ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

東京都知事選 新知事はどんな人がいい?

とうとう都知事選の投票日がやってきます。

 
私は都民ではないので、選挙に参加することはできませんが、
もし、東京都民という方がいらしたら、ぜひ選挙に行っていただきたい。
 
誰がなっても同じと思っている人も多いと思いますが、
 
2011年3月11日の東日本大震災をお忘れですか?
 
原発の爆発により、故郷を追われた人たちをご存知ありませんか?
 
その後、日本の影に隠れた部分が出てきて
住みにくい国になりつつあることにお気づきでしょうか?
 
 
私はそんな日本を東京から変えていくという公約を持つ
宇都宮けんじさんに興味を持って、演説や討論会をチェックしています。
 
多分、これからの日本をどうでもいいと思っている人は
このビデオを見る時間の方が惜しいでしょうか、
聞き流してくださるだけでも、どれだけ真面目に一市民の生活を
守ろうとしているかご理解いただけると思います。
 
まともな人がトップに立ってくれるという期待に嬉しくなります。
 
内容を簡単にまとめてみました。
 
テーマは生活者の目線。

1、住みやすい東京を作るため、労働者の権利を確立する。
ブラック企業や正社員採用をしない企業だけが儲かり、
ワーキングプアを増やした社会にストップをかけ、
将来に希望が持てる労働環境を作る。
ブラック会社を東京から廃絶する。
 
私は高校生の頃から、アルバイトでいろいろな仕事をしてきましたが、
労働基準法を守っていない会社が多すぎます。最低賃金が安いのも問題です。
 
少し前に大阪で30歳の女性が餓死した事件をご存知でしょうか?
 
以前、日本の若者が陥る負のスパイラルという記事を読みました。
そこでは、期間満了で派遣先から解雇され、
すぐに生活費に困るため、雇用の多い会社に再就職するが、
そういう会社は辞めていく人が多いブラック企業がほとんどで
体を壊して、会社を辞め、仕方なく日雇いでなんとか食いつないでいく
その日暮らしが始まるが、前の仕事のストレスや疲労から
精神、肉体的に体が持たずに亡くなるという恐ろしい傾向について
書かれていました。
 
もっと怖いのは、この話が“もしも・・・”の話ではないことです。
 
 
2、認可保育所を増やし、待機児童をゼロにする。

子供がいるから、外で働けない。
また、子供が欲しいけど、会社を休めないから作れない。
そんな問題を解消するには、今のところ保育所でカバーすることが理想的です。
 
北欧の大学パンフレットやサイトを見ると、
保育所案内が必ず載っています。
オスロ大学にも保育所が併設されているので、学生でも安心して子供を育てることができるようです。
 
 
 
3、家賃の援助。

収入により、都が家賃を援助し、人間らしい暮らしを送れるようにする。
 

4、来るべき震災に備え、耐震工事、不燃化工事を援助し、
東京湾の安全対策を千葉、神奈川と伴に取り組む。
 
森田健作に働きかけていただきたい。
大福山のふもとに核廃棄物捨てたら、地震が来たときに
被ばくする可能性を示唆して、辞めさせてほしい。
 
 
5、原発再稼働、輸出反対。東京都は東電の株主なので、
廃炉を提案し、自然再生エネルギーへのシフトさせる。
 
 
 
6、原発被災者への支援。

東京のホットスポットや食品検査、規制を厳しくする。
 
松本市では、菅沼市長により、すでに給食の放射能検査が行われ、
安全な食材以外は使わないことになっています。
東京にもホットスポットがあるので、せめて内部被ばくを減らせるように
特に学校や病院はノーベクレル食品を提供していただきたい。
 
 
7、いじめのない学校づくり。
君が代、日の丸を強制しない。
30人学級にする。
 
思想を学校単位で押し付けたりするようなことから発生する
教師間のストレスを失くすことに力を注ぎたいそうです。
地域によっては、日本で生まれた在日の方たちもいらっしゃるでしょう?
彼らにとっては、かなり辛い問題だと思います。
個人的に天皇陛下なんて上品なおっさん程度にしか思っていないので
君が代なんて意味不明な歌は歌いたくありません。
 
国歌は歌いたい人が歌えばいい。
 
イタリア人が国歌を歌えない人が多く、サッカーの国際試合でも
選手たちが口を閉じているのを見たことがある人、多いと思います。
 
 
 
8、憲法改正反対

秘密保全法は軍事立法の一つ。
戦争が行える国家へ向かう政府に反対し平和憲法を。
 
 
 

巨大な建物を建てたり、葛西臨海公園の競技場建設に反対。
自然環境破壊はあってはならない。
皆が歓迎できるオリンピックを開催させるため、
お金をかけずに既存の建物を利用し、選手村は被災者の受け入れをする都営住宅にする。
パラリンピック開催のためにバリアフリーの徹底を

 
 
10、カジノ構想反対
オリンピックに向け、東京に賭博場を作るという計画は反対。
青少年のためのスポーツ祭典であるオリンピックのために
賭博場を作るなんて、不健康である。
 
森田健作にもその話をしてほしい。
成田に賭博場などいらない。
 
 
 
 
11、利権、お金と決別した都政を

猪瀬前知事の献金問題を追及する。
5000万円なんて大金を平気で受け取る政治家をきちんと
追求し、罰する。
 
 
 
 
12、都民の声を聴く

都庁にこもらず、都民の声を聴くためにいろいろなところに行き、
都民の人たちと話し合い、問題を解決していく。
 
 
・・・理想的ではないですか?
 
まるで北欧式政治の実現にすら感じます。
 
現在の安倍政権では、これと全く逆の方向に進んで行っています。
 
防衛費は増やしたのに、生活保護基準の引き下げなど、生活保護を受け取りにくくし、
社会保障の予算を大幅に引き下げたそうです。
 
現在、景気がよくなったといいますが、景気がいいのは大企業の一部の人間だけで、
一市民の生活はますます困窮しているのが現状でしょう。
 
金持ちに優しく、貧乏人は死ねという政治、
これにストップをかけるため、宇都宮けんじさんが立ち上がったのです!
 
 
選挙に向けて、落合恵子さんがこんなこと言っていました。
 
“あなたの旦那さんの会社が舛添に投票するよう指示されているから、
私もそうしなければならない、そういう事情の人も多いと思います。
でも、投票ブースはきちんと衝立があって、あなたがどの候補に入れるか
見張る人はいません、投票用紙にはあなたの名前を書く必要もありません。
だから、誰に入れたか聞かれたら、舛添に入れましたと言って、
実際には、あなたが応援したい候補に入れればいいんです。”
 
まさにその通り!
 
 
 
おまけの話。
 
気になる候補、田母神俊夫。
 
アニメオタクが怖いから、あまり書けませんが、
討論会では、もう、面白すぎて・・・・。
 
 
UFO好きの私には、オカルト自衛隊として、前々から気になっていたんですが・・・・
 
 
先週の4候補討論会では
 
原発で死んだ人はいない。”
 
“福島は安全、すべての人を元の土地に戻すべき”
 
“私は科学者と半年間勉強したから、原子力のことはよく知っている。”
 
 
うーん・・・いつもだったら怒るところだけど、
真顔でそんな根拠のない話をする様子が
いつもスーパーの出口から入り、“ここが入口だ”と全く疑わずに
人の流れとは逆に店に入って行こうとして迷惑をかける
うちの婆さんを見ているようで・・・。
 
“国力を上げるために、防衛費に力を入れる”
なんて言っていましたが、軍隊持ちたい思想がもう、ジジイの寝言にしか聞こえません。
 
“宇都宮さん、原子力の勉強、科学者ときちんと勉強したほうがいいですよ。”
なんて、おせっかいなアドバイスまでしてました。
 
宇都宮さんは、頑張って笑いをこらえていました。
 
そんな心優しい宇都宮さんがぜひ、東京都知事になって、
私たちに希望の光を照らしてくれることを願ってやみません。