ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ピグ郎ちゃん通信

アパートの同居人たちは秘密主義なので、挨拶以外はほとんど言葉を交わすことがありません。

 
同じ部屋を使っている若い子だけ、たまにお天気の話や
自分の体調不良を訴えくれる程度で心を通わすのは本当に難しいです。
 
そんな中で、グルジア人ニュースを届けてくれるのは
お菓子作り名人のピグ郎ちゃんです。
 
ヨーロッパ人には珍しいくらいの大巨漢なピグ郎ちゃんですが、
先週、大家の恐ろしい話を分けてくださいました。
 
大家は家に二人のグルジア人を家政婦として雇っています。
 
雇っているといっても、もちろん書類など書きません。
 
彼女たちは不法で不当な金額で働かされていますが、
労働許可をとるための足掛かりにしているので、
ある一定のお金がたまるまで我慢して働きます。
 
そんな大家の下で住み込みで働く女の子マリア、
仕事中に首を掴まれ、床にたたきつけられそうになり
それに抗議したら今度は、首を絞められたそうです。
 
恐怖ですぐにタクシーを呼び逃げたそうですが、
タクシーの運転手に不審がられることを恐れたのか
車代を出すと言い出したらしいですが、
マリアは受け取らなかったそうです。
 
その暴力的な大家の話はすぐに、同じ町で働くグルジア人の間で広まり、
同居人とその友達が大家に謝罪を求めて呼び出すと、
大家はしらを切り続けていたので、頭に来た一人がしつこく文句を言い続けると
その人のクビも絞めたそうです。
 
大家の態度は前々から問題で、私の部屋にノックせずに入ってきたり、
下水にはまった箸を私に投げつけてきたりと
頭に来て家出したり、しばらく無視したり、警察に相談に行ったりしたこともありました。
 
先日、母親が亡くなったことで、許した部分もありましたが、
それでも許される行為ではありません。
 
“働きたくないなら、出ていけばいい、代わりはいくらでもいる”
 
大家がそういったのは想像できます。
 
今まで、3か月以上、大家の家で働いた人は少なく
日曜日に暗い顔して、私のアパートで食事している姿を見ています。
ついでに、以前働いていたグルジア人の老婦人は自殺までしているそうです。
 
 
 
 
モンクちゃん深夜の出来事通信、近所のテロ?
 
イメージ 1
家のアパートの前に着けてあった車が炎上。
 
夜中の二時頃、勉強を終えてトイレで寝る準備をしていた私、
大きな風船が割れるような音と、オレンジ色の閃光を見たので
ベランダに出ると、車が炎上しているではありませんか!!
 
持ち主らしき人が慌てて叫んで、近所の人から消火器を借りてかけていましたが、
火が消えずに消防車か来るのを待っていました。
イタリアは縦列駐車で路上にぎりぎりに止めるので、
前の車の後部座席も焦がしましたが、ガソリンに引火する前に
消防車が来て、鎮火されました。
 
私は戦闘機が間違えて爆弾を落としたのではないかとさえ思いましたよ。
 
 
イメージ 2
救急車は結構待つのに、消防車は5分後には到着。
 
警察もたくさん来ました。
 
さて、出火原因は何?
 
 
 
おまけの話
 
大家に罰金などの刑を科せるべきだと、いつも思います。
家賃を払い、それを糧に生活している大家は
私たちのアパートをキャバクラを勘違いしているのか、
グルジアの悪口を言って、女の子たちを怒らせます。
新大陸に対して、税金が少なく、成功して金持ちになれるなどの
憧れを聞かされるたびに気分が悪くなり、また、日本に対する良いイメージ
“女は男の下で慎ましく暮らす”そんな話を聞くたびに
吐き気を覚えるので、私は部屋の鍵を締め、電気を消して
ひたすら、大家が帰っていくのを待っています。
 
出ていかなくてはいけないので、被害届を出すにはタイムリミットが迫っています。
私が大きく出れる部分は家賃収入脱税に関する法律です。
既に何度か財務警察に相談に行っているので、
私が被害届を出すか、出さないかにかかっていますが、
滞在許可証を持っていない同居人に被害が及ぶことを考えると、
話は進みません・・・。