ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

泥棒と猫

昨日カルメンのアパートに泥棒が入った。
 
被害は香水の試供品が沢山入ったポーチのみ。
 
カルメンの寝室にある箪笥の引き出しが引っ掻き回されて
机にあった引き出しも半開き状態、
玄関にはカルメンのアクセサリー類の入ったせんべいの箱が
置かれ、その中のネックレス一つが床に転がっていた。
 
犯人は見つかっていないが、カルメンの飼っている猫の立てた騒音が
泥棒を追い払うきっかけになったのではないか?というはなし。
 
こちらの猫、シャルマンド君は遺伝的に耳が聞こえないので
たまに大げさなアクションでほか猫ちゃんを驚かせたりする。
とりあえず、泥棒を追い払った猫ということでカルメンから感謝のオヤツを与えられたが、
他の猫だったらどうする?
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カルメン上の階のアパートも同様に荒らされたが
盗まれたのはシャネルの香水瓶一つだけ。
カルメンの寝室は箪笥一つがひっくり返された程度で済んだが、
こちらは寝室全てが荒らされたそうだ、ベッドのシーツまでめくられていたとのこと。
 
・・・泥棒は単独犯か、多くても2人組、荒らした部屋は寝室で
犯行想定時刻が空白の午前10時~午後2時、
この時間に住人及び同じ階に住む人たちがいないことを知っている人物である可能性が高い。
 
盗まれたものから金銭目的でなく、プロでもない、突発的な盗みというイメージを受けるが、
上の階の住人宅は一部屋まるまる荒らしにあったのに、
カルメンの寝室は箪笥一つに逃げながら持ち去ろうとしたネックレス入り
せんべいの箱が玄関に置かれたままだった・・・
きっと猫の出す騒音に、人の気配を感じて逃げていったのだと思う。
 
情報集めは翌日も続き、建物の一階には管理人的に人の出入りを確認している二世帯があり、
昨日の状況を聞きだすと、浮上してきたのが建物の階段と廊下を掃除に来る清掃員の存在だった。
確かに、清掃員の方々なら午前中の人のいない時間を見計らうことは難しくない
しかも、犯行推定時刻は彼らが清掃を行っていた時間とあっている上、
インターフォンを使って在宅確認もできる・・・。
 
はっきりと犯人と決まったわけでもないが、
彼ら、一度も挨拶を交わしたことが無い上、たかが階段掃除に5,6人もいらっしゃるので
新手のシェア・ワーキングか?とさえ思ってしまうほど。
 
人を裁くな、疑うな・・・ナポリはちょっとした人の出入りを確認するために
挨拶することによって、近隣住民とのかかわりをきちんと整理する傾向を感じる、
危険な街だからこそ、こういった基本的なことが重視されるのだ。
 
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それでも夕飯は美味しかったけど
しばらくショックから立ち直れそうに無い。
ナポリ、怖いよ~。
 
 
 
 
 
フランス系のカルメンに合わせて
ヴェルサイユの4人組Phoenixを!
 

 
 
 
Phoenix
Consolation Prize