部屋の中にジャガイモが5キロ転がっているのは無視してください)

ご心配なく!

これ、全部道端で拾ったものです。

ごみ箱の横に散らかったきれいな模様、よく見たら
服と靴の大量投棄だったので、いただいてきました。

服は全部、Sサイズですが、北欧のSは何とか着ることができます。
でも、胸のあたりがスカスカという悲しい現実を突きつけられました。

靴は私のサイズ!
ご覧のとおり、私は恐ろしい大足女なんで、
自分サイズの靴を見つけるのはとっても難しい。

思わず、Daft Punkのゲット・ラッキーを口ずさみたくなります!


それから、灯台メモ帳
イメージ 5
nilleという雑貨屋で、カミッラが見つけたので、
私も欲しくなって買ってしまいました。

すっかり灯台マニアになった私には、薄暗い夏休みの雰囲気が味わえる
とってもキュートなメモ帳です。

こういうメモ帳に“冷蔵庫のきゅうりを食べるな”とか
“トイレットペーパーは自分で買え”とか・・・でなくて
“オーブンにあなたの好きな夕食用意したわ、それ食べて待ってて”
なーんて、いつかは同棲するかもしれない
メガネのダーリンに焼き豆腐を用意したことを
知らせるために使えたら幸せなのに・・・。
 
キャー!!


・・・言葉を失くしてしまった皆さんのために
ステキな灯台の写真を用意しました。


オーレスンの裏手にある灯台
イメージ 6
沈みゆく太陽を見ているゲイカップル付き。



こっちは、アールネスの木造灯台
イメージ 7
結構な高さがあるので、開放されてて、中に入っていたら
地獄の階段上りが待っているのが想像できます。
 
他に持ち帰ったものは、いつもの歯茎タバコ、スヌースとコーヒーです。

イタリアから持ち帰るものも、
中世時代に関する考古学資料より、
ノルウェーで集めた新聞の切り抜きの方が多いのが
私のイタリア生活を物語っています。

自分は一体どこに、何のために留学していたんだろう?

すっごく…虚しいです。