ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ポスト・ハラム

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ノルウェーオスロのフログネル地区にある集団墓地です。
 
もうすぐ、アイドル修道士ハラムの一周忌にあたります。
 
大好きな修道士さんだったけど、私はほとんど話もしないまま
亡くなってしまいました。
せめてお墓参りをしようと、教会関係者に場所を聞きだして
行って来ました。
 
 
 
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お前ら、何しに来たー!って声が聞こえてきそうなハラムのお墓。
 
石に彫られている盾の形をしたものはドメニコ修道会のマークだそうで、
他にも同じマークのお墓が並んでいました。
 
墓地の敷地が広いとはいえ、地図を見れば、どの区画にあるかは
わかるので、見つけようとすればできたのですが、
いつものカミッラの悪い癖で、誰かから聞きだそうとしたがために
一日では見つからずに、2回行きましたよ。
ハラムがアイドルなのは、ごく一部の人たちだけと、
早く認識して欲しいものだ。
 
お墓を探している間に、土を掘り返したような跡があって、
その大きさが棺おけサイズ、最近亡くなった方のようです。
土葬がほとんどなので、こういう風景はかなり恐怖です。
 
子供のお墓には鳩の彫刻や、かわいい天使が彫られていたり、
本の形をした墓石やお地蔵さんの代わりに天使さんがいらっしゃったり、
キリスト教らしく、碇や魚の絵が彫られている中世的なもの多数。
 
男性の墓にはハンマーの彫刻も結構あったので、
それがキリストの職だった大工を意味しているのか、
北欧神トールのシンボルか、
それとも古代世界の男性副葬品と関係しているのか、
興味深くて随分長居してしまいました。
 
確かに私はマカブル・テイストですよ。
 
 
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修道院に飾ってある、何十年前の写真。
 
フィヨルド横断フェリーの上で、コーヒーを飲む修道士さんたちです。
 
今月はハラムの一周忌がキャンプがあるそうで、
亡くなった場所でファンが集まって死を分かち合うのだとか、
書いてもいないレシピ本を勝手に公開されているカミッラも
参加予定で、私まで数にいれてましたが、
現在、テスト勉強中で滞在許可証延長期間なので
イタリアを出るのは、難しいです。
 
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ハラム修道士と唯一、接触が許されていたドメニクス修道院
ミサの後にうろうろしてたら、こんなもの見つけました。
 
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の、呪いのわら人形?!
うしの刻参りを知っている人が見たら、とっても危険で縁起が悪そうなオブジェです。
 
 
 
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司祭さんの衣装の一部。今日は誰が使ったのかな?
 
 
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この教会のベネディクト16世、ファーテル・アルネ。
トマス・アクイナスの教えを直球で唱え、
フェイスブックのログインを取ったハラムに拷問をかけた疑いがある
中世修道士なんですが、写真撮影には、にこやかにうけてくれました。
 
あの白い衣装の毛玉が気になって仕方なかった上、
下に青いストライプのシャツと、黒いズボン履いてました。
やっぱり寒いのか?
 
カミッラは家を長く空けるとき、この方に家のかぎと
植物の世話をお願いするそうです。
・・・実は結構お世話焼きさん?
 
本来だったら、この人が修道院長を任されるべきなのに
なぜか、去年やっと司祭として認められたハラム派のホーバル神父が
任命され、ノルウェー教会派閥から目が離せません!
 
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ミサのあとにインド人と戯れるボーバル神父。
 
ミミズクヘアの神父さんはオックスフォードで神学を取得しているそうですが、
そのときの寮生活について謎が多いので、ホグワーズに行っていたという
変な噂も耳にします。
ついでに割礼したことも知っている・・・そんな情報ミサでイチイチ流すな!
 
ハラム派だけあって、時代にあった信仰心を唱える方ですが、
趣味はハーレー・ダビットソンでツーリングだそうです。
・・・私を後ろに乗せてくれ!
 
オスロの教会はベトナム人がほとんどですが、
東洋人にうんざりすることなく、
見た目が怪しい浮浪者風の私にも挨拶してくれました。
 
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トロンハイムから来た司教さん、女性の歯茎煙草が衝撃的だったようで、
カトリックの男女差別について考えさせられました。
 
結構若い信者さんがいて、司祭候補のかわいい男の子達が
気になるんだよね・・・。